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ガスコンロからIHに変えられる?必要な工事を解説

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「ガスコンロをIHに変えたい」
「キッチンはそのままでIHコンロにできる?」

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換は、できる場合が多くあります。

ただし、コンロの交換だけでは使えません。IHコンロは、沢山電気を使うため、分電盤から200Vの専用回路の工事が必要になります。

この記事では、ガスコンロからIHコンロに交換するために必要な工事と確認ポイントを解説します。

ガスコンロからIHに交換できる?

システムキッチンのガスコンロ部分だけを、IHコンロに交換できる場合があります。

ただし、現在のガスコンロの種類やサイズによっては、キッチンをまるごと交換するリフォームが必要になります。

まずはコンロ交換だけでで済むか確認する

現在のガスコンロとIHコンロのサイズが合えば、コンロ部分だけ交換できる場合があります。

一般的なビルトインガスコンロのサイズは、幅が60cmと75cmの2種類です。

・現在のコンロが特殊なサイズ
・キッチンが古く劣化している
・天板の状態が悪い

といった場合は、キッチン全体のリフォームと合わせて交換を検討する必要があります。

IHに変える前に「電気容量」を確認する

ガスコンロをIHに変更するときは、分電盤からIHコンロまで、200Vの専用配線工事が必要です。

IHコンロを使っても、ブレーカーが落ちないように、電気の容量が十分あるかチェックしましょう。

分電盤の電気容量(契約アンペア)が少ない場合は、管轄の電力会社に契約アンペア数の変更が必要になります。

IHに変更するときに必要な主な工事

ガスコンロからIHに変更するときに必要な工事は、

・ガスコンロの撤去と処分
・200Vの電源コンセント工事
・分電盤から専用回路の配線工事
・IHコンロの設置
・ガス配管の撤去工事

これらがガスコンロからIHに交換するために必要な工事です。

マンションは「IHにできる」とは限らない

マンションの場合は、戸建てとは別の確認も必要です。

集合住宅では、建物全体の電気容量の関係でIHコンロの設置ができない場合があります。

IHコンロに交換することが可能か?電気設備の変更について事前に管理会社や管理組合にも確認しておきましょう。

IHに変える前に確認したい5つのこと

リフォーム会社や電気工事会社に相談するときは、次の点を確認しましょう。

①現在のキッチンにIHを設置できるか

コンロ部分だけの交換で済むのか、キッチン全体を交換するのかを確認します。

見積りを取るときは、「IHに交換したい」とだけ伝えるのではなく、「キッチンはできるだけ今のまま使いたい」など、希望する範囲も伝えておくとよいでしょう。

②IH専用の電源回路の確認

IHは消費電力が大きいため、分電盤からIH専用の回路が必要になります。

そのため、近くのキッチンのコンセントを分岐して、単純につなげることではありません。

家のつくりによっては、電源回路が壁や天井の中に埋め込むことができない場合があります。

③分電盤の状態を確認する

IHを設置する前に、分電盤も確認します。確認したいのは、

・200V電源を利用できるか
・IH用の回路を設けられるか
・ブレーカーの状態
・住宅全体の電気容量

などです。

特に古い住宅では、電気の容量が低いことがありますので、住宅全体の電気設備を確認することがポイントです。

④ガス側の工事も確認

ガスコンロを撤去すると、今まで使っていたガス配管を閉じる工事が必要です。

具体的な処理方法は、住宅のガス設備や契約状況によって異なるため、ガス工事を扱う専門業者に確認する必要があります。

将来、ガスコンロを使う可能性があるなら、全てのガス配管を撤去する必要はありません。

⑤オール電化も検討する

ガスコンロをIHに変更するタイミングで、ガス給湯器もエコキュートに交換し、オール電化にする方法もあります。

ただし、オール電化にする場合は、IHの交換だけでなく、給湯設備や電気容量、エコキュートの設置場所なども確認する必要があります。

「コンロだけIHにしたい」のか、「住宅全体をオール電化にしたい」のかを分けて考えましょう。

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。

会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

IHへの変更は「本体価格」だけで決めない

ガスコンロからIHに変更するときは、IH本体の価格だけを比較してはいけません。

200V配線や専用回路、分電盤、コンセントなどの工事が必要になることがあります。

また、住宅によっては配線を通すために壁や収納などを一部加工する場合もあります。

そのため、見積りでは、

  • IH本体の価格
  • 交換工事費
  • 電気工事
  • ガス側の工事
  • 必要な付帯工事

まで含めて確認しましょう。

リフォーム会社には「見積りに書いてある工事以外に追加工事は発生しませんか?」と聞いておきましょう。

まとめ|IHに変えられるかは「電気設備」の確認がポイント

ガスコンロからIHへの交換は、キッチン全体を交換せずにできる場合があります。

ただし、200V電源や専用回路、分電盤、コンセントなどの確認が必要です。

さらに、ガスコンロを撤去した後のガス側の処理についても確認しなければなりません。

まずは現在のコンロの種類とキッチンの状態を確認し、IH本体を選ぶ前に、必要な電気工事まで含めて現地調査を受けましょう。

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