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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームが終わった後に、
「壁紙が少し浮いている。」
「建具の閉まりが悪い。」
「塗装に気になる部分がある。」
このような不具合を見つけることがあります。
しかし、「クレームと思われないかな。」「どう伝えれば対応してもらえるのだろう。」と悩む方も少なくありません。
実は、補修をお願いする時は、伝え方によってその後の対応が変わることがあります。
この記事では、工事会社へ気持ちよく補修をお願いする伝え方や、相談する時のポイントを解説します。
気になることは早めに連絡する
不具合を見つけたら、できるだけ早く工事会社へ連絡しましょう。
時間が経つと、
- 汚れや傷が増える
- 原因が分かりにくくなる
- 保証期間を過ぎてしまう
場合があります。
小さなことでも、気になった時点で相談することが大切です。
感情的にならず事実を伝える
補修をお願いする時は、まず事実を伝えましょう。
例えば、「壁紙が浮いてるのは施工不良ですよね?」ではなく、「リビングの壁紙がポコポコと浮いているようです。」と伝える方が、状況を正確に理解してもらえます。
原因は現地を確認しないと分からないことも多いため、決めつけた言い方は避けるのがおすすめです。
写真を添えると伝わりやすい
電話だけでは状況が伝わりにくいことがあります。
可能であれば、
- 全体が分かる写真
- 気になる部分のアップ写真
を送ると、工事会社も状況を把握しやすくなります。
訪問前に準備ができるため、対応もスムーズになります。
いつから気になったのか伝える
補修依頼では、時期も大切な情報です。
例えば、
- 工事完了直後
- 引き渡し翌日
- 数週間後
- 数か月後
などを伝えましょう。原因の特定につながる場合があります。
補修してほしい内容を具体的に伝える
「気になるので見てください。」だけでは、内容が伝わりません。
例えば、
- ドアが閉まりにくい
- クロスが浮いている
- 外壁に色ムラがある
- 床がきしむ
など、できるだけ具体的に伝えましょう。
工事会社も準備しやすくなります。
補修をお願いする時の伝え方の例
例えば、次のように伝えると丁寧です。
工事ありがとうございました。
住み始めて気付いたことがあります。
リビングの壁紙が少し浮いているようなので、一度確認していただくことは可能でしょうか。
写真を添付しますので、ご確認をお願いいたします。
相手を責める表現ではなく、確認をお願いする伝え方がおすすめです。
このような伝え方は避けた方がよい
気持ちは分かりますが、最初から強い口調で伝えると、お互いに話し合いが難しくなることがあります。
例えば、
- 手抜き工事ですよね
- 最悪です
- 全部やり直してください
- すぐ来てください
と決めつけるのではなく、まずは状況を確認してもらう姿勢が大切です。
もちろん、明らかな施工不良がある場合は、遠慮する必要はありません。
その場合でも、事実を整理して伝えることで、スムーズな解決につながります。
工事会社がすぐ対応してくれない場合は?
連絡しても返事がない場合や、対応してもらえない場合は、別な手段で連絡を取りましょう。
電話だけでなく、
- メール
- お問い合わせフォーム
- LINE
など、記録が残る方法で連絡することもおすすめです。
「〇月〇日にご連絡しました件ですが、ご確認いただけましたでしょうか。」
と冷静に伝えるとよいでしょう。
保証内容も確認しておこう
補修が保証の対象になるかどうかは、契約内容によって異なります。
確認したいポイントは、
- 保証期間
- 保証対象
- 無償補修の範囲
です。保証書や契約書を確認してから相談すると、話が進みやすくなります。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。
補修依頼で大切なのは「相談する姿勢」
リフォーム後に不具合が見つかることは、必ずしも珍しいことではありません。
大切なのは、「クレームを言う」ことではなく、「気になる点を確認してもらう」という姿勢で相談することです。
誠実な工事会社であれば、状況を確認し、必要な補修について説明してくれます。
一方で、連絡が取れない、説明がないなど対応に不安を感じる場合は、保証内容や契約書を確認し、必要に応じて第三者へ相談することも検討しましょう。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
リフォーム後に気になる部分を見つけたら、できるだけ早く工事会社へ連絡しましょう。
補修をお願いする時は、
- 感情的にならず事実を伝える
- 写真を添付する
- 気になった時期を伝える
- 補修してほしい内容を具体的に説明する
ことが大切です。
誠実な工事会社ほど、状況を確認した上で適切な対応をしてくれます。
工事後も安心して相談できる会社を選ぶことが、満足できるリフォームにつながります。
リフォーム会社選びで失敗しないポイントは、こちらのガイドもご覧ください。
会社選びで迷う方へ
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。

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