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執筆:二級建築士 安藤勉
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子どもが独立すると、これまで使っていた部屋が空くことがあります。
「そのまま子ども部屋として残している」
「物置になってしまった」
という家庭も多いのではないでしょうか。
子どもが帰省したときのために残しておくのも一つの方法です。
しかし、普段ほとんど使っていないのであれば、これからの夫婦の暮らしに合わせて活用することも考えてみましょう。
50代、60代は、これからの生活を考えて住まいを見直す時期でもあります。
今回は、空いた子ども部屋を活用する4つの方法と、リフォームするときの注意点を紹介します。
① 夫婦の趣味部屋にする
まずおすすめなのが、夫婦や自分自身の趣味を楽しむ部屋にする方法です。
例えば、
- 読書
- パソコン
- 手芸
- 絵画
- DIY
- 音楽
- 映画鑑賞
など、これまでリビングなどで行っていた趣味を一つの部屋にまとめられます。
夫婦それぞれに趣味があるなら、部屋を共有するのではなく、収納や家具の配置を工夫して使い分ける方法もあります。
コンセントの位置も見直す
趣味部屋にするなら、コンセントの位置や数も確認しておきましょう。
パソコンや照明、テレビなどを使う場合、コンセントが足りないと延長コードが増えてしまいます。
リフォームをするなら、将来使う家電まで考えて配置すると使いやすくなります。
② 収納部屋にする
「家の中に物が増えて収納が足りない」という場合は、空いた子ども部屋を収納スペースとして活用できます。
季節の布団や衣類、スーツケース、思い出の品など、普段使わない物をまとめて収納できます。
クローゼットを使いやすくする
子ども部屋にあるクローゼットをそのまま使う方法もあります。
必要に応じて、
- 棚を追加する
- ハンガーパイプを増やす
- 可動棚を設置する
など、収納する物に合わせて内部を変更できます。
ただし、空いた部屋を丸ごと物置にしてしまうのは注意が必要です。
「とりあえずここに置く」を繰り返すと、不要な物まで増えてしまいます。
何を収納するのかを決めてから収納計画を立てることが大切です。
③ 夫婦の寝室にする
子ども部屋を夫婦の寝室に変更する方法もあります。
特に、現在の寝室が2階にあり、
「将来は1階で生活したい」
と考えている場合は、子ども部屋を活用する前に、1階に寝室をつくれるかどうかも検討してみましょう。
一方、子ども部屋が現在の寝室より使いやすい場所にあるなら、寝室を移すという選択肢もあります。
ベッドを置くなら動線を確認
寝室にする場合は、ベッドを置けるかだけでなく、ベッドの周囲に十分なスペースがあるか確認しましょう。
夜間にトイレへ行くときの動線や、照明のスイッチの位置なども重要です。
今だけでなく、将来も無理なく使えるかを考えておきましょう。
④ 多目的室として残す
子どもが独立したからといって、必ず別の用途に変更する必要はありません。
子どもが帰省したときの部屋として残しながら、普段は別の用途で使う方法もあります。
例えば、
- 来客用の部屋
- 趣味の部屋
- 在宅ワーク
- 収納
- 家族が泊まる部屋
などです。
「子ども部屋」ではなく、必要なときに用途を変えられる部屋として考える方法です。
将来、家族の生活が変わったときにも対応しやすくなります。
どの活用方法が合っている?
子ども部屋をどうするか迷ったら、まず「今、家の中で何が足りないのか」を考えてみましょう。
| 今の悩み・希望 | 活用方法 |
| 趣味を楽しむ場所がほしい | 趣味部屋 |
| 収納が足りない | 収納部屋 |
| 寝室を見直したい | 夫婦の寝室 |
| 帰省や来客にも使いたい | 多目的室 |
「空いたから何かに変えよう」と考えるのではなく、これからの暮らしに必要なものから逆算することがポイントです。
リフォームするときに確認したいこと
子ども部屋をリフォームする場合、見た目だけでなく、将来の使いやすさも考えておきましょう。
壁や間取りを変更できるか
部屋を広くしたり、隣の部屋とつなげたりする場合は、壁を撤去できるか確認が必要です。
壁の中には、住宅の構造を支えているものもあります。
その場合、自由に撤去できないことがあります。
コンセントを増やせるか
趣味部屋や書斎にするなら、コンセントの位置や数も重要です。
テレビやパソコン、照明など、使用するものをあらかじめ考えておきましょう。
収納は「量」だけで考えない
収納を増やせば、必ず使いやすくなるとは限りません。
何をどこに収納するのかを決めて、取り出しやすさまで考えましょう。
将来、別の用途に変更できるか
50代、60代でリフォームするなら、今の用途だけでなく将来の変更も考えておくと安心です。
例えば、趣味部屋として使っていた部屋を、将来は寝室や家族のための部屋に変更することもあります。
そのため、最初から用途を固定しすぎないことも大切です。
子どもに相談してからリフォームする
子どもが独立したからといって、すぐに部屋を変更するのではなく、一度相談してみるのもおすすめです。
帰省したときに使う予定があるかもしれません。
また、子どもが荷物を置いたままにしている場合は、勝手に処分するとトラブルになることもあります。
「部屋をリフォームしたいけれど、残しておきたい物はある?」
と確認しておきましょう。
「空いた部屋」を「これからの部屋」に
子どもが独立すると、家族の暮らし方も変わります。
これまで子どものために使っていた部屋を、そのまま残す必要があるとは限りません。
一方で、完全になくしてしまう必要もありません。
趣味、収納、寝室、多目的室など、夫婦のこれからの生活に合わせて使い方を変えることができます。
大切なのは、部屋をどう変えるかよりも、
「これから夫婦でどんな暮らしをしたいか」
を先に考えることです。
実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。
会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
子どもが独立して空いた部屋には、さまざまな活用方法があります。
代表的なのは、
①夫婦の趣味部屋
②収納部屋
③夫婦の寝室
④多目的室
の4つです。
収納を増やしたいなら収納部屋、趣味を楽しみたいなら趣味部屋というように、現在の暮らしに必要なものから考えてみましょう。
また、子どもが帰省することがあるなら、多目的室として残しておく方法もあります。
リフォームをする場合は、間取りや壁、収納、コンセントだけでなく、将来別の用途に変更できるかも考えておくと安心です。
子どもが独立したことは、家の使い方を見直す良いタイミングでもあります。
空いた子ども部屋を単なる「空き部屋」にするのではなく、これからの夫婦の暮らしを楽しむための空間として活用してみてはいかがでしょうか。
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