【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
→詳しいプロフィールはこちら
「まだ壊れていないけれど、そろそろリフォームを考えた方がいい?」
「工事はいつ頃から準備を始めればいいの?」
「壊れてからでは遅い?」
このようなご相談をいただくことがあります。
リフォームは、壊れてから慌てて進めるよりも、余裕を持って計画することで選択肢が広がります。
今回は、リフォームを計画し始めるタイミングや、後悔しないための進め方について説明します。
計画は工事の半年前〜1年前がおすすめ
多くのリフォームでは、工事の半年前から1年前を目安に計画を始めることをおすすめします。その理由は、
- 情報収集ができる
- 複数の会社を比較できる
- ショールームを見学できる
- 補助金を確認できる
- 家族で相談する時間が取れる
からです。急いで契約する必要がなくなるため、納得して会社を選びやすくなります。
壊れてからでは選択肢が少なくなる
給湯器やトイレなどが突然故障すると、「早く直したい」という気持ちが優先されます。その結果、
- 十分に比較できない
- 相見積りを取れない
- 希望の商品を選べない
ということもあります。特に給湯器やエコキュートは、冬場に故障すると生活への影響が大きくなります。
設備の寿命が近づいたら、故障する前から準備を始めると安心です。
築15〜20年が計画を考える一つの目安
住宅の状況にもよりますが、築15〜20年頃になると、
- キッチン
- 浴室
- トイレ
- 洗面化粧台
- 給湯器
などの設備に不具合が出始めることがあります。また、外壁や屋根のメンテナンスを検討する時期とも重なります。
「まだ使えるから」と先延ばしにするのではなく、一度点検や相談をしてみると、今後の計画を立てやすくなります。
補助金も早めに確認しておきたい
リフォーム補助金は、制度によって申請条件や受付期間が異なります。
また、予算が上限に達すると、予定より早く受付が終了する場合もあります。補助金を利用したい場合は、
- 対象工事
- 申請時期
- 必要書類
を早めに確認しておくことが大切です。
ショールーム見学にも時間が必要
設備はカタログだけで決めるよりも、ショールームで実物を見ることをおすすめします。実際に見ることで、
- 使い勝手
- 高さ
- 色合い
- 収納量
などが分かり、納得して選びやすくなります。
複数のメーカーを比較する場合は、見学にもある程度の時間が必要です。
計画で一番時間をかけたいのは会社選び
リフォームは設備選びも大切ですが、それ以上に重要なのが会社選びです。同じ工事内容でも、
- 提案内容
- 工事範囲
- 見積り
- 保証内容
は会社によって異なります。価格だけで決めるのではなく、複数社の説明を聞いて比較する時間を確保しましょう。
見積りで確認したいポイントは、こちらで詳しく解説しています。
後悔しないために確認したい質問
契約前には、次のような点を確認しておくと安心です。
- 「今の設備はあと何年くらい使えそうですか?」
- 「工事するならおすすめの時期はありますか?」
- 「補助金を利用できる可能性はありますか?」
- 「見積りの有効期限はどれくらいですか?」
- 「希望時期までに工事できますか?」
こうした質問への回答が分かりやすい会社は、計画段階から安心して相談しやすいでしょう。
本当の原因は会社選び
リフォームで「もっと早く計画すればよかった」と感じる方の多くは、設備の故障ではなく、準備不足を後悔しています。
信頼できる会社は、
- 工事を急がせない
- 今すぐ必要な工事と将来でもよい工事を整理してくれる
- 予算に合わせた提案をしてくれる
- 補助金や工期についても丁寧に説明してくれる
など、お客様のペースに合わせて計画をサポートしてくれます。
計画段階から相談しやすい会社を選ぶことが、満足度の高いリフォームにつながります。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|余裕を持った計画が満足度を高める
リフォームは、工事の半年前から1年前を目安に計画を始めるのがおすすめです。早めに準備を始めることで、
- 会社を比較できる
- ショールームを見学できる
- 補助金を活用しやすくなる
- 家族で十分に相談できる
といったメリットがあります。
壊れてから慌てて決めるのではなく、設備がまだ使えるうちから情報収集を始めることが、後悔しないリフォームへの第一歩です。
会社選びで迷う方へ
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。

※NHKでも紹介された冊子です
※累計100万部発行