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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォーム会社から、大きな値引きを提案されることがあります。
「今日決めれば50万円引きです」
「キャンペーンで安くできます」
「モニター価格で工事できます」
このように言われると、思わず得をするように感じてしまうものです。
しかし、大幅値引きだけで契約を決めるのは注意が必要です。
大切なのは、いくら値引きされたかではありません。値引き後の見積りに、必要な工事がきちんと入っているかです。この記事では、リフォームの大幅値引きで確認したいポイントを分かりやすく説明します。
大幅値引き・お得感だけで契約しない
大きく値引きされると、「今決めた方が得かも」と思いやすくなります。もちろん、会社のキャンペーンや時期による割引など、値引きがあること自体が悪いわけではありません。
ただし、値引き額だけで判断するのは避けましょう。大切なのは、値引き後の金額でどこまでの工事が含まれているかです。安く見えても必要な工事が抜けていれば、あとから追加費用が出ることがあります。
値引きそのものが悪いわけではありません
「値引き」と聞くと逆に不安になる方もいるかもしれませんが、値引きそのものがすべて悪いわけではありません。
会社によっては、広告費を抑えた分を価格に反映したり、工事時期の調整で安くできたりすることもあります。
大切なのは、なぜ値引きできるのかをきちんと説明してもらえるかです。
- 「なぜ安くなるのですか?」
- 「工事内容は変わりませんか?」
- 「保証は同じですか?」
と事前に確認しておくと安心です。
注意① 最初の見積り金額が高すぎないか
大幅値引きに見える場合でも、そもそも最初の見積りが高く設定されていた可能性があります。
たとえば、最初に高い金額を出してあとから大きく値引きすると、とてもお得に見える錯覚が起こります。
大切なのは値引き前の金額ではなく、値引き後の見積りが妥当かどうかです。確認するときは
- 「最初の金額は何を基準にしていますか?」
- 「値引き後も工事内容は同じですか?」
- 「材料や保証は変わりませんか?」
と聞き、金額だけでなく見積りの根拠を確認しましょう。
注意② 値引き後の工事内容が変わっていないか
値引き後に工事内容が変わっていないかどうかも大切なポイントです。
材料の種類が変わる、工事範囲が狭くなる、下地補修が含まれない、処分費が別になる、保証内容が変わるなど、安く見えても必要な内容が減っていることがあります。
契約前に、必ず値引き前と値引き後の見積りを見比べましょう。ご自身で分からない場合は、「値引き後に変わった内容はありますか?」と直接聞いてみてください。
注意③ 見積りに含まれない費用がないか
値引き後の金額が安く見えても、別に必要な費用が発生する場合があります。
たとえば、処分費、駐車場代、仮設工事費、追加の補修費、設備変更の費用などが、見積りに含まれていないケースです。契約前には
「この見積りに含まれない費用はありますか?」
「あとから別に必要になる費用はありますか?」
「追加費用が出る場合は事前に説明がありますか?」
としっかり確認しましょう。
注意④ 保証や工事後対応が削られていないか
値引き後に、保証や工事後の対応が変わっていないかも忘れずに確認しましょう。
リフォームは工事が終わったあとも長く住み続けるため、アフターケアがとても大切です。安くなった代わりに保証の対象が狭くなっていないか、工事後に相談できる窓口があるか、ここまで見ておくと安心です。
「保証の対象はどこまでですか?」
「値引き後も保証内容は同じですか?」
「工事後に困ったときの相談先はどこですか?」
と質問し、保証の年数だけでなく中身まで確認しましょう。
今日だけ値引きと言われたら一旦冷静に
「今日だけ値引きです」と言われると、その場で決めたくなるかもしれません。
しかし、リフォームは暮らしに関わる大きな工事です。その場の雰囲気で決めず、必ず冷静に考える時間を作りましょう。
- 家族に相談する
- 見積りを見直す
- 保証を確認する
- 他の会社にも話を聞く
これらは、後悔を減らすために非常に大切です。
私たちが見積書で確認していること
優良工事店ネットワークでは、見積書の内容も厳しくチェックしています。
- 必要な工事が入っているか
- 工事内容が分かりやすいか
- 「一式」が多すぎないか
- 単価や数量が分かるか
- 追加費用の説明があるか
- 保証や工事後対応が分かるか
このような点を確認しています。見積書には、その会社の姿勢がはっきりと表れます。大切なのは、いくら値引きされたかではなく、お客様が本当に納得して契約できる内容かどうかです。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|値引き額より見積りの中身を見る
大幅値引きそのものが悪いわけではありません。ただし、値引き額だけで契約を決めるのは注意が必要です。確認したいのは、次の4つです。
- 最初の見積り金額が高すぎないか
- 値引き後の工事内容が変わっていないか
- 見積りに含まれない費用がないか
- 保証や工事後対応が削られていないか
大切なのは、見積りに、必要な工事がきちんと入っているかです。分からないことは、必ず契約前に確認しましょう。
値引きで迷う方へ
大きな値引きを提案されると、本当に得なのか迷うことがあります。
「見積り金額は適正なのか」
「値引き後も工事内容は同じ?」
「今日決めた方がいいの?」
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