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ベッドはシングル2台?ダブル1台?これからの寝室のつくり方

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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夫婦2人の寝室では、ベッド選びに悩むことがあります。

「今までダブルベッドを使ってきたけれど、このままでいい?」
「シングルを2台置いたほうがいい?」
「これから先も夫婦一緒のベッドでいい?」

50代・60代になると、こうした疑問が出てくることがあります。

若い頃は、ベッドの大きさやデザインを中心に選んでいたかもしれません。

しかし、これからの寝室では、毎日の動きや将来の暮らしも考えておきたいところです。

寝返りがしやすいか。
起き上がりやすいか。
ベッドの周りを歩けるか。
収納を使いやすいか。
将来、夫婦の生活が変わっても対応できるか。

ベッドは毎日使う家具だからこそ、今だけでなく、この先の生活まで考えて選びましょう。

シングル2台とダブル1台、どちらがいい?

夫婦2人のベッドは、シングル2台とダブル1台のどちらが正解というわけではありません。

夫婦が一緒に寝たいのか。

それぞれの睡眠を大切にしたいのか。

寝室にどのくらいの余裕があるのか。

将来、寝室の使い方が変わる可能性があるのか。

こうした条件によって、向いているベッドは変わります。

まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。

シングル2台ダブル1台
1人ずつ寝るスペース◎○
寝返りのしやすさ◎○
夫婦の距離を変える◎△
将来の使い分け◎△
寝室のスペース必要比較的少ない
夫婦で並んで寝る○◎
ベッドの移動△○

シングル2台にするメリット

1人ずつ寝る場所を確保できる

シングルベッドを2台置けば、それぞれの寝るスペースを確保できます。

寝返りをしても、相手のスペースまで気を使いにくくなります。

掛け布団も別々にできます。

「布団を引っ張られて目が覚める」

といったことも減らせるでしょう。

生活時間が違っても対応しやすい

夫婦の就寝時間や起床時間が違う場合にも向いています。

先に寝ている人がいても、もう一人がベッドに入るときの影響を抑えやすくなります。

仕事や趣味などで生活リズムが違う夫婦にも選びやすい方法です。

将来は1台ずつ使える

シングル2台なら、将来それぞれ別の部屋で寝ることになった場合にも活用できます。

夫婦の生活スタイルが変わったとき、ベッドを分けて使えるのは大きなメリットです。

シングル2台の注意点

寝室に十分なスペースが必要

シングルベッドを2台並べると、それなりの広さが必要になります。

ベッドを置けるかだけでなく、

  • ベッドの横を歩けるか
  • クローゼットを開けられるか
  • ドアを開閉できるか
  • 掃除機をかけられるか

まで確認しましょう。

ベッド2台を置いた結果、寝室が狭くなってしまっては本末転倒です。

ベッドの間にすき間ができる

2台を離して置く場合は、中央にすき間ができます。

ほこりがたまったり、物が落ちたりすることもあります。

2台を並べて使う方法もありますが、中央部分の段差やすき間が気になることもあります。

購入前に実際の寝心地を確認すると安心です。

ダブルベッド1台のメリット

寝室をすっきりさせやすい

ダブルベッドは1台で2人が寝られるため、ベッドを2台置くより配置を考えやすい場合があります。

寝室の広さに余裕がない場合にも選択肢になります。

夫婦で一緒に寝やすい

「これからも夫婦で同じベッドに寝たい」

という家庭なら、ダブルベッドが向いています。

ベッドが1台なので、寝室全体もまとまりやすくなります。

ベッド周りの配置をまとめやすい

ベッドが1台なら、ベッドを中心に収納や照明などを配置しやすくなります。

寝室をシンプルにしたい家庭にも向いています。

ダブルベッドの注意点

寝返りや振動が伝わりやすい

同じベッドで寝る場合、寝返りなどの動きが相手に伝わることがあります。

夜中に起きる回数や睡眠時間が違う夫婦では、気になる場合もあります。

将来、別々に寝ることになったときに困ることがある

ダブルベッドは2人で使うことを前提とした家具です。

将来、夫婦別室にすることになった場合、シングルベッドのように1人用として分けることはできません。

50代・60代から新しく購入するなら、

「今後も2人で使う予定か」

まで考えておくと選びやすくなります。

夫婦2人でも「別々に寝る」という選択肢

夫婦だからといって、必ず同じベッドで寝る必要はありません。

例えば、

  • いびきが気になる
  • 寝る時間が違う
  • 起きる時間が違う
  • 室温の好みが違う
  • 寝返りなどの動きが気になる

ということがあります。

こうした場合は、別々のベッドにすることで眠りやすくなることがあります。

同じ寝室にシングル2台を置けば、夫婦それぞれの空間を確保しながら、一緒の部屋で過ごすこともできます。

「一緒に寝るか、別室にするか」の二択ではなく、

「同じ寝室で、それぞれ快適に眠る」

という方法もあります。

50代・60代からは「起き上がりやすさ」も確認

ベッドは寝ている時間だけ使う家具ではありません。

毎朝、そこから立ち上がります。

そのため、ベッドを選ぶときは、

「腰掛けやすいか」
「足を床につけやすいか」
「立ち上がる動作に無理がないか」

も確認しましょう。

ベッドの高さによって、使い勝手は変わります。

家具店などで実際に腰掛けてから選ぶと安心です。

ベッドの配置は「通れる場所」を残す

寝室では、ベッドが置けるかどうかだけを考えてはいけません。

重要なのは、ベッドを置いた後も無理なく動けることです。

例えば、

  • ベッドから立ち上がる
  • ベッドの横を歩く
  • クローゼットを開ける
  • カーテンを開ける
  • 掃除機をかける

といった動作があります。

家具を配置した状態を想像してみましょう。

特にシングル2台を置く場合は、ベッド同士だけでなく、壁や収納との距離も確認することが重要です。

ベッドを壁に寄せすぎない

寝室では、ベッドを壁に寄せることでスペースを確保することがあります。

ただし、壁側に寄せすぎると、奥側のベッドに入りにくくなることがあります。

シングル2台なら、夫婦それぞれがベッドの横から出入りできる配置も検討しましょう。

毎日繰り返す動作だからこそ、少しの不便が負担につながります。

掃除のしやすさも忘れない

ベッドの下や周囲には、ほこりがたまりやすくなります。

ベッドが重くて動かせないと、掃除がしにくくなることもあります。

ベッドを選ぶときは、

「掃除機が入るか」
「ベッドの下を確認できるか」
「周囲を掃除しやすいか」

も見ておきましょう。

寝室を長く使うなら、掃除のしやすさも重要なポイントです。

ベッドだけでなく寝室全体を見る

ベッドを買い替えるとき、ベッドだけを見てしまいがちです。

しかし、寝室には他にも家具があります。

例えば、

  • タンス
  • クローゼット
  • ナイトテーブル
  • ドレッサー
  • 本棚

などです。

ベッドを大きくすると、その分だけ家具との距離が近くなります。

「ベッドが置けるか」

ではなく、

「ベッドを置いても部屋を使いやすいか」

を確認しましょう。

ベッドと収納の位置関係も重要

寝室では、着替えや衣類の出し入れも行います。

そのため、ベッドと収納の位置関係も確認したいところです。

例えば、クローゼットの前にベッドを置くと、扉が開けにくくなることがあります。

引き出し式の収納なら、引き出しを十分に引き出せるかも確認が必要です。

寝室の家具配置は、

「寝る場所」

だけでなく、

「着替える場所」
「収納を使う場所」

として考えると、使いにくい部分が見つかりやすくなります。

寝室リフォームなら「ベッドを置いた後」を考える

寝室をリフォームするなら、家具配置を先に想定しておくことをおすすめします。

例えば、シングル2台を置くなら、図面にベッド2台を入れてみます。

そのうえで、

「どこから出入りするか」
「クローゼットをどう使うか」
「照明のスイッチは届くか」
「コンセントは使いやすいか」

などを確認します。

ベッドの横でスマートフォンを充電するなら、コンセントの位置も重要です。

リフォーム後に、

「ベッドを置いたらコンセントが隠れてしまった」

ということにならないよう、家具の配置まで含めて計画しましょう。

これからの寝室は「変えやすさ」も大切

50代・60代から寝室をつくるなら、10年後、20年後の生活も少し想像してみましょう。

今は夫婦一緒に寝ていても、将来は別々に寝るかもしれません。

反対に、今は別々でも、将来は同じ寝室で過ごす時間が増える可能性もあります。

そのため、今の生活だけに合わせて家具を固定しすぎないことも大切です。

シングル2台のように、使い方を変えやすい家具を選ぶ方法もあります。

夫婦で同じベッドにこだわらなくてもいい

夫婦だからといって、同じマットレスを選ぶ必要もありません。

「硬めの寝心地が好き」
「少し柔らかいほうが好き」

など、好みは人それぞれです。

シングル2台なら、それぞれの好みに合わせてマットレスを選びやすくなります。

毎日使うものだからこそ、

「夫婦で同じもの」

よりも、

「それぞれが快適に眠れるもの」

を優先してもよいでしょう。

まとめ

夫婦2人のベッドは、シングル2台とダブル1台のどちらが正解というわけではありません。

夫婦で一緒に寝たい。

寝室をすっきりさせたい。

という場合は、ダブルベッドが候補になります。

一方で、

それぞれの睡眠を大切にしたい。

生活時間が違う。

将来は別々に寝る可能性も考えたい。

という場合は、シングル2台が向いています。

50代・60代からの寝室では、寝心地だけでなく、起き上がりやすさやベッド周りの動きやすさも確認しましょう。

さらに、ベッドと収納の位置関係や掃除のしやすさも、毎日の暮らしに影響します。

寝室をリフォームするなら、ベッドだけでなく、収納、照明、コンセント、通路まで含めて計画することが大切です。

「今の夫婦にちょうどいい寝室」だけでなく、
「これからも暮らしやすい寝室」

を考えてみてはいかがでしょうか。

リフォーム会社に相談するときは、現在の寝室で不便に感じていることを具体的に伝えましょう。

ベッドをどこに置くかだけでなく、将来どのように寝室を使いたいかまで伝えると、より自分たちの暮らしに合った提案を受けやすくなります。

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。 会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

FAQ

Q. 夫婦2人ならシングル2台とダブル1台のどちらがおすすめですか?

どちらにもメリットがあります。

夫婦で一緒に寝ることを重視するならダブル。

それぞれの睡眠や将来の使い分けを重視するならシングル2台が向いています。

Q. シングル2台を並べて使うことはできますか?

できます。

2台を並べて使えば、夫婦で同じ寝室で眠ることもできます。

将来は1台ずつ分けて使えるため、生活スタイルの変化にも対応しやすい方法です。

Q. 夫婦2人でも別々のベッドで寝るメリットはありますか?

あります。

寝返りや振動が伝わりにくく、それぞれの睡眠スペースを確保できます。

就寝時間や起床時間が違う夫婦にも向いています。

Q. 50代・60代はベッドの高さも考えたほうがいいですか?

考えておきたいポイントです。

ベッドから立ち上がる動作は毎日行います。

実際に腰掛けて、足を床につけやすいか、無理なく立ち上がれるかを確認しましょう。

Q. シングル2台を置くと寝室が狭くなりませんか?

寝室の広さによっては、狭く感じることがあります。

ベッドを2台置くだけでなく、収納やドア、通路まで含めて家具配置を考えることが大切です。

Q. ダブルベッドは将来も使いやすいですか?

夫婦2人で使い続けるなら問題ありません。

ただし、将来別々に寝る可能性がある場合は、1人ずつ使えるシングル2台のほうが対応しやすいでしょう。

Q. 寝室をリフォームするとき、ベッドは先に決めたほうがいいですか?

できれば、リフォーム計画の段階でベッドの大きさと配置を想定しましょう。

ベッドの位置によって、通路や収納、照明、コンセントの使いやすさが変わります。

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