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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォーム工事が始まると、
「職人さんに差し入れはした方がいい?」
「何を持っていけば喜ばれる?」
「差し入れをしないと手を抜かれない?」
と悩む方は少なくありません。
結論からいうと、職人さんへの差し入れは必須ではありません。
現在では、多くのリフォーム会社や職人さんは、自分たちで飲み物や休憩を準備しています。
そのため、差し入れがないからといって工事の品質が変わることはありません。
一方で、「暑い中ありがとうございます」「寒い中ご苦労さまです」という気持ちを込めて飲み物などを渡すと、多くの職人さんは素直に喜んでくれます。
つまり、差し入れはマナーではなく、あくまでも感謝の気持ちです。
この記事では、差し入れは本当に必要なのか、喜ばれる差し入れや渡すタイミング、気を付けたいマナーについてわかりやすく解説します。
差し入れをしなくても失礼ではありません
「差し入れをしないと職人さんの印象が悪くなるのでは?」
と心配される方もいますが、その必要はありません。
職人さんは工事の契約内容に基づいて仕事をしています。
差し入れの有無によって工事の丁寧さや品質が変わることはありません。
実際に20年以上リフォーム会社選びの相談を受けてきましたが、差し入れをしなかったことで工事が雑になったという話はほとんど聞きません。
むしろ、信頼できる会社ほど「お気遣いなく」と伝えることが多いでしょう。
工事で最も大切なのは、お互いに気持ちよくコミュニケーションを取ることです。
笑顔であいさつをしたり、困ったことがあれば相談したりする方が、差し入れ以上に良い関係につながります。
差し入れをするなら何が喜ばれる?
差し入れをする場合は、高価なものを用意する必要はありません。
職人さんが休憩時間に気軽に飲んだり食べたりできるものが喜ばれます。例えば、
- ペットボトルのお茶
- ミネラルウォーター
- スポーツドリンク
- 缶コーヒー
- 個包装のお菓子
- 塩分補給ができる飴やタブレット(夏場)
- 温かい缶コーヒー(冬場)
などが定番です。夏場は冷たい飲み物、冬場は温かい飲み物が特に喜ばれます。
一方で、手作りのお菓子や傷みやすい食品は、衛生面やアレルギーへの配慮から遠慮する職人さんもいます。誰でも受け取りやすい市販品を選ぶと安心です。
差し入れを渡すタイミング
差し入れを渡すなら、職人さんが作業を止めやすいタイミングがおすすめです。
例えば、
- 朝の作業開始前
- 10時頃の休憩時間
- 15時頃の休憩時間
- 作業終了後
などが自然です。
作業中に声をかけると、集中している手を止めることになるため、かえって気を遣わせてしまうことがあります。
タイミングが分からない場合は、「休憩のときに飲んでください。」と渡すだけで十分です。
また、毎日差し入れをする必要もありません。
工事初日や暑い日、工事最終日などに一度渡すだけでも、十分気持ちは伝わります。
差し入れよりも喜ばれること
職人さんにとって、差し入れ以上にうれしいことがあります。
それは、お客様との気持ちの良いコミュニケーションです。例えば、
- 「よろしくお願いします。」
- 「暑い中ありがとうございます。」
- 「お疲れさまです。」
といった一言だけでも、現場の雰囲気はぐっと良くなります。
また、工事中に気になることがあれば遠慮せず質問することも大切です。
信頼できる会社や職人さんであれば、工事内容を分かりやすく説明し、不安や疑問にも丁寧に対応してくれるでしょう。
差し入れを断られたらどうする?
最近では、会社のルールで差し入れを受け取らないようにしているリフォーム会社もあります。
公平性や衛生面への配慮から、そのような方針を採用しているケースも少なくありません。
もし断られても、気にする必要はありません。
「お気遣いありがとうございます。」という気持ちで断っているだけです。
無理に渡そうとせず、「分かりました。工事よろしくお願いします。」と伝えれば十分です。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
職人さんへの差し入れは、リフォーム工事で必ず必要なものではありません。
差し入れがなくても工事の品質が変わることはなく、信頼できる会社や職人さんは、契約どおり丁寧に工事を進めてくれます。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 差し入れは必須ではない
- 差し入れの有無で工事の品質は変わらない
- 渡すなら飲み物や個包装のお菓子がおすすめ
- 作業中ではなく休憩時間に渡すのがマナー
- 一番大切なのは感謝の気持ちとコミュニケーション
20年以上にわたりリフォーム会社選びの相談を受けてきた中でも、「差し入れをしなかったから手を抜かれた」という相談はほとんどありません。
それよりも、工事内容について気軽に相談できる関係を築いたり、お互いに気持ちよくあいさつを交わしたりすることの方が、満足度の高いリフォームにつながっています。
また、差し入れをする場合も、高価な品物を用意する必要はありません。
「ありがとうございます」「よろしくお願いします」という気持ちと一緒に飲み物を渡すだけでも、十分に感謝は伝わります。
リフォームを成功させるためには、信頼できる会社選び方のポイントを知ることが重要です。
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