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執筆:二級建築士 安藤勉
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「知り合いがリフォーム会社で働いている。」
「親戚に工務店を紹介された。」
「ご近所の方から『ぜひうちに頼んでほしい。』と言われた。」
このような理由で、知り合いの会社へリフォームを依頼しようと考える方も少なくありません。
私たちは20年以上にわたり、全国のリフォーム会社の調査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。
その中でも、
- 知り合いだから断りにくい
- 他社とも比較したいけれど失礼にならないかな
- 他社へ依頼したら気まずくなりそう
というご相談をいただくことがあります。
知り合いの会社へ依頼すること自体は、決して悪いことではありません。
しかし、人間関係があるからこそ注意したいポイントがあります。
今回は、知り合いの会社へリフォームを依頼する際の注意点について解説します。
知り合いだから安心とは限りません
知り合いだからといって、必ずしも自分に合った会社とは限りません。
また、
- 工事内容は希望に合っているか
- 価格は適正か
- 保証やアフターサービスはどうか
といった点は、人間関係とは別に確認する必要があります。
リフォームは数十万円から数百万円になることもある大きな買い物です。
知り合いだからという理由だけで決めるのではなく、工事内容や会社の対応を冷静に判断することが大切です。
知り合いだからこそ相見積りをおすすめします
私たちは、知り合いの会社であっても相見積りをおすすめしています。
相見積りは、相手を疑うためではありません。
工事内容や価格、提案内容を比較し、納得して依頼するためです。
比較することで、それぞれの会社の考え方や提案力、工事内容の違いが見えてきます。その結果、自分に合った会社を選びやすくなります。
知り合いだからこそ、一社だけで決めるのではなく、比較したうえで納得して依頼することをおすすめします。
本当に信頼できる会社なら比較を嫌がりません
知り合いだからこそ、
「他社も見てから決めたいと言ったら失礼ではないかな。」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、本当にお客様のことを考えている会社であれば、
「ぜひ他社とも比較して、そのうえで納得して決めてください。」
と話してくれることが少なくありません。
比較した結果、選ばれれば会社にとっても自信になりますし、選ばれなかったとしても、お客様が納得して決めた結果であれば、お互いに気持ちよく受け止められます。
一方で、
「知り合いなんだから、うちに決めてよ。」
と比較そのものを嫌がるようであれば、一度立ち止まって考えてみることも大切です。
最初に「比較する予定」と伝えておくと気まずくなりません
知り合いだからこそ、最初の伝え方も大切です。
例えば、親戚の方から、
「一度、見積りをさせてほしい。」
と言われたとします。
そのような場合は、最初にこのように伝えておくと、お互いに気まずくなりにくくなります。
「ぜひ見積りはお願いしたいです。ただ、別の知り合いからも紹介を受けていて、そちらにも見てもらう予定なんです。リフォームは大きな買い物なので、家族とも相談しながら比較して決めたいと思っています。」
このように最初に伝えておけば、後から他社へ依頼することになっても、
「最初から比較すると聞いていたから。」と受け止めてもらいやすくなります。
逆に、比較することを伝えずに期待を持たせてしまうと、お断りする際にお互い気まずい思いをすることもあります。
知り合いだからこそ、最初に「比較して決める予定です」と伝えておくことが、良い関係を続けるポイントです。
他社へお願いすることになった時の伝え方
相見積りの結果、他社へ依頼することもあるでしょう。
その場合は、率直に感謝を伝えることが大切です。
例えば、
「今回は家族とも相談して、別の会社へお願いすることにしました。せっかくお時間をいただいたのに申し訳ありません。見積りを作っていただき、本当にありがとうございました。」
このように伝えれば、多くの場合は理解してもらえます。
価格や提案内容を細かく説明する必要はありません。
相手を否定するのではなく、感謝を伝えてお断りすることが、これからも良い関係を続けるポイントです。
知り合いだからこそ、不満や要望を伝えにくくなることもあります
知り合いの会社へ依頼すると、
「このくらいなら我慢しよう。」
「せっかくやってもらったし、言いにくい。」
「今後の付き合いもあるから…。」
と、不満や気になることがあっても遠慮してしまう方は少なくありません。
しかし、リフォームは決して安い買い物ではありません。
気になることをそのままにしてしまうと、工事が終わった後も後悔が残ってしまうことがあります。
また、この業界には、人柄が良く誠実な方でも、経験や知識、提案力には差があるのも事実です。
知り合いだから安心と思い込まず、工事内容や提案内容を客観的に比較し、自分が納得できる会社を選ぶことが大切です。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
知り合いの会社へリフォームを依頼すること自体は、決して悪いことではありません。
ただし、人間関係があるからこそ、
- 相見積りを取りにくい
- 断りにくい
- 不満や要望を言いにくい
ということが起こる場合があります。
だからこそ、知り合いだからという理由だけで決めるのではなく、相見積りで比較し、自分が納得できる会社を選ぶことが大切です。
知り合いだから任せるのではなく、「この会社なら安心して任せられる」と納得したうえで依頼することが、後悔しない会社選びにつながります。
その方が工事中も気になることを相談しやすく、工事後もお互いに気持ちの良い関係を続けやすくなります。
知り合いだからこそ、人間関係だけで判断せず、納得して依頼することが大切です。
相見積りの進め方について詳しく知りたい方へ
知り合いの会社へ依頼する場合でも、相見積りを上手に進めることで納得のいく会社選びができます。
相見積りは何社くらいがおすすめなのか、比較する際のポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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