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子どもが帰省したときだけ困る家、どうする?夫婦2人暮らしで余白をつくる

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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子どもが独立して夫婦2人になると、普段は広く感じる家でも、子どもが帰省すると

「食事をする場所が狭い」
「洗濯物が一気に増える」
「荷物を置く場所がない」

家が賑やかになることは喜ばしいことですが、夫婦での暮らしに慣れていると困ることがあります。

私たちは20年以上、全国のリフォーム会社の調査や、お客様からのご相談を受けてきました。

この記事では、

夫婦2人暮らしを優先する家の考え方を解説します。

子どもの帰省で困るのは部屋不足だけではない

子どもが帰省するとき「泊まる部屋がないから困る」と考えがちです。

しかし、実際には家族が増えることで、さまざまな場所に負担が集中します。

たとえば、

・食卓に全員座れない
・玄関に靴や荷物があふれる
・洗面所が混雑する
・洗濯物が増える
・冷蔵庫がいっぱいになる
・トイレを使う時間が重なる
・駐車場が足りない

などです。

考えるべきことは「人数が一時的に増えたとき、どこが困るのか」を見つけ出すことです。

年に数回のために家全体を変える必要はあるの?

たとえば、普段は夫婦2人で暮らし、子どもや孫が集まるのは年末年始やお盆だけ。

この場合、帰省人数に合わせてリフォームする必要があるでしょうか。

むしろ、

「普段は夫婦2人が使いやすい」
「帰省したときだけ少し使い方を変えられる」

という家の方が、臨機応変に対応できます。

最初から「大人数で暮らせる家」ではなく、普段の生活を基準に考えることが大切です。

まず「帰省で何が困るか」を書き出す

リフォームを考える前に、過去の帰省を思い出してみましょう。

食事で困った

人数が増えると、ダイニングテーブルが狭くなることがあります。

この場合、毎日大きなテーブルを置くのではなく、伸長式のテーブルや移動できる家具などで対応できる場合があります。

普段は2人用、帰省時は人数に合わせて広げるという考え方です。

荷物で困った

子どもや孫が帰ってくると、スーツケース、バッグ、ベビーカーなどが増えます。

収納が足りないからリフォームする前に、帰省時だけ荷物を置ける場所を考えてみましょう。

普段使っていない部屋や、収納の一部を空けておく方法もあります。

洗濯で困った

人数が増えると、タオルや衣類も増えます。

普段は問題ない洗濯スペースでも、帰省中だけ干す場所が足りなくなることがあります。

室内物干しを追加したり、必要なときだけ使えるスペースを確保したりする方法もあります。

「普段は使わないもの」を増やさない

帰省に備えて、大きなテーブル、大きなソファ、たくさんの布団や食器などを全て揃えると、普段の夫婦2人の生活が狭くなってしまいます。

年に数回しか使わないものは、無理に増やす必要はありませんし、仮置きのトランクルームを借りる場合もお金が掛かってしまいます。

コンパクトに折りたためるものを選んだり、収納しているものを見直して、捨てるという整理方法もあります。

「子どもが何人来るか」より「どう使うか」を考える

帰省のためのリフォームを考えるなら、子どもの人数だけでなく、実際の過ごし方を確認しましょう。

「毎年何回帰ってくるか」
「何泊するか」
「孫も一緒に来るか」
「食事は全員家で食べるか」
「車は何台になるか」

ここまで考えると、必要なリフォームが見えてきます。

逆に、これらを考えずに「家族が集まるから広いLDKにしよう」と決めると、日常生活に戻ると持て余してしまう可能性があります。

リフォームは「帰省時」ではなく「日常」を基準に考える

50代、60代からのリフォームで大切なのは、日常を基準に、これから長く住む家をいかに快適にするか?を考えましょう。

そのうえで、家族が集まったときに、対応できる余白を作っておくと安心です。

リフォームは、楽しみながらプランを考えると、より良い空間ができあがります。

まとめ|夫婦2人の家に「余白」をつくる

子どもや孫が帰省すると困る家は、必ずしも「部屋が足りない家」ではありません。

食事、荷物、洗濯、収納、洗面所、トイレなど、人数が増えたときに一時的に負担が集中する場所があります。

まずは、過去の帰省で何が大変だったのかを洗い出してみましょう。

リフォーム会社に相談するときも、「子どもが帰ってくるから広くしたい」だけでなく、「普段は夫婦2人で、年に数回家族が集まるときに対応できるようにしたい」と伝えましょう。

日々の暮らしと将来の使い方の両方を考え、最適な提案をしてくれる会社かどうかを確認することも、リフォーム会社選びの大切なポイントです。

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