【この記事は約2分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
→詳しいプロフィールはこちら
リフォームの相談でよく聞くのが、「思ったより高くなった」という声です。
最初は100万円くらいの予定だったのに、見積りを見ると150万円。さらに打合せを重ねるうちに、200万円近くになることもあります。
実は、予算オーバーは珍しいことではありません。今回は、予算オーバーしやすい人の共通点について説明します。
予算オーバーは珍しいことではない
リフォームでは、最初に考えていた金額と、実際の見積り金額が違うことがあります。
これは工事店が高い見積りを出したというより、工事内容が具体的になることで、必要な工事が見えてくるためです。
そのため、予算オーバー自体は珍しいことではありません。
私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。その中でも、予算オーバーのご相談をお聞きすると、最初の計画よりも工事内容が増えていたというケースは少なくありません。
例えば、キッチン交換だけの予定だったものが、床や壁紙も気になり始めたり、浴室工事の予定が、洗面所や給湯器交換まで広がったりすることがあります。
リフォームは実際に計画を進めると、想像以上に選択肢が増えるため、予算も変わりやすいのです。
設備のグレードアップで費用が増える
予算オーバーの原因として多いのが、設備のグレードアップです。
例えば、キッチンやユニットバスを選ぶ時、最初は標準仕様を考えていても、ショールームを見ると、便利な機能や高級仕様が気になることがあります。
その結果、予定より数十万円増えることもあります。
工事範囲が広がることもある
工事を考え始めると、「あそこも気になる」「せっかくだから一緒にやりたい」ということがあります。
例えば、浴室工事の予定が、洗面所や給湯器交換まで広がることもあります。
特に築15〜20年以上になると、
- 「給湯器も古い」
- 「壁紙も気になる」
- 「床も張り替えたい」
というように、気になる場所が増えていくことも少なくありません。もちろん悪いことではありません。
ただし、工事範囲が広がれば、費用も増えていきます。
最初に優先順位を決める
予算オーバーしやすい方には共通点があります。
それは、「どこまでやるか」を決めないまま見積りを依頼していることです。予算と希望のバランスを考えながら、優先順位を決めることが大切です。迷った時は、
- 絶対にやりたい工事
- できればやりたい工事
- 今回は見送る工事
の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
一方で、すべての要望を予算内で実現しようとして、極端に安い見積りを選んでしまうと、工事内容や工事後のサポートまで含めて、本当に希望どおりのリフォームになるのか確認が必要です。
また、予算オーバーになりそうな時に、何を優先し、何を後回しにするのかを一緒に考えてくれる会社の方が安心です。
そのため、金額だけでなく、提案内容や相談のしやすさも会社選びでは大切になります。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
見積りを見る時の注意点
予算オーバーを防ぐためには、見積りの内容を確認することも大切です。
・何にいくらかかっているのか。
・本当に必要な工事なのか。
・優先順位に合っているのか。
見積りを見るポイントについては、こちらの記事でも説明しています。
まとめ|やりたい工事を整理することが大切
予算オーバーの原因は、工事店だけではありません。
設備のグレードアップや、工事範囲の拡大によって、費用が増えるケースも少なくありません。予算オーバーを防ぐコツは、値引き交渉ではありません。
見積りを取る前に、工事の優先順位を整理しておくことです。
リフォームで後悔しないためには、「何をやるか」よりも、「何を優先するか」を決めることが大切です。
すべての要望を叶えようとするのではなく、
「絶対にやりたい工事」
「できればやりたい工事」
「今回は見送る工事」
を整理することが、満足度の高いリフォームにつながります。また、金額だけでなく、提案内容や相談のしやすさも会社選びでは大切です。
会社選びで迷う方へ
「この見積りは高いのかな?」
「予算内でできる方法はある?」
「何を優先すればいいの?」
そんな時は、第三者の立場でご相談をお受けしています。電話でも、WEBでも、お名前なしでもご相談いただけます。
※営業の電話はありません。
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。
※NHKでも紹介された冊子です
※累計100万部発行
関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。