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壁付けキッチンを対面キッチンにできる?できない家と注意点

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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対面キッチンは、壁付けキッチンに比べ開放感があり、配膳しやすい、コミニュケーションが取りやすいというメリットがあります。

対面キッチンにするためには、キッチンの前にある壁や柱の撤去が必要です。

その壁が建物を支える重要な構造体なら、簡単に撤去できません。さらに、キッチンを移動することで排水管やレンジフードの排気の移動が必要です。

この記事では、壁付けキッチンを対面にできない家にはどのような特徴があるのか、工事前に確認したいポイントを解説します。

対面キッチンにできない家の特徴

構造上、撤去できない壁がある

キッチンとダイニングの間にある壁が、家を支える重要な筋交いや、構造材の場合は、撤去が難しい場合があります。

壁を取り払うには、構造を確認して、補強で補うことができれば撤去することができます。

しかしながら、鉄骨造の家、ツーバイフォーの住宅の場合は間取り変更ができない可能性が高い家がほとんどです。

壁を撤去できるかどうかは、見た目だけでは判断できないため、建築のプロに図面や現地調査で確認してもらいましょう。

壁式構造のマンション

マンションも構造によって間取り変更の自由度が変わります。

柱と梁で建物を支えるラーメン構造では、室内の間仕切り壁を変更しやすいつくりになっています。

一方、壁そのものが建物を支える壁式構造では、撤去できない壁が住戸内に存在することがあります。

そのため、壁付けキッチンの前に構造壁がある場合、希望するような大きな対面カウンターをつくれないことがあります。

排水管が移動できない

キッチンの位置を変えると、シンクから流れる排水管の移動工事が必要になります。

戸建て住宅であれば、排水管の移動がしやすい環境ですが、古いマンションの場合、希望する位置まで排水管をのばす工事ができないことがあります。

排水管の位置や勾配(こうばい)によっては、床を上げる工事が必要になります。

レンジフードの排気が起動できない

壁付けキッチンを対面キッチンにすると、レンジフードの位置も変わります。

ここで問題になるのが、屋外へ煙や蒸気を出す排気ダクトです。

新しい位置から外壁までダクトを通せるか確認が必要です。

ダクトが長くなったり、曲がりが多くなったりすると、換気効率に影響することがあります。

マンションでは、外壁に新しく穴を開けられないため、排気のルートまで確認することが大切です。

できない場合は「対面風」な間取りに

どうしても対面キッチンにできない場合は、すぐに諦める必要はありません。

たとえば、壁をすべて撤去するのではなく、腰壁を残してキッチンを対面風にする方法があります。

コンロとシンクを別々にする2列型のキッチンにする方法や、構造壁や柱を残したまま、その周囲に合わせてキッチンを設置する方法もあります。

「何を実現したいのか」を整理することが大切です。

たとえば、

「料理中にリビングの家族と話したい」
「キッチンの手元を隠したい」
「配膳を楽にしたい」

など、目的によってリフォーム内容が変わってきます。

対面キッチンにする前に確認したい6つのこと

1.キッチン前の壁は撤去できるか

間仕切り壁なのか、構造上重要な壁なのかを確認します。

柱や梁が関係していないかも確認しましょう。

2.新しい位置まで排水できるか

シンクの位置を変更するなら、排水管のルートを確認します。

床下の高さや排水管の勾配も重要です。

3.レンジフードの排気をどうするか

新しい位置から屋外まで、排気ダクトを適切に通せるか確認します。

特にマンションでは、外壁や共用部分との関係にも注意が必要です。

4.冷蔵庫や食器棚をどこに置くか

キッチン本体だけ決めてしまうと、冷蔵庫や食器棚を置く場所がなくなることがあります。

キッチン、冷蔵庫、収納を一緒に配置して考えましょう。

5.通路幅を確保できるか

対面キッチンでは、キッチンの背面にも通路が必要になります。

食器棚や冷蔵庫を置く場合は、さらにスペースが必要です。

キッチンを対面にした結果、通路が狭くなってしまうこともあります。

6.構造と配管を現地で確認したか

図面だけでは分からない配管や梁などが隠れている場合があります。

最終的な可否はリフォーム会社に現地調査をしてもらいましょう。

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。

会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

対面キッチンにこだわる必要はない

壁付けキッチンを対面キッチンにリフォームできるか?判断するには、家の構造や配管などを建築のプロの判断が必要です。

構造や配管、換気の条件によって、希望どおりにできない場合もあります。

「対面キッチンにはできない」と断られても、諦める必要はありません。

たとえば、壁を一部残す、2列型にするなど、キッチンのレイアウトは沢山あります。

キッチンリフォームの実績が沢山ある会社であれば、過去の経験から最適なプランを出してくれるはずです。

見積りを取るときは、対面キッチンにこだわらず、構造や配管まで詳しい方に快適なキッチン空間にするための方法を一緒に考えてもらいましょう。

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