【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
→詳しいプロフィールはこちら
「冬になるとお風呂の床が冷たくてつらい…。」
「床だけ直すことはできますか?」
「ユニットバスへ交換した方がいいのでしょうか?」
このようなご相談をいただくことがあります。私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。
その中でも、築20年以上の住宅にお住まいの方から「冬のお風呂が寒い」というご相談を数多く受けてきました。
結論から言うと、部分的な補修で済むこともありますが、古いお風呂は、ユニットバスへ交換すると快適性・安全性の面でおすすめできるケースが多くあります。
今回は、お風呂の床が冷たい原因と、交換を検討する目安についてご紹介します。
タイルのお風呂は床が冷たくなりやすい
昔ながらのタイルのお風呂は、冬になると床が非常に冷たく感じます。
これは、タイルやコンクリートが熱を伝えやすく、室温よりも低い温度になりやすいためです。
特に築20~30年以上の住宅では、
- タイル床
- 断熱材が少ない
- 窓が単板ガラス
という浴室も多く、冬場は寒さを感じやすくなります。
ユニットバスでも冷たく感じることがある
15~20年以上前のユニットバスは、断熱性能が現在ほど高くありません。そのため、
- 床が冷たい
- 浴槽のお湯が冷めやすい
- 浴室全体が寒い
と感じることがあります。
近年のユニットバスは断熱性能が向上しており、床が冷たくなりにくい製品が主流になっています。
床だけの補修で改善するケース
床材の傷みや滑りが気になる場合は、
- 床シートの重ね張り
- 一部補修
で改善できることがあります。
ただし、「床が冷たい」という問題そのものを大きく改善することは難しいケースがほとんどです。
また、床下の劣化や水漏れがある場合は、表面だけ補修しても根本的な解決にはなりません。
こんな場合は交換を検討しよう
次のような場合は、ユニットバスへの交換を検討するタイミングです。
- 築20年以上経っている
- タイルのお風呂である
- 床が冷たいだけでなく浴室全体が寒い
- 床が沈む、きしむ
- 掃除が大変
- 段差が気になる
最新のユニットバスは、
- 床が冷たくなりにくい
- 浴槽のお湯が冷めにくい
- 滑りにくい床材
- 掃除しやすい構造
など、快適性と安全性が大きく向上しています。
ヒートショック対策にもつながる
冬場の寒い浴室は、急激な温度変化によるヒートショックのリスクを高める要因の一つです。
特に高齢のご家族がいる場合は、
- 浴室の断熱性能
- 床の冷たさ
- 浴室暖房の設置
なども含めて検討すると、より安心して入浴できる環境になります。
現地調査で原因を確認
「床が冷たい」という症状でも、
- タイルの特性
- 床下の劣化
- 断熱不足
など原因はさまざまです。
現地調査で原因を確認してもらえば、部分補修で対応できるのか、交換した方がよいのかを判断しやすくなります。
工事内容や見積りの比較方法は、こちらで詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
「床だけ直したのに寒さは変わらなかった。」
「交換したらもっと早くやればよかった。」
このような声は珍しくありません。
私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、
- 床が冷たい原因を丁寧に調査する
- 部分補修と交換の両方を提案する
- 断熱性能や安全性まで説明する
- ご家庭の暮らし方に合わせて提案する
という特徴があります。
価格だけで判断せず、住み心地まで考えた提案をしてくれる会社を選ぶことが、満足度の高いリフォームにつながります。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|寒さが気になるなら交換も有力な選択肢
お風呂の床が冷たい原因は、タイルの特性や断熱性能の低さ、設備の老朽化などさまざまです。
部分補修で改善できるケースもありますが、築20年以上経過している場合や浴室全体が寒い場合は、ユニットバスへの交換によって快適性や安全性が大きく向上することがあります。
まずは現地調査で原因を確認し、ご自宅に合ったリフォーム方法を選びましょう。
会社選びで迷う方へ
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。

※NHKでも紹介された冊子です
※累計100万部発行