タイルの浴室(在来浴室)からシステムバスへリフォームをする際に気をつけておきたい点がいくつかありますのでご紹介します。
システムバスのサイズについて
まず知っておきたいのが1216、1616と言われるシステムバスのサイズです。自分の家に入るサイズを知っておきましょう。メーカーのカタログには0.75坪、1坪、1.25坪というふうに表現されています。たとえば1坪の広さ(内寸)は、1600ミリ×1600ミリになります。メーカーによって少しサイズが違う場合もありますが、各タイプの広さを把握しておきましょう。
浴室入口や土台まわりについて
在来の浴室の場合、経年劣化により、タイルの目地のわずかな隙間から水が漏れて土台を腐食させる事があります。また、浴室の出入り口は特に水がかかりやすい場所のため、床が腐食しブカブカしている事がよくあります。浴室を解体した際は、土台まわりや、浴室の出入り口の床を点検し、悪い部分はこの際しっかりと補強しましょう。
補強の様子
お水やお湯の配管について
お風呂のリフォームでは、浴室内のお水やお湯の配管を新品に取り替えます。しかし、浴室以外の配管はそのままです。家を建ててから15年を超えてくると配管の腐食が進み、水漏れを起こすことがあります。よい機会なので、担当する水道工事店に浴室以外の配管を点検してもらいましょう。
手すりを取付けする際の注意点
高齢者がいる家庭のお風呂は、安全面に気をつける必要があります。高齢者にやさしい出入り口段差の解消や、手すりの設置などをすすめています。ショールームで実物を体感しながら、必要なものを選びましょう。また、システムバスを組み立てるときに、実際に手すりを使う方が立ち会い、取付け位置を決めましょう。
以上の4点がシステムバスをリフォームする際に気をつけておきたいポイントです。
リフォームを依頼する際は、後々後悔しないためにも、水まわりの専門知識と経験豊富な建築のプロに相談しましょう。
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