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執筆:二級建築士 安藤勉
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「工事が始まったら、別の場所も気になってきました。」
「今から追加工事をお願いできますか?」
「追加すると高くなるのでしょうか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。その中でも、「工事が始まってから追加したくなった」というご相談は珍しくありません。
結論から言うと、追加工事は可能なことが多いですが、内容によっては費用や工期に影響するため、慎重に判断することが大切です。
今回は、追加工事を検討するときの考え方をご紹介します。
工事中に追加したくなるのは珍しいことではない
実際に工事が始まると、
「壁紙だけの予定だったけれど床も新しくしたい。」
「キッチンを交換したら照明も気になる。」
「せっかく足場を組むなら雨どいも直したい。」
というように、新たな希望が出てくることはよくあります。
家の中を見ながら工事が進むため、気付かなかった劣化や改善したい場所が見えてくるからです。
早めに相談した方が対応しやすい
追加工事を考えたら、できるだけ早く担当者へ相談しましょう。
工事が進んでからでは、
- 材料を追加で手配する必要がある
- 工程を変更しなければならない
- 職人の予定を調整する必要がある
など、対応が難しくなる場合があります。
一方、早い段階であれば、既存の工程に組み込めることもあります。
「今しかできない工事」は一緒に行うのがおすすめ
追加工事の中には、同時に行った方が効率的なものがあります。
例えば、
- 足場を使う外壁や屋根の工事
- キッチン交換と床・壁紙の張り替え
- 浴室交換と洗面所の内装工事
などです。
別々に工事をすると、後から再び養生や足場が必要になり、費用が高くなることがあります。
予算オーバーにならないことも大切
一方で、「せっかくだから」という気持ちで追加を重ねると、当初の予算を大きく超えてしまうことがあります。
追加工事を検討するときは、
- 本当に今必要か
- 数年後でもよい工事か
- 今しかできない工事か
を整理すると判断しやすくなります。優先順位を決めることが、後悔しないリフォームにつながります。
必ず追加見積りを確認しよう
追加工事を依頼する場合は、
- 工事内容
- 追加費用
- 工期の変更
を書面で確認することが大切です。
口約束だけで進めると、「思っていた内容と違った」「追加費用が予想以上だった」というトラブルにつながることがあります。
追加工事でも、正式な見積書を受け取り、内容を確認してから依頼しましょう。
工事内容や見積りの確認方法は、こちらで詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
追加工事のトラブルは、追加すること自体ではなく、「説明不足」や「見積りが曖昧」なことが原因で起こるケースが少なくありません。
私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、
- 追加工事が必要な理由を説明する
- 費用の内訳を明確にする
- 工期への影響を事前に伝える
- 無理な追加工事を勧めない
という特徴があります。
「今決めないとできません」と急がせるのではなく、お客様が納得して判断できる時間を与えてくれる会社を選びましょう。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|追加工事は「必要性」と「タイミング」で判断しよう
工事が始まってから追加工事を希望することは珍しくありません。
ただし、内容によっては費用や工期に影響するため、思いついたら早めに相談することが大切です。
また、「今しかできない工事」と「後からでもできる工事」を分けて考えることで、予算を有効に使えます。
追加工事を依頼するときは、必ず見積書の内容を確認し、納得したうえで進めましょう。
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