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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォーム工事を依頼する時、工事内容や金額は確認しても、「もし会社がなくなったらどうなるのか」までは考えない方も多いかもしれません。
実は、保証書があっても会社がなくなれば保証を受けられないことがあります。
大切なのは保証年数ではなく、「会社がなくなった時に誰が対応するのか」を確認することです。
今回は、実際に全国から寄せられるご相談も踏まえながら、リフォーム会社が倒産・廃業した場合に起きることについて整理します。
リフォーム会社が倒産・廃業すると何が起きる?
会社が倒産・廃業すると、連絡が取れなくなり、保証やアフターサービスを受けられなくなることがあります。
また、保証書があっても、保証を行う会社そのものがなくなれば対応してもらえません。
そのため、保証期間だけでなく、保証が継続する仕組みがあるかも確認したいポイントです。
工事中に倒産した場合のリスク
特に注意したいのが、工事中の倒産です。例えば、
- 工事が途中で止まる
- 職人が来なくなる
- 材料が入らなくなる
- 別の会社を探す必要がある
といった問題が起きる可能性があります。
リフォームは完成して初めて価値が生まれる工事です。途中で止まってしまうと、住まいにも大きな影響が出てしまいます。
工事中に倒産したら前払い金は戻る?
工事中の倒産で最も多い不安が、前払い金の問題です。過去には、高額な前払い金を支払った後に、工事が進まなくなったという相談もありました。
倒産した場合、支払ったお金が全額戻るとは限りません。
もちろん、すべての前払いが危険というわけではありません。キッチンやユニットバスなど、事前発注が必要な工事では着手金が必要になることもあります。ただし、契約時に高額な前払いを求められた場合は、
- なぜ必要なのか
- いつ使われるのか
- 万が一の場合はどうなるのか
を確認しておくと安心です。
前払い金については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
工事後に廃業した場合のリスク
工事後に会社がなくなった場合は、主に保証やアフターサービスに影響します。
例えば、雨漏りや不具合が発生しても、相談先がなくなってしまうことがあります。そのため、保証書があるかだけでなく、誰が保証を継続するのかも確認したいポイントです。
工事保証については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
会社がなくなった時の相談先も確認しよう
全国から寄せられる相談の中には、工事店の倒産や廃業によって、
- 工事が途中で止まった
- 前払い金が返ってこない
- 保証が受けられない
といったケースもあります。
私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。
その中には、工事店の廃業後に、「どこへ相談したらよいか分からない」というご相談も少なくありません。
特に工事中の倒産は、お客様への影響が大きく、別の工事店を探さなければならないこともあります。
また、保証書があっても、保証を行う会社そのものがなくなれば、実質的に保証が受けられなくなることがあります。
そのため、保証年数だけではなく、「会社がなくなった時に誰が対応するのか」まで確認することが大切です。
契約前には、工事後の相談先や、万が一会社がなくなった場合の対応体制も確認しておくと安心です。
「もし会社がなくなったらどうなるのか」という視点で保証やサポート体制を確認したい方は、こちらも参考にしてみてください。
まとめ|保証年数より「会社がなくなった時の体制」を確認しよう
リフォーム会社が倒産・廃業すると、保証が受けられなくなるだけではありません。工事中であれば、
- 工事が途中で止まる
- 前払い金が戻らない
- 別の会社を探す必要がある
といった問題につながることもあります。そのため、契約前には、
- 保証体制
- 支払い条件
- 会社がなくなった時の相談先
も確認しておきましょう。
保証年数や会社の規模だけでなく、「万が一の時に誰が対応してくれるのか」という視点で確認することが大切です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
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