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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームの見積りを取ると、
A社:「修理で十分です」
B社:「交換した方が安心です」
と言われることがあります。
すると、「どちらを信じればいいの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
実は、修理と交換には、どちらか一方の正解があるわけではありません。
今回は、提案が分かれる理由について説明します。
修理と交換で提案が分かれることは珍しくない
リフォームでは、会社によって提案内容が変わることがあります。例えば、
- 給湯器
- 屋根工事
- 外壁工事
- 浴室リフォーム
- 窓リフォーム
などです。
ある会社は修理を提案し、別の会社は交換を提案することがあります。
これは決して珍しいことではありません。
どちらかが間違っているとは限らない
修理を提案する会社は、「まだ十分使える」と考えているのかもしれません。
一方で、交換を提案する会社は、「近いうちに再工事になる可能性がある」と考えているのかもしれません。
どちらも、必ずしも間違いとは言えません。大切なのは、その提案に理由があるかどうかです。
今を見るか、将来を見るかで提案は変わる
全国の工事店を見ていると、提案が分かれる理由はさまざまです。例えば、
- 今の不具合を直すことを優先する会社
- 将来のメンテナンスまで考える会社
- 修理の実績が豊富な会社
- 設備の更新時期を重視する会社
などがあります。給湯器であれば、数万円の修理で使い続けられる場合もあります。
しかし、使用年数が10年を超えると、メーカーの部品供給が終了していることもあります。その場合、修理したくても部品がなく、交換しか選べないことがあります。
そのため、今回は修理できても、近いうちに交換が必要になる可能性を考えて、交換を提案する会社もあります。
屋根や外壁も同じです。
今の不具合だけを見るのか、5年後・10年後まで考えるのかによって、提案内容は変わります。そのため、修理か交換かではなく、「なぜその提案になったのか」を確認することが大切です。
提案理由を確認しよう
迷った時は、次のような質問をしてみましょう。
- なぜ修理で大丈夫なのですか?
- なぜ交換が必要なのですか?
- あと何年くらい使えそうですか?
- 将来どんなリスクがありますか?
納得できる説明があるかどうかは、会社選びの大切な判断材料になります。
また、複数の会社で提案が分かれた場合は、金額ではなく、なぜその提案になったのかを比較してみることをおすすめします。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
金額だけで判断しないことが大切
修理の方が安く見えることもあります。
しかし、数年後に再工事が必要になれば、結果的に費用が高くなることもあります。
反対に、交換費用が高くても、長く安心して使える場合もあります。
そのため、見積り金額だけで判断するのではなく、提案内容や将来の計画も含めて比較することが大切です。
見積りでも提案理由を確認しよう
修理を提案する会社と、交換を提案する会社では、見積りの内容や金額も変わることがあります。
そのため、金額だけを見るのではなく、「なぜその工事が必要なのか」を確認することが大切です。
見積りを見る時のポイントは、こちらの記事でもまとめています。
まとめ|正解ではなく理由を比較しよう
修理と交換には、どちらか一方の正解があるわけではありません。
大切なのは、なぜその提案になったのか、どこまで先を見据えているのかを確認することです。
金額だけでなく、提案理由や将来の見通しも比較してみましょう。
修理か交換かという結論だけを見るのではなく、「なぜその提案になったのか」を比較することが大切です。
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