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フローリングが浮いてきた原因は?放置してはいけない症状と対処法

【この記事は約4分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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床を歩いていると、

「一部だけ浮いている。」
「踏むとブカブカする。」
「床が盛り上がってきた。」

このような症状に気付くことがあります。

フローリングの浮きは、単なる経年劣化とは限りません。湿気や水漏れ、施工不良などが原因になっていることもあります。

原因によって補修方法は大きく異なるため、まずは原因を見極めることが大切です。

この記事では、フローリングが浮く主な原因や放置するリスク、修理が必要なケースについて解説します。

フローリングが浮いてくる主な原因

フローリングが浮く原因は一つではありません。

原因によって修理方法も変わるため、まずは代表的な原因を確認しましょう。

湿気で床材が膨張している

最も多い原因の一つが湿気です。

フローリングは木質系の材料でできているため、水分を吸うと膨張する性質があります。

例えば、

  • 梅雨時期の湿気
  • 床下の湿気
  • 換気不足

などが続くと、床材同士が押し合い、浮きや盛り上がりが発生することがあります。

特に築年数が古い住宅では、床下の湿気対策が十分でない場合もあります。

水漏れが発生している

キッチンや洗面所、トイレの近くで浮きが発生している場合は、水漏れが原因かもしれません。

例えば、

  • 給水管
  • 排水管
  • 食洗機
  • 冷蔵庫

などから少しずつ水が漏れているケースがあります。

水漏れを放置すると、床材だけでなく下地まで傷む可能性があります。

経年劣化

長年使用したフローリングは、少しずつ劣化します。

例えば、

  • 接着剤が弱くなる
  • 床材が反る
  • 固定力が低下する

ことで、浮きが発生することがあります。

築20年以上の住宅では珍しい症状ではありません。

施工不良

リフォーム後や新築後に浮きが発生した場合は、施工が原因の可能性もあります。

例えば、

  • 接着不足
  • 床材の固定不足
  • 施工時の湿度管理不足

などです。

工事後すぐに症状が現れた場合は、施工会社へ相談しましょう。

床下の下地が傷んでいる

床材ではなく、下地が傷んでいるケースもあります。

例えば、

  • 合板の腐食
  • 根太の劣化
  • シロアリ被害

などです。

この場合は表面だけ補修しても改善しません。床下まで点検する必要があります。

フローリングの浮きを放置するとどうなる?

「少し浮いているだけだから。」と放置するのはおすすめできません。

症状が悪化すると修理費用も高くなることがあります。

浮きが広がることがある

湿気や水漏れが原因の場合は、時間の経過とともに浮いている範囲が広がることがあります。

早めに原因を確認することが大切です。

転倒の原因になる

浮いた部分につまずくと、転倒する危険があります。

特に高齢者や小さなお子さまがいる家庭では注意が必要です。

下地まで傷むことがある

水漏れが原因の場合は、床材だけではなく床下の木材まで腐食することがあります。

補修では済まず、大掛かりな工事が必要になることもあります。

自分で直せるケースはある?

軽い浮きで原因が明らかな場合は、市販の補修材で改善できることもあります。

しかし、

  • ブカブカする
  • 歩くと沈む
  • 広範囲に浮いている
  • 水漏れが疑われる

場合は、自分で補修するのはおすすめできません。

原因を解決しないまま補修しても、再発する可能性があります。

修理が必要な症状

次のような症状がある場合は、専門業者へ相談しましょう。

  • 歩くと沈む
  • ギシギシ音がする
  • 床が波打っている
  • 浮きが広がっている
  • 水漏れが疑われる
  • 床が柔らかく感じる

これらは床材だけでなく、下地まで傷んでいる可能性があります。

修理方法は原因によって異なる

フローリングの浮きは、原因によって修理方法が変わります。

湿気が原因なら、

  • 床下の換気改善
  • 湿気対策
  • 浮いた床材の補修

を行います。

水漏れが原因なら、まず漏水を修理し、その後に傷んだ床材や下地を補修します。

経年劣化なら、

  • 部分補修
  • 重ね張り
  • 張り替え

など、劣化状況に合わせた方法を選びます。

原因を確認せずに工事をすると、同じ症状が再発することがあります。

リフォーム会社選びで迷ったら

リフォームは、どの会社へ依頼するかによって、提案内容や工事の品質、工事後の対応が変わります。

建設業許可・自社施工・見積り・保証など、会社選びで確認したいポイントをまとめています。

張り替えと重ね張り、どちらを選ぶべき?

床材の劣化が進んでいる場合は、フローリング全体のリフォームを検討することがあります。

方法は大きく分けて、

  • 張り替え
  • 重ね張り(上張り)

の2種類です。

どちらが適しているかは、床下の状態や傷み具合によって異なります。

それぞれのメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

→フローリングは張り替えと重ね張りどっちがおすすめ?

信頼できる工事会社に点検してもらおう

フローリングの浮きは、見た目だけでは原因を判断できません。

経験のある工事会社なら、床下まで点検し、原因に合わせた修理方法を提案してくれます。

「とりあえず張り替えましょう。」ではなく、「なぜ浮いているのか。」まで説明してくれる会社を選ぶことが大切です。

まとめ

フローリングが浮く原因は、

  • 湿気
  • 水漏れ
  • 経年劣化
  • 施工不良
  • 床下の劣化

などが考えられます。

放置すると症状が悪化し、修理費用が高くなることもあります。

浮きを見つけたら、そのまま様子を見るのではなく、原因を確認することが大切です。

信頼できる工事会社に点検してもらい、原因に合った修理を行うことで、安心して長く住み続けられます。

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