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執筆:二級建築士 安藤勉
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「壁を壊したら木材が傷んでいました。」
「配管が古いので一緒に交換した方がいいと言われました。」
「急に追加工事を勧められましたが、本当に必要なのでしょうか。」
このようなご相談をいただくことがあります。
私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。その中でも、「工事中に予定外の工事を勧められて判断に迷った」というご相談は少なくありません。
結論から言うと、工事中に追加工事が必要になることは珍しくありません。ただし、その場で慌てて決めるのではなく、本当に必要なのかを確認して判断することが大切です。
今回は、工事中に追加工事を勧められたときの考え方をご紹介します。
工事を始めて初めて分かることがある
リフォームでは、壁や床、天井を開けてみて初めて分かる劣化があります。
例えば、
- 木材が腐っていた
- シロアリ被害が見つかった
- 配管が劣化していた
- 下地が傷んでいた
といったケースです。
これらは工事前の現地調査では確認できないこともあり、工事中に追加の提案を受けることがあります。
「今しかできない工事」か確認する
追加工事を勧められたら、まず確認したいのが「今しかできない工事なのか」という点です。
例えば、
- 壁を閉じる前の配管交換
- 床を張る前の下地補修
- 屋根を解体した状態での補修
などは、後から工事をすると再び解体が必要になり、費用が高くなることがあります。
一方で、後日でも対応できる工事であれば、無理にその場で決める必要はありません。
写真や現物を見せてもらおう
「傷んでいます。」
と言われても、実際に見ていないと判断は難しいものです。
信頼できる会社であれば、
- 写真を見せる
- 実際の劣化箇所を案内する
- なぜ工事が必要なのか説明する
など、根拠を示してくれます。
説明だけでなく、目で確認することで納得して判断しやすくなります。
追加費用と工期を確認する
追加工事を行う場合は、
- いくらかかるのか
- 工期は延びるのか
- 工事内容は何か
を書面で確認しましょう。
口頭だけで進めると、「聞いていた金額と違う」「予定より工事が長引いた」といったトラブルにつながることがあります。
追加見積書を発行してもらい、内容を確認してから判断することが大切です。
詳しい見積りの確認方法は、こちらの記事も参考にしてください。
「今すぐ決めてください」と急がれても慌てない
中には、
「今日決めないと工事できません。」
と言われることもあります。
もちろん、本当に工程上すぐ判断が必要な場合もありますが、すべてがそうとは限りません。
判断に迷ったら、
- なぜ今日決める必要があるのか
- 後日では対応できない理由は何か
を確認しましょう。
納得できる説明があれば判断しやすくなります。
本当の原因は会社選び
「予定外の工事を次々と勧められて不安になった。」
「本当に必要なのか分からないまま契約してしまった。」
こうしたトラブルは、追加工事そのものではなく、説明不足や情報共有不足が原因で起こることが少なくありません。
私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、
- 劣化の状況を写真で説明する
- 工事が必要な理由を分かりやすく伝える
- 追加費用を事前に明確にする
- お客様が納得してから工事を進める
という特徴があります。
「直した方がいいですよ」と勧めるだけではなく、判断材料をきちんと提示してくれる会社を選ぶことが、後悔しないリフォームにつながります。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|追加工事は「必要な理由」を確認して判断しよう
工事中に予定外の工事を勧められることは珍しくありません。
壁や床を開けて初めて分かる劣化が見つかることもあり、追加工事が必要になるケースもあります。
大切なのは、その場で慌てて決めるのではなく、
- なぜ必要なのか
- 今しかできない工事なのか
- 写真や現物で確認できるか
- 費用や工期はどう変わるのか
を確認したうえで判断することです。
納得して工事を進めることが、満足度の高いリフォームにつながります。
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