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地震の直後に来る業者は怪しい?悪徳業者の手口と信頼できるリフォーム会社の見分け方を解説

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執筆:二級建築士 安藤勉
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地震の後、

「屋根がずれているので、すぐ修理したほうがいいですよ」
「このままだと雨漏りします」
「今ならすぐ工事できます」

突然このように訪問してくる業者がいることがあります。

大きな地震の後は、住宅の被害が心配になります。

その不安な気持ちにつけ込み、必要以上に工事を勧める業者には注意が必要です。

もちろん、地震後に住宅の点検や修理を行う業者すべてが悪いわけではありません。

本当に被害を受けていて、早急な応急処置が必要なケースもあります。

大切なのは、その場ですぐ契約せず、被害状況と工事内容を冷静に確認することです。

この記事では、地震後に注意したい業者の特徴や、信頼できるリフォーム会社の見分け方について解説します。

地震の直後に来る業者がすべて怪しいわけではない

まず、地震後に訪問してくる業者がすべて悪徳業者というわけではありません。

実際に、

  • 屋根瓦が落ちている
  • 外壁が崩れている
  • 窓が割れている
  • 雨漏りしている

などの被害があれば、早急な対応が必要になる場合があります。

そのため、

「地震直後に来たから悪徳業者」

と判断するのではなく、

「なぜその工事が必要なのかを説明しているか」

を見ることが重要です。

地震後に増える悪徳業者の手口

地震などの災害後には、住宅の被害を利用して契約を迫る業者が現れることがあります。

代表的なのが次のようなケースです。

「今すぐ修理しないと危険」と不安をあおる

「このままだと家が倒れる」
「屋根が落ちる」
「次の雨で大変なことになる」

など、必要以上に不安をあおる業者には注意しましょう。

本当に緊急性がある場合もありますが、具体的な被害状況や対応方法を説明せず、恐怖心だけをあおって契約を迫る場合は慎重な判断が必要です。

無料点検をきっかけに契約を迫る

「無料で見ますよ」

と声をかけられ、点検後に高額な工事を勧められるケースもあります。

無料点検そのものが悪いわけではありません。

しかし、点検結果の写真や説明がなく、

「かなり危険です」
「全部交換しないとダメです」

などと言われた場合は、すぐに契約しないほうが安心です。

屋根に上がって勝手に壊す

特に注意したいのが、

「屋根を見てあげます」

と言って屋根に上がるケースです。

屋根は地上から見えにくいため、住宅の方が被害状況を確認しにくい部分です。

そのため、業者から指摘を受けても、自分だけでは判断できません。

屋根に上がって確認してもらう場合は、写真や動画などで状態を見せてもらいましょう。

その場で契約を迫る

「今日契約すれば安くします」
「今だけこの価格です」
「すぐ契約しないと職人を確保できません」

など、その場で契約を急がせる場合は注意が必要です。

住宅の修理は高額になることもあります。

急いで契約せず、見積書や工事内容を確認しましょう。

「地震保険で無料になる」と言われたら注意

地震後の住宅修理では、

「地震保険を使えば自己負担なしで修理できます」

などと説明して契約を迫るケースにも注意が必要です。

地震保険でどこまで補償されるかは、契約内容や被害状況などによって異なります。

業者が「必ず保険金が出る」と断定するものではありません。

保険については、加入している保険会社などに自分で確認しましょう。

「自治体から来た」と名乗る業者にも注意

災害後には、行政機関や公的な団体を名乗るケースにも注意が必要です。

自治体の職員などを名乗って訪問してきた場合でも、身分証などを確認しましょう。

少しでも不審に感じたら、

「今日は契約しません」

と伝えて、その場で話を進めないことが大切です。

信頼できる業者は説明が具体的

では、信頼できる業者はどのような対応をするのでしょうか。

例えば、

  • 被害箇所を具体的に説明する
  • 写真を見せてくれる
  • なぜ修理が必要なのか説明する
  • 修理しなくてもよい部分も伝える
  • 見積書を提示する
  • 契約を急がせない

といった対応が挙げられます。

特に重要なのが、

「工事しなくてもいい部分まで正直に説明してくれるか」

という点です。

地震後の住宅は複数の業者に見てもらう

地震後に修理が必要になった場合でも、可能であれば複数の業者に相談しましょう。

例えば、

「屋根が危険と言われた」

のであれば、別の業者にも現地を確認してもらいます。

同じ住宅を見ても、修理方法や必要な工事が異なることがあります。

複数の意見を聞くことで、本当に必要な工事なのか判断しやすくなります。

見積書で確認したいポイント

地震後の修理では、見積書もしっかり確認しましょう。

例えば、

  • 工事内容
  • 使用する材料
  • 数量
  • 工事範囲
  • 金額
  • 追加費用が発生する条件

などです。

「屋根修理一式」

「外壁補修一式」

など、内容がほとんど分からない見積書の場合は、具体的な内容を確認しましょう。

信頼できる業者か確認する方法

契約前には、会社についても確認しましょう。

例えば、

  • 会社の所在地
  • 連絡先
  • 施工実績
  • 建設業許可
  • 担当者の説明
  • 保証やアフターサービス

などです。

会社の情報がほとんど分からない場合や、連絡先が携帯電話だけの場合などは慎重に判断しましょう。

地震後だからこそ「その場で決めない」

地震の直後は、

「この家は大丈夫なのか」

「家族は安全に暮らせるのか」

と不安になりやすいものです。

その不安な状態で、

「今すぐ工事が必要」

と言われると、冷静な判断が難しくなります。

本当に緊急性がある場合を除き、その場で契約せず、家族や第三者に相談する時間を取りましょう。

本当に危険な場合は応急処置を優先する

一方で、すべての工事を先延ばしにしてよいわけではありません。

例えば、

  • 屋根材が落下する危険がある
  • 外壁が大きく崩れている
  • 建物内部に雨水が入っている
  • ドアや窓が変形して開閉できない
  • 構造部分に大きな損傷がある

などの場合は、安全確保や応急処置を優先する必要があります。

ただし、応急処置と本格的な修理工事は分けて考えることも大切です。

まず危険を取り除き、その後に落ち着いて本工事を検討する方法もあります。

地震後のリフォーム会社選びで大切なこと

地震後の住宅修理では、単に「安い会社」を選ぶことが正解とは限りません。

大切なのは、

住宅の被害を正しく調査し、必要な工事だけを提案してくれる会社を選ぶことです。

信頼できる会社であれば、

「ここは修理が必要です」

だけでなく、

「ここは今すぐ工事しなくても問題ありません」

という説明もしてくれるでしょう。

会社選びの流れを知りたい方へ

リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。

リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。

会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。

地震後に業者が訪ねてきたら、この5つを確認

突然業者が訪問してきた場合は、次の5つを確認しましょう。

1.会社名と担当者を確認する

会社名や担当者名を聞き、名刺をもらいましょう。

2.被害状況を見せてもらう

「危険です」と言われた場合は、どこがどのように危険なのか確認します。

3.写真を撮ってもらう

自分では確認しにくい屋根などは、写真で見せてもらいましょう。

4.その場で契約しない

高額な工事ほど、家族や第三者に相談してから決めましょう。

5.他の業者にも相談する

できれば別の業者にも現地を確認してもらいましょう。

まとめ

地震の直後に訪問してくる業者が、すべて悪徳業者というわけではありません。

実際に住宅が被害を受けていれば、早急な対応が必要になることもあります。

一方で、地震後の不安な気持ちにつけ込み、

  • 「今すぐ工事しないと危険」
  • 「今日契約すれば安くする」
  • 「保険を使えば無料」
  • 「全部交換しないといけない」

などと言って契約を急がせる業者には注意が必要です。

大切なのは、その場ですぐ契約せず、被害状況と工事内容を確認すること。

そして、できれば複数の業者から話を聞き、本当に必要な工事なのかを比較しましょう。

地震後は不安になりやすい時期だからこそ、焦って業者を決めるのではなく、住宅の状態を正しく確認し、納得したうえで工事を依頼することが大切です。

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