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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォーム工事が始まると、
「工事中の写真は撮っておいた方がいいの?」
「業者が写真を撮っているので、自分は撮らなくても大丈夫?」
「完成後には見えなくなる部分はどう確認したらいいの?」
このようなご相談をいただくことがあります。
私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。その中でも、「工事中の写真を撮っておけばよかった」という声は少なくありません。
結論から言うと、工事中の写真はできるだけ残しておくことをおすすめします。
完成すると見えなくなる部分を確認できるだけでなく、将来のメンテナンスや万が一のトラブル時にも役立つからです。
今回は、工事中に写真を撮るメリットと、撮影しておきたいポイントをご紹介します。
完成後には見えなくなる部分がある
リフォームでは、
- 壁の中の配管
- 電気配線
- 下地材
- 断熱材
- 防水施工
など、工事中しか見られない部分があります。完成すると仕上げ材で隠れてしまうため、あとから確認することはできません。
写真が残っていれば、「どのように施工されているか」を後から確認できます。
将来のメンテナンスにも役立つ
数年後に別のリフォームをする際、「この壁の中に配管はある?」「下地はどこに入っている?」と確認したくなることがあります。
工事中の写真があれば、解体範囲や施工方法を検討しやすくなり、工事をスムーズに進められる場合があります。
また、将来の住まいの記録としても価値があります。
万が一のトラブル時にも確認できる
リフォーム後に、水漏れやクロスや塗装の浮きなど不具合が発生した場合、工事中の写真があれば参考になることがあります。
もちろん、写真だけで原因を判断できるわけではありませんが、施工状況を確認する資料として役立つケースがあります。
写真があることで、施工会社との確認もスムーズになることがあります。
施工会社の写真だけに頼らない方が安心
多くの施工会社でも、工事記録として写真を撮影しています。しかし、
- すべての工程を撮影しているとは限らない
- 必要な写真だけを残している場合がある
- データの保管期間が決まっていることもある
ため、自分でも記録を残しておくと安心です。スマートフォンで撮るだけでも十分役立ちます。
どんな写真を撮ればいい?
難しく考える必要はありません。例えば、
- 工事前の部屋全体
- 解体した状態
- 配管や配線が見える状態
- 下地施工の様子
- 防水施工
- 断熱材を入れた状態
- 完成前後の比較
などを撮影しておくと、後から見返したときに分かりやすくなります。
日付が分かるように保存しておくと、さらに役立ちます。
撮影するときのマナーも大切
工事中は、安全面への配慮も必要です。写真を撮るときは、
- 職人さんの作業を妨げない
- 危険な場所には入らない
- 撮影してよいか一声かける
これらを心掛けましょう。
信頼できる施工会社であれば「工事途中を写真に残しておきたい」と伝えると、協力してくれることがほとんどです。
担当者が理由もなく撮影を断ったり、動揺する場合は注意が必要です。
本当の原因は会社選び
工事中の写真は、お客様が撮るだけでなく、施工会社もしっかり記録を残していることが理想です。
私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、
- 工程ごとに写真を撮影する
- 完成後には見えない部分も記録する
- 必要に応じて写真をお客様へ提供する
- 工事内容を分かりやすく説明する
という特徴があります。写真を「大切な記録」と考える会社は、施工の品質管理にも力を入れている傾向があります。
会社選びでは、工事後の見えない部分まで丁寧に記録してくれるかどうかも、一つの判断材料になるでしょう。
信頼できる会社を選ぶには建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つのポイント】があります。
順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|工事中の写真は未来の安心につながる
工事中の写真は、完成後には見えなくなる部分を記録できる貴重な資料です。
将来のメンテナンスやリフォーム、不具合の確認にも役立つため、できるだけ自分でも撮影しておくことをおすすめします。
施工会社の記録だけに頼らず、自分でも住まいの記録を残しておくことが、長く安心して暮らすためにつながります。
会社選びで迷う方へ
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。
