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執筆:二級建築士 安藤勉
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「外壁を張り替えると工事は何日くらいかかりますか?」
「外壁カバー工法より時間はかかるのでしょうか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
外壁張り替え工事は、古い外壁材を撤去して新しい外壁材へ交換する工事です。
建物の傷んだ部分まで確認・補修できるメリットがありますが、撤去作業があるため、外壁塗装やカバー工法より工期が長くなる傾向があります。
今回は、外壁張り替え工事の工期や工事の流れ、予定より長引くケースについて説明します。
外壁張り替え工事の工期は2〜4週間程度が目安
一般的な戸建住宅では、3〜4週間程度が工期の目安です。ただし、
- 建物の大きさ
- 外壁材の種類
- 下地の状態
- 天候
によって工期は前後します。
特に築年数が古い住宅では、解体後に補修工事が必要になるケースもあります。
外壁張り替え工事の流れ
足場を設置する
最初に足場と飛散防止シートを設置します。
安全対策だけでなく、近隣への配慮としても重要な工程です。
古い外壁材を撤去する
既存のサイディングやモルタルなどを撤去します。
外壁を撤去することで、建物内部の状態を詳しく確認できます。
下地を点検・補修する
外壁を撤去すると、
- 下地の腐食
- 雨漏りの跡
- シロアリ被害
などが見つかることがあります。
必要に応じて補修を行ってから次の工程へ進みます。
防水シートを施工する
建物を雨水から守るため、防水シート(透湿防水シート)を施工します。
住宅の耐久性を左右する大切な工程です。
外壁の下地胴縁工事をする
新しい外壁材と防水シートの間に、胴縁(どうぶち)と呼ばれる部材を施工します。
胴縁は、外壁材を固定するための下地であり、内部結露を防ぐ役割もあります。
新しい外壁材を施工する
サイディングなどの新しい外壁材を施工します。目地や窓まわりにシーリング工事を行います。
仕上げ後に最終点検を行い、足場を解体して工事完了です。
工期が長くなることがあるケース
下地補修が必要になった
築年数の古い住宅では、木材の腐食や雨漏り跡が見つかることがあります。
補修が必要になると工期は長くなります。
雨や強風が続く
外壁工事は天候の影響を受けます。
雨や強風の日は安全や品質を優先して作業を中断することがあります。
建物の形状が複雑
凹凸が多い住宅や3階建て住宅では施工範囲が広くなり、工期が延びることがあります。
付帯工事も同時に行う
雨樋や破風板、軒天、窓まわりなども一緒に工事する場合は、その分日数が必要になります。
外壁張り替えとカバー工法では工期が違う
外壁カバー工法は既存の外壁を残したまま施工します。
一方、張り替え工事は古い外壁材を撤去するため、その分工程が増えます。
そのため、一般的には張り替え工事の方が工期は長くなる傾向があります。
ただし、張り替え工事は建物内部まで確認できるため、見えない劣化を補修できるというメリットがあります。
工期そのものより事前確認が大切
工事期間が多少延びることよりも、「なぜ延びたのか」を事前に説明してもらえるかが大切です。例えば、
- 下地補修が必要になる可能性
- 天候による延期
- 追加工事の条件
などを契約前に確認しておくと安心です。
後悔しないために確認したい質問
- 「今回の工事は何日くらいかかりますか?」
- 「下地補修が必要になる可能性はありますか?」
- 「工期が延びる場合はどんなケースですか?」
- 「追加費用が発生する条件を教えてください。」
- 「外壁カバー工法との違いも説明してもらえますか?」
こうした質問に丁寧に答えてくれる会社なら、安心して工事を任せやすいでしょう。
見積りで確認したいポイントは、こちらで詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
外壁張り替え工事で後悔する方は、工期そのものではなく、
- 追加工事の説明不足
- 工事内容の認識違い
- 見積り範囲が分かりにくかった
というケースが少なくありません。信頼できる会社は、
- 工程
- 工期
- 工事範囲
- 追加工事の可能性
を契約前に分かりやすく説明してくれます。
価格だけではなく、説明の丁寧さや施工実績も会社選びでは重要なポイントです。
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会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|張り替え工事は余裕を持ったスケジュールで
外壁張り替え工事の工期は、一般的に2〜4週間程度が目安です。
外壁材を撤去するため、カバー工法より工期は長くなりますが、建物内部の状態まで確認・補修できるという大きなメリットがあります。
後悔しないためには、工期だけではなく、
- 下地補修の可能性
- 工事範囲
- 追加費用
- 保証内容
まで確認しておくことが大切です。
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