【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
→詳しいプロフィールはこちら
リフォーム会社を選ぶとき、施工事例を見る方は多いと思います。
ビフォーアフターの写真を見ると、仕上がりの雰囲気が分かりやすいです。ただし、写真がきれいだからといって、その会社が自分の工事に合うとは限りません。
施工事例で大切なのは、写真だけでなく、工事の中身を見ることです。この記事では、リフォーム会社の施工事例で確認したいポイントを説明します。
施工事例は写真のきれいさだけで判断しない
施工事例を見るときは、まず写真に目がいきます。
もちろん、写真は大切です。仕上がりの雰囲気や、会社の得意な工事を知る手がかりになります。ただし、写真だけでは、その会社の考え方までは分かりません。
大切なのは、どんな悩みに対して、どんな提案をしたのか。そして、実際にどんな工事をしたのかです。施工事例は、会社の実績だけでなく、説明の丁寧さを見る材料にもなります。
確認①リフォームのきっかけが書かれているか
施工事例では、まずリフォームのきっかけを見ましょう。たとえば、
- 夏の暑さに困っていた
- 水まわりが古くなった
- 段差が不安になってきた
- 雨漏りが心配だった
- 実家を安心して住める家にしたかった
このように、お客様が何に困っていたのかが書かれていると参考になります。
リフォームは、工事をすること自体が目的ではありません。今の暮らしの悩みを解消するために行うものです。きっかけが書かれている施工事例は、会社がお客様の話を聞いているかを見る材料になります。
確認②どんな提案をしたか分かるか
次に、会社がどんな提案をしたかを確認しましょう。
お客様が希望した工事と、本当に必要な工事が同じとは限りません。
たとえば、「夏の暑さを何とかしたい」と思い、遮熱塗料での外壁塗装を希望する方がいます。遮熱塗料には、一定の効果が期待できます。ただし、室温を下げたい場合は、外壁だけでなく、窓から入る日差しも確認が必要です。
場合によっては、窓を日陰にする工事や、外付けブラインドの方が効果的なこともあります。
このように、悩みの原因に合わせた提案があるか。そこを見ることが大切です。施工事例に提案の理由が書かれていると、会社の考え方が分かりやすくなります。
確認③工事内容が具体的に書かれているか
施工事例では、どんな工事をしたのかも確認しましょう。
「キッチンを交換しました」「外壁を塗装しました」だけでは、工事の中身が分かりにくい場合があります。たとえば、
- どこを直したのか
- どんな材料を使ったのか
- どの範囲まで工事したのか
- 下地や傷みの確認をしたのか
こうした内容が書かれていると、会社の実績を判断しやすくなります。
リフォームは、今ある家に合わせて進める工事です。家の状態は、一軒ごとに違います。そのため、施工事例では、工事の内容まで見ることが大切です。
確認④費用や工事期間の目安があるか
施工事例に、費用や工事期間の目安があるかも確認しましょう。
同じように見える工事でも、家の状態や工事範囲によって金額は変わります。そのため、施工事例の金額がそのまま自分の家に当てはまるわけではありません。
それでも、費用の目安があると、検討しやすくなります。工事期間も同じです。住みながら工事をする場合は、生活への影響もあります。
費用や期間が書かれている施工事例は、お客様に分かりやすく伝えようとする姿勢が見えやすくなります。
確認⑤お客様の声や工事後の対応があるか
施工事例では、お客様の声も確認しましょう。
ただし、「きれいになりました」「頼んでよかったです」という短い感想だけでは、会社の対応までは分かりにくいことがあります。
参考になるのは、工事前の不安や、工事中の対応、工事後の感想が分かる声です。たとえば、
- 説明が分かりやすかった
- 工事中も連絡があった
- 不安な点に答えてくれた
- 工事後も相談できた
このような内容があると、会社の対応が見えやすくなります。リフォームは、工事が終わったあとも大切です。工事後の対応まで書かれているかも、確認しておきましょう。
私たちが施工事例で確認していること
優良工事店ネットワークでは、工事店を確認するときに、施工事例も見ています。
見ているのは、写真のきれいさだけではありません。たとえば、
- リフォームの実績があるか
- 工事内容が具体的か
- お客様の悩みが書かれているか
- 提案の理由が分かるか
- 工事後の対応が見えるか
こうした点を確認しています。施工事例には、会社の考え方や説明の丁寧さが表れることがあります。写真だけでなく、中身まで確認することが大切です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|施工事例は写真より中身を見る
リフォーム会社の施工事例では、写真のきれいさだけで判断しないことが大切です。
確認したいのは、次の5つです。
- リフォームのきっかけが書かれているか
- どんな提案をしたか分かるか
- 工事内容が具体的に書かれているか
- 費用や工事期間の目安があるか
- お客様の声や工事後の対応があるか
施工事例は、会社の実績を見るだけではありません。お客様の悩みを聞き、必要な工事を提案しているか。そこまで見ると、会社の姿勢が分かりやすくなります。
会社選びで迷う方へ
施工事例を見ても、会社選びで迷うことはあります。
「この会社は自分の工事に合うのかな」
「写真はきれいだけど、任せて大丈夫かな」
そう感じたときは、第三者の立場でご相談をお受けしています。
電話でも、WEBでも、お名前なしでもご相談いただけます。
※営業の電話はありません。
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。
※NHKでも紹介された冊子です
※累計100万部発行
関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。