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玄関まわりのコンクリートが沈んでいる?原因と補修方法を解説

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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玄関まわりを歩いていて、

「以前より地面が低くなっている」
「コンクリートが沈んで段差や割れができた」
「雨が降ると水がたまる」

と気づくことがあります。

玄関は毎日通る場所なので、少しの沈みでも気になりますよね。

コンクリートが沈む原因として「地盤沈下」が思い浮かぶかもしれません。

しかし、コンクリートの沈み=必ず地盤沈下とは限りません。

施工時の地盤の締固め不足や、雨水による土の流出など、さまざまな原因が考えられます。

原因によって適した補修方法も異なるため、まずは状態を確認することが大切です。

玄関まわりのコンクリートが沈む主な原因

玄関まわりのコンクリートが沈む原因には、次のようなものがあります。

  • 地盤が沈下している
  • 施工時の地盤の締固めが不十分だった
  • 雨水などで土が流出している
  • 地震などによって地盤が動いた

一部分だけ沈んでいるのか、周囲も一緒に沈んでいるのかによっても原因は変わります。

① 地盤沈下によって沈んでいる

地盤そのものが沈むと、その上にあるコンクリートも一緒に沈むことがあります。

特に、軟弱な地盤や盛土をした土地では、時間の経過とともに地盤が沈下することがあります。

玄関まわりだけでなく、

  • 庭も沈んでいる
  • ブロック塀にも傾きがある
  • 建物の基礎周辺にも変化がある
  • 敷地内の複数箇所で段差が生じている

といった場合は、単純なコンクリートの劣化だけではなく、地盤の状態も確認したほうがよいでしょう。

② 施工時の締固め不足

コンクリートを施工する前には、地面を整えて十分に締め固めることが重要です。

しかし、施工時の締固めが不十分だと、時間が経ってから地盤が沈み、その上のコンクリートも沈むことがあります。

特に、

「工事をしてからそれほど時間が経っていないのに沈んだ」

という場合は、施工時の地盤処理に問題がなかったか確認する必要があります。

ただし、施工不良と判断するには、実際の施工状況や地盤の状態を確認する必要があります。

③ 雨水によって土が流れている

意外と見落としやすいのが、雨水による土の流出です。

コンクリートの下にある土が、雨水などによって少しずつ流れ出すと、内部に空間ができてコンクリートが沈み、空洞化することがあります。

例えば、

  • コンクリートの端に隙間がある
  • 雨が降ると土が流れている
  • 排水の流れが悪い
  • 雨どいの水が地面に集中している

といった場合は注意が必要です。

この場合、表面だけを直しても、土が流れ続ければ再び沈む可能性があります。

④ 地震などで地盤が動いた

地震によって地盤が動いたことで、玄関まわりのコンクリートに沈みが生じる場合もあります。

特に、

「地震の後から急に沈んだ」
「コンクリートに段差ができた」

という場合は、地震による地盤の変化も考えられます。

周囲のブロック塀や門柱、建物などにも変化がないか確認してみましょう。

沈みを放置するとどうなる?

玄関まわりのコンクリートの沈みを放置すると、単に見た目が悪くなるだけではありません。

段差が大きくなると、つまずく原因になります。

また、傾斜が変わることで雨水が流れにくくなり、水たまりができることもあります。

さらに、コンクリートの下に空洞ができている場合は、沈みが徐々に大きくなる可能性があります。

特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、段差による転倒にも注意が必要です。

補修方法は原因によって違う

コンクリートが沈んだからといって、すぐに上からコンクリートを足せばよいとは限りません。

原因に応じて補修方法を選ぶ必要があります。

沈みが小さい場合

沈みが軽微で、下の地盤にも大きな問題がない場合は、表面の補修などで対応できることがあります。

ただし、単純に上から材料を重ねるだけでは、再び沈む可能性があります。

コンクリートを撤去してやり直す

地盤の締固め不足などが原因の場合は、沈んだコンクリートを撤去し、地盤を整えてから再施工する方法があります。

原因から直すため、表面だけを補修するよりも確実な場合があります。

地盤を補強する

地盤そのものが沈下している場合は、地盤改良や地盤を補強する工事が必要になることがあります。

ただし、すべての沈みに大掛かりな地盤改良が必要になるわけではありません。

沈み方や地盤の状態を確認したうえで、適切な方法を選ぶことが重要です。

自分で原因を判断するのは難しい

玄関まわりの沈みは、見た目だけでは原因を判断できないことがあります。

例えば、「コンクリートが悪い」と思っていたら、実際にはその下の土が沈んでいたというケースもあります。

そのため、沈みが気になる場合は、外構工事に詳しい専門家に状態を確認してもらいましょう。

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こんな場合は早めに確認を

次のような状態がある場合は、早めの点検をおすすめします。

✅ 沈みが徐々に大きくなっている
✅ 大きな段差ができている
✅ コンクリートの下に空洞がありそう
✅地震の後から沈んだ
✅ 新築後10年未満
✅ 建物にもひび割れや傾きがある

特に、玄関まわりだけでなく建物にも異常が見られる場合は、建築士などに建物を含めて確認してもらうと安心です。

まとめ

玄関まわりのコンクリートが沈む原因は、地盤沈下だけではありません。

主な原因には、

  • 地盤そのものの沈下
  • 施工時の締固め不足
  • 雨水による土の流出
  • コンクリート下の空洞
  • 地震による地盤の変化

などがあります。

原因によって、コンクリートの再施工や地盤の補修、空洞の充填など、必要な工事は異なります。

そのため、「沈んだから上からコンクリートを足す」という補修では、再び沈んでしまう可能性があります。

まずは、コンクリートの下や周囲の地盤に問題がないか確認することが大切です。

玄関まわりの沈みが気になったら、早めに専門業者に相談し、原因に合った補修方法を検討しましょう。

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