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執筆:二級建築士 安藤勉
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屋根工事が終わってから、
「雨が降ると以前より音が大きい。」
「寝室で雨音が気になるようになった。」
「工事前は気にならなかったのに。」
このような違和感を覚えることがあります。
屋根工事の後に雨音が変わることは珍しくありません。
しかし、屋根材の特徴による場合もあれば、施工方法や建物の状態が影響していることもあります。
原因によって対応方法は異なるため、まずは落ち着いて原因を確認することが大切です。
この記事では、屋根工事後に雨音が大きく感じる主な原因や、工事会社へ相談した方がよいケースについて解説します。
屋根工事後に雨音が大きくなる主な原因
雨音が変わる原因は一つではありません。
まずは代表的な原因を見ていきましょう。
屋根材が変わった
屋根工事では、以前とは違う屋根材に交換することがあります。
例えば、
- 金属屋根
- スレート屋根
- 洋瓦・和瓦
では、雨音の伝わり方が異なります。
特に金属屋根は、スレート屋根、洋瓦・和瓦より雨音が大きく感じやすいことがあります。
ただし、最近の屋根工法では断熱材や防音材を組み合わせることも多く、一概に「金属屋根だからうるさい」とはいえません。
屋根の構造が変わった
屋根の葺き替えでは、屋根の構造が変わることがあります。
これにより、音の響き方が以前と変わる場合があります。
工法によっては、逆に雨音が小さくなることもあります。
断熱材や防音材の影響
天井裏の断熱材や防音材が劣化していたり、一部がずれていたりすると、雨音が室内へ伝わりやすくなることがあります。
屋根工事とは直接関係がなくても、工事後に気付きやすいケースがあります。
雨どいから音がしている
屋根ではなく、雨どいが原因の場合もあります。
例えば、
- 雨どいの固定不足
- 金具のゆるみ
- 落ち葉などの詰まり
があると、雨水が当たる音が大きくなることがあります。
強い雨だった
最近では、ゲリラ豪雨、局所的な大雨が増えています。以前より雨音が気になると思っても、その日は大雨や集中豪雨だった可能性もあります。
通常の雨でも音が大きいのか、強い雨だけなのかを確認してみましょう。
工事が原因とは限らない
屋根工事後に雨音が大きくなったからといって、すぐに施工不良とは限りません。
例えば、
- 屋根材の種類が変わった
- 雨の降り方が違った
- 生活環境が変わった
など、さまざまな要因が考えられます。
まずは原因を一つずつ確認することが大切です。
工事会社へ相談した方がよいケース
次のような場合は、施工した工事会社へ相談しましょう。
工事直後から急に音が大きくなった
工事前との違いがはっきり分かる場合は、一度点検を依頼しましょう。
施工内容に問題がないか確認してもらうことが大切です。
雨漏りも発生している
雨音だけでなく、
- 天井にシミがある
- 雨漏りしている
場合は、早急に点検が必要です。
屋根や防水部分に不具合がある可能性があります。
屋根や雨どいから異音がする
風が吹くたびに、
- カタカタ音がする
- ガタガタ揺れる
などの場合は、固定不足などが考えられます。
そのまま放置せず相談しましょう。
自分で確認できるポイント
工事会社へ連絡する前に、次の点を確認すると状況を説明しやすくなります。
- 音がする場所
- 雨の強さ
- 雨どいから音がしていないか
- 雨漏りの有無
- 工事前との違い
これらを整理しておくと、原因を絞り込みやすくなります。
補修方法は原因によって異なる
雨音が大きくなる原因によって、必要な対応は変わります。
屋根材の特性によるものであれば、異常ではない場合もあります。
一方、
- 屋根材の固定不足
- 雨どいの不具合
- 防水施工の問題
などが原因なら、補修が必要になることがあります。
原因が分からないまま工事を追加するのではなく、まず点検を受けることが大切です。
リフォームは、どの会社へ依頼するかによって、提案内容や工事の品質、工事後の対応が変わります。
建設業許可・自社施工・見積り・保証など、会社選びで確認したいポイントをまとめています。
信頼できる工事会社は原因を丁寧に説明してくれる
優良な工事会社は、
「屋根材が変わったから仕方ありません。」
と説明だけで終わらせることはありません。
実際に現地を確認し、
- 屋根材の状態
- 固定状況
- 雨どい
- 防水部分
などを点検したうえで、原因を説明してくれます。
必要な補修だけを提案してくれる会社なら安心です。
工事後の保証について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
屋根工事後に雨音が大きく感じる原因には、
- 屋根材の種類が変わった
- 屋根の構造が変わった
- 断熱材や防音材の影響
- 雨どいの不具合
- 雨の降り方
などが考えられます。
工事が原因とは限りませんが、工事直後から急に音が大きくなった場合や、雨漏りや異音もある場合は、施工した工事会社へ早めに相談しましょう。
原因をしっかり確認し、必要な補修を行うことが、安心して長く住み続けるためにつながります。
リフォーム会社選びで失敗しないためには、工事後の対応や保証内容も重要です。
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