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執筆:二級建築士安藤勉
「屋根を葺き替えると何日くらいかかりますか?」
「屋根カバー工法より工期は長いのでしょうか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
屋根葺き替え工事は、古い屋根材を撤去し、新しい屋根材へ交換する工事です。
屋根の内部まで確認・補修できるため、屋根の寿命を延ばせるメリットがあります。一方で、既存の屋根材を撤去する工程があるため、屋根塗装や屋根カバー工法より工期は長くなる傾向があります。
今回は、屋根葺き替え工事にかかる日数や工事の流れ、工期が長引くケースについて説明します。
屋根葺き替え工事の工期は7〜14日程度が目安
一般的な戸建住宅では、7〜14日程度が工期の目安です。ただし、
- 屋根の面積
- 屋根の形状
- 使用する屋根材
- 下地の状態
- 天候
によって工期は前後します。
また、築年数が古い住宅では、下地の補修が必要になり、工期が延びることもあります。
屋根葺き替え工事の流れ
足場を設置する
まずは安全に作業を行うため、足場と飛散防止シートを設置します。
近隣への配慮にも欠かせない工程です。
古い屋根材を撤去する
瓦やスレートなど既存の屋根材を撤去します。
葺き替え工事では、この工程があるためカバー工法より時間がかかります。
下地を点検・補修する
屋根材を撤去すると、防水シートや野地板(屋根の下地)が見えるようになります。
傷みや腐食が見つかった場合は、補修や交換を行います。
この工程によって、見えない部分までしっかり修繕できるのが葺き替え工事のメリットです。
防水シートを施工する
新しい防水シート(ルーフィング)を施工します。
屋根の防水性能を左右する重要な工程です。
新しい屋根材を施工する
ガルバリウム鋼板や瓦など、新しい屋根材を施工します。
最後に点検を行い、足場を解体して工事完了です。
工期が長くなることがあるケース
下地の傷みが見つかった
屋根を解体すると、
- 野地板の腐食
- 雨漏りによる傷み
- シロアリ被害
などが見つかることがあります。
必要に応じて補修を行うため、工期が延びることがあります。
雨や強風が続く場合
屋根工事は天候の影響を受けやすい工事です。
雨や強風の日は、安全性や施工品質を確保するため作業を中断することがあります。
複雑な屋根形状
寄棟や入母屋など複雑な屋根は施工に時間がかかるため、シンプルな切妻屋根より工期が長くなる傾向があります。
太陽光パネルの脱着が必要
屋根に太陽光発電システムが設置されている場合は、一時的な取り外しや再設置が必要になることがあります。
その分、工期が長くなるケースもあります。
屋根カバー工法との違い
屋根カバー工法は既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工します。
一方、葺き替え工事は古い屋根材を撤去するため工程は増えますが、屋根内部の状態まで確認・補修できるというメリットがあります。
工期は一般的に、葺き替え工事の方が数日長くなることが多いでしょう。
工期そのものより事前確認が大切
工期が多少延びても、「なぜ延びるのか」を事前に説明してもらえていれば、不安は少なくなります。例えば、
- 下地補修が必要になる可能性
- 天候による工期変更
- 追加費用が発生する条件
などを契約前に確認しておくことが大切です。
後悔しないために確認したい質問
- 「工事は何日くらいを予定していますか?」
- 「下地補修が必要になった場合はどうなりますか?」
- 「追加費用が発生する条件を教えてください。」
- 「雨の日は工事をどうしますか?」
- 「屋根カバー工法との違いも説明してもらえますか?」
こうした質問に丁寧に答えてくれる会社なら、安心して依頼しやすいでしょう。
見積りで確認したいポイントは、こちらで詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
屋根葺き替え工事で後悔する方は、工期そのものより、
- 下地補修の説明不足
- 追加費用が想定外だった
- 工事内容が十分に理解できていなかった
というケースが少なくありません。信頼できる会社は、
- 工期
- 工事範囲
- 下地補修の可能性
- 追加費用が発生する条件
まで契約前に分かりやすく説明してくれます。
価格だけではなく、施工内容や説明の丁寧さも会社選びでは重要なポイントです。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
✓ 会社選びの流れを知りたい方へ
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まとめ|屋根葺き替え工事は余裕を持ったスケジュールで
既存の屋根材を撤去するため、屋根カバー工法より工期は長くなる傾向がありますが、屋根内部まで確認・補修できることが大きなメリットです。
後悔しないためには、工期だけでなく、
- 下地補修の可能性
- 工事範囲
- 追加費用
- 保証内容
まで確認しておくことが大切です。
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