キッチンカウンターは、キッチン全体のイメージが決まるので慎重に選びたいものです。キッチンは扉材よりカウンターの方が目立ちます。なので、キッチンカウンターの質感や色味でキッチンの印象が変わってしまうので、キッチンカウンター選びで気をつけることを事前に理解しておきましょう。キッチンのカウンターの素材は大きくわけて次の5つです。
一昔前まではシステムキッチンのカウンターはステンレスが標準仕様でした。
最近では、ステンレスの表面を保護した素材が発売されています。
キッチンのレイアウトに合わせて製作するので継ぎ目もなく、シンクとの接合もシームレスです。ステンレスの厚みや仕上げによって、価格は変わりますが比較的リーズナブルです。
最近、モダンな雰囲気のヘアライン仕上げが人気です。
現在、日本のシステムキッチンの主流は人工大理石カウンターです。アクリル系とポリエステル系の2種類あり、アクリル系の方が高価で、耐久性が高く傷にも強い素材です。
ホワイトを中心に数多くの色を選ぶことができます。石目調、砂目調など柄は様々な種類があります。素材は樹脂なのであまり硬くありません。食器の取り扱いは楽ですが、耐熱性はあまり高くありません。
人工大理石のシンクを選べば、カウンターとシンクはシームレス(接合溝なし)になり、お手入れが簡単です。
アメリカのキッチンには多く使われています。そのデザインや高級感で日本でも人気があるカウンター素材です。天然石でなくて良いなら大理石ではなく御影石がお勧めです。御影石も水を吸い込みますが、大理石と比べるとかなり少ない(石種によって違う)ので汚れが目立ちにくいし、濃い目の石種が人気です。ステンレスや人工大理石より多少割高になります。
クウォーツエンジニアリングストーンは、新しいカウンター素材です。
天然のクウォーツ(水晶・石英)93%と樹脂等を混合して作られた人工物ですが、天然石の質感と人工大理石の良さを兼ね備えた素材になっています。天然石と同様の質感と汚れにくさ。取り扱いのしやすさが両立しているのも特徴です。また、耐熱性が高く傷がつきにくいというメリットがあります。
天然石と同じように硬めなので、食器の取り扱いには注意が必要です。シンクとの接合がシームレスにならないL型キッチンやコノ字型キッチンの場合は、継ぎ目が出来てしまう場合もあります。アメリカやドイツでもクウォーツはとても人気があります。色や柄も種類が多く揃っています。日本でもこれからどんどん普及していくと期待されています。
輸入されてから年月は経過していますが、高価格のため高級キッチンでしか使えず、いままではほとんど普及はしていませんでした。ここ数年で高価格ではあるのですが、流通ルートによっては以前よりは比較的安価に入手できるようになりました。
木製カウンターの種類は、「無垢材」「集成材」「積層合板」などがあります。キッチンカウンターとして無垢材を使用することは、耐水性・耐火性・木の反りなどを考慮するとあまりお勧めできませんが、集成材や積層合板はその特性や施工方法を理解しているならカウンターとしても使用できます。
キッチンカウンターとして使用する場合、木は耐水性に多少は問題があるようです。樹種の適切な選択と厚めの塗膜を施した塗装が条件になります。(塗装としてはウレタン系の塗料がお勧めです。自然塗料を使用する場合1~2年毎の塗装メンテナンスが必要になります)
以上がキッチンカウンターの主な種類です。
カタログを取り寄せても素材の雰囲気やショールームには実物が展示してあるので一度見に行ってみましょう。
実際 にショールームに行っても素材も様々です。水まわりを熟知した経験豊富なリフォーム会社に相談しましょう。
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