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執筆:二級建築士 安藤勉
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「追加工事ですが、今日中に返事をお願いします。」
「今決めないと工事が進められません。」
「急いで決めてくださいと言われましたが、本当に今日決める必要があるのでしょうか。」
このようなご相談をいただくことがあります。
私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。その中でも、工事中に判断を急がれて不安になったというご相談は少なくありません。
結論から言うと、本当にその日に決めなければならないケースもありますが、すべてがそうとは限りません。
大切なのは、「なぜ今日決める必要があるのか」を確認し、納得したうえで判断することです。
今回は、工事中に判断を急がれたときの対応方法をご紹介します。
本当に今日決める必要がある工事もある
リフォームでは、工程の都合でその日の判断が必要になることがあります。例えば、
- 壁を閉じる前の配線や配管工事
- 床を張る前の下地補修
- 天井をふさぐ前の電気工事
- 発注期限が迫っている設備や建材の変更
などです。こうした工事は、一度仕上げてしまうと再び解体が必要になり、余計な費用や工期が発生することがあります。
このような場合は、早めの判断が合理的なケースもあります。
「なぜ今日なのか」を必ず確認しよう
「今日決めてください」と言われたら、まず理由を確認しましょう。例えば、
- 今日でないと工事できない理由は何か
- 明日では間に合わないのか
- 工程にどのような影響があるのか
を説明してもらいます。信頼できる会社であれば、工事の流れを分かりやすく説明してくれるはずです。
理由が分かれば、安心して判断しやすくなります。
追加費用を書面で確認する
判断を急ぐ場面では、費用の確認も重要です。追加工事を行う場合は、
- 追加工事の内容
- 追加費用
- 工期への影響
を見積書や変更書面で確認しましょう。
口頭だけで了承すると、「思っていた内容と違う」というトラブルにつながることがあります。
家族とも相談する時間をもらおう
リフォームは高額な工事です。
判断に迷う場合は、「家族と相談したいので少し時間をいただけますか。」と伝えても問題ありません。
工程上どうしても今日の判断が必要な場合でも、短時間で相談できるよう配慮してくれる会社がほとんどです。
一人で焦って決める必要はありません。
判断材料を見せてもらう
追加工事が必要と言われた場合は、
- 劣化箇所の写真
- 現物の確認
- 工事をしない場合のリスク
を説明してもらいましょう。「必要です。」という説明だけではなく、根拠を示してもらうことで納得して判断できます。
追加工事の考え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
「急かされて契約してしまった。」
「よく分からないまま追加工事を了承してしまった。」
このような後悔は、判断を急がされたことよりも、十分な説明がなかったことに原因があるケースが少なくありません。
私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、
- 今日判断が必要な理由を説明する
- 写真や現物で状況を見せる
- 追加費用を書面で提示する
- お客様が納得してから工事を進める
という特徴があります。
「早く決めてください」と急ぐだけではなく、判断に必要な情報をきちんと提供してくれる会社を選ぶことが、安心してリフォームを進めるポイントです。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|慌てず理由を確認して判断しよう
工事中に「今日決めてください」と言われても、すぐに了承する必要はありません。
まずは、
- なぜ今日決める必要があるのか
- 後日にするとどのような影響があるのか
- 費用や工期はどう変わるのか
を確認しましょう。
工事の工程上、本当に早い判断が必要なケースもありますが、その理由を理解したうえで納得して決めることが大切です。
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