【この記事は約2分で読めます】
執筆:二級建築士安藤勉
→詳しいプロフィールはこちら
全面リフォームは、キッチンだけ、浴室だけの部分的な工事とは違います。
家全体を見ながら、工事内容を整理する必要があります。
- 間取り
- 水まわり
- 配管
- 電気
- 床、壁、天井
- 断熱や耐震
- 生活動線
- 工事中の管理
関係する範囲が広いため、会社選びがとても大切です。
大切なのは、ひとつひとつの工事ができるかだけではありません。家全体を見て、必要な工事を整理できる会社かです。
この記事では、全面リフォームを任せる会社を選ぶときに確認したいポイントを説明します。
全面リフォームは部分リフォームと違います
全面リフォームは、部分リフォームよりも確認することが多くなります。
たとえば、浴室だけの工事なら、浴室まわりを中心に考えます。
しかし、全面リフォームでは、家全体の使い方を考える必要があります。
- 間取りを変えるか
- 水まわりを移動するか
- 配管や電気をどうするか
- 断熱や耐震も考えるか
- 収納や生活動線をどう整えるか
- 工事中の生活をどうするか
こうした点が関わります。
そのため、全面リフォームでは、家全体を見てくれる会社かを確認することが大切です。
確認①家全体の状態を見てくれるか
まず確認したいのは、家全体の状態を見てくれるかです。
全面リフォームでは、見えている部分だけでなく、見えない部分も関係します。
- 床下の傷み
- 壁の中の状態
- 天井裏
- 雨漏り跡
- 配管や電気の古さ
- 断熱の状態
- 家のゆがみ
見た目をきれいにするだけでなく、家の状態を確認したうえで提案してくれる会社かを見ましょう。
【質問するときのポイント】
「家全体の状態を見てもらえますか?」
「傷みがありそうな場所はありますか?」
「工事前に確認しておくべき部分はありますか?」
確認②間取り・水まわり・配管まで整理できるか
全面リフォームでは、間取りや水まわりの変更を考えることがあります。
ただし、水まわりを動かす場合は、配管や排水の位置も関係します。
- キッチンを移動する
- 浴室を広げる
- トイレの位置を変える
- 洗面所の動線を変える
こうした工事では、見た目のプランだけでなく、配管や電気の確認が必要です。
【質問するときのポイント】
「水まわりの移動はできますか?」
「配管や電気の制限はありますか?」
「間取り変更で注意する点はありますか?」
「できない工事がある場合、理由を説明してもらえますか?」
全面リフォームでは、希望を聞くだけでなく、できること・できないことを分かりやすく説明してくれる会社が安心です。
確認③古い家や傷みへの対応経験があるか
全面リフォームは、築年数の古い戸建てや実家で行うことも多い工事です。
古い家では、工事を始めてから傷みが見つかることがあります。
- 床下の腐食
- 壁の中の傷み
- 雨漏り跡
- 配管の劣化
- 電気配線の古さ
- 増改築の跡
古い家のリフォームに慣れている会社は、こうした可能性を考えながら工事を進めます。
全面リフォームを任せるときは、古い家や傷みのある家への対応経験があるかも確認しましょう。
確認④見積りの工事範囲が分かりやすいか
全面リフォームでは、見積りの工事範囲がとても大切です。
工事範囲が広いため、どこまで含まれているのかが分かりにくくなることがあります。
- 解体工事
- 下地補修
- 水まわり工事
- 電気工事
- 内装工事
- 断熱工事
- 処分費
- 養生費
- 仮設工事
こうした内容が、見積りに含まれているか確認しましょう。「一式」が多い場合は、中身を説明してもらうことが大切です。
確認⑤追加費用が出る可能性を説明してくれるか
全面リフォームでは、追加費用が出る可能性があります。
特に、古い家や工事範囲が広い場合は、解体してから分かることがあります。
- 壁を開けたら下地が傷んでいた
- 床をはがしたら腐食があった
- 配管の交換が必要になった
このような場合、予定していなかった費用が必要になることがあります。大切なのは、追加費用が出ること自体ではありません。どんな場合に追加費用が出るのかを、契約前に説明してくれるかです。
【質問するときのポイント】
「追加費用が出る可能性はありますか?」
「出るとしたら、どんな場合ですか?」
「金額が変わる前に説明してもらえますか?」
「こちらの同意なく工事を進めませんか?」
確認⑥現場管理の体制があるか
全面リフォームでは、多くの職人さんが関わります。大工、電気、水道、内装、設備、場合によっては断熱や耐震の職人さんも入ります。
そのため、誰が現場を管理するのかが大切です。
職人さん任せではなく、会社として工事全体を見ているかを確認しましょう。
【質問するときのポイント】
- 「現場を管理するのは誰ですか?」
- 「工事中の連絡は誰から来ますか?」
- 「職人さんへの指示は誰が出しますか?」
- 「変更や追加費用は誰が説明しますか?」
確認⑦工事後の保証や相談先があるか
全面リフォームは、工事後の対応も大切です。
工事範囲が広いため、工事後に気になる点が出ることがあります。そのときに、どこへ相談すればよいか。保証の対象はどこまでか。担当者が変わっても対応してもらえるか。ここを契約前に確認しておきましょう。
【質問するときのポイント】
「工事後に困ったときはどこに連絡しますか?」
「保証の対象はどこまでですか?」
「保証の対象外になるのはどんな場合ですか?」
「担当者が変わっても対応してもらえますか?」
保証は、年数だけでなく、内容まで確認することが大切です。
安さだけで判断しないことも大切
全面リフォームでは、安さだけで判断しないことも大切です。
もちろん、費用を抑えることは大事です。ただし、全面リフォームは工事範囲が広い分、見積りの中身も複雑になります。
安く見える見積りでも、必要な補修や工事が含まれていない場合があります。反対に、少し高く見えても、下地補修、配管工事、保証、工事後対応までしっかりと含まれていることがあります。
大切なのは、金額だけでなく、何にお金がかかっているかを見ることです。
私たちが全面リフォームで確認していること
優良工事店ネットワークでは、全面リフォームのご相談において、金額だけで判断していません。
見ているのは、家全体を整理して進められる会社かです。
- 家全体の状態を見ているか
- 間取りや水まわり、配管まで整理できるか
- 古い家や傷みへの対応経験があるか
- 見積りの工事範囲が分かりやすいか
- 追加費用の可能性を説明できるか
- 現場管理の体制があるか
- 保証や工事後対応があるか
全面リフォームで大切なのは、ひとつひとつの工事だけではありません。家全体を見て、必要な工事を整理できる会社かを見ることが大切です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|全面リフォームは全体を見られる会社を選ぶ
全面リフォームは、部分リフォームとは違います。
家全体を見て、必要な工事を整理できる会社かが大切です。確認したいのは、次の7つです。
- 家全体の状態を見てくれるか
- 間取り・水まわり・配管まで整理できるか
- 古い家や傷みへの対応経験があるか
- 見積りの工事範囲が分かりやすいか
- 追加費用が出る可能性を説明してくれるか
- 現場管理の体制があるか
- 工事後の保証や相談先があるか
全面リフォームでは、金額だけで判断せず、家全体を見てくれる会社かを確認しましょう。
会社選びで迷う方へ
全面リフォームは工事範囲が広く、自分だけでは判断しにくいことがあります。
「この会社に任せてよいのかな」
「見積りの内容は大丈夫かな」
「家全体を見てくれているのかな」
そう感じたときは、第三者の立場でご相談をお受けしています。
電話でも、WEBでも、お名前なしでもご相談いただけます。
営業の電話はありません。
ご本人の同意なく、工事店へ情報を伝えることもありません。
会社選びの基準を、手元でゆっくり確認したい方には、
青本・赤本も無料でお届けしています。
関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。