外壁塗装【見積り】で損しない
正しい見方と比べ方
【この記事は約3分で読めます】
外壁塗装の見積りは、会社によって大きく変わります。その理由は、中間マージンや工事内容の違いにあります。見積りの正しい見方を知るだけで、適正な価格で丁寧に工事する会社を見分けられます。
なぜ【見積り】で失敗する?
金額が大きく変わる理由
【自社施工】か【営業会社】か
中間マージンの違い
まずは、ここが一番大きな差になります。塗装会社は、大きく2つあります。
- 自社で工事する会社
- 工事を外注する会社
外注の場合は、実際の工事費用に加えて、営業費や広告費が上乗せされます。これが中間マージンです。120万円の工事が、180万円前後になることもあります。
【自社施工】と【営業会社】の見分け方は、こちらをご覧ください。
→ 中間マージンを防ぐ会社選び【2分】
【塗る前の工事】が重要
見積りに入っているか
外壁塗装は「塗る前の工事」も大切です。たとえば、シーリング工事や下地処理などです。ここを省いたり作業が雑だと、長持ちしません。見積りに含まれているか、確認しましょう。
シーリング工事
シーリングは、外壁のすき間を埋めるゴム状の材料です。古くなるとヒビが入り、雨水が入りやすくなります。
そのため、古いものを取り除いて新しくする【打ち替え】が基本です。
一方で、上から重ねる【打ち増し】もあります。手間が減る分、安くなりますが、長持ちしにくくなります。
下地処理(塗る前の準備)
下地処理は、塗料がしっかり付くように塗る面を整える作業で、次のようなものがあります。
- 汚れを落とす【高圧洗浄】
- 古い塗膜を落とす【ケレン】
- ひび割れの【補修】
ここが不十分だと、どんなに良い塗料でも長持ちしません。ほこりのある所にテープを貼っても、すぐはがれるのと同じです。
【建築士のアドバイス】
迷ったときの確認方法
シーリング工事や下地処理は、会社ごとに考えが違うことがあります。そのときは、他社の説明も伝えながら尋ねると、必要な工事が見えてきます。工事内容を整理してから、見積りを比べましょう。
いくらが適正?
【外壁塗装】の費用相場
費用の目安は、120〜160万円
「200〜300万円かかった」という話もありますが、30坪ほどの住宅なら【120〜160万円】が一般的な相場です。
※スレート屋根/サイディング外壁
※一般的な塗料(シリコン・ラジカルなど)
※塗装と足場の工事だけで済む場合の目安
安すぎる見積りは危険
【激安広告】の注意点
「家の塗装、60万円から!」
このような広告には注意が必要です。安さだけで契約すると、あとで後悔することもあります。
外壁塗装は、適切な材料と丁寧な作業によって長持ちします。そのためには、適切な工事費用が必要です。安すぎる場合は、必ず理由があります。
工事が抜けている
- 【屋根塗装】が含まれていない
- 【塗る前の工事】に手間をかけない
- 【付帯工事】が含まれていない
追加で請求される
契約後に「含まれていない」と言われ、追加費用を請求されるケースもあります。
見えない手抜き工事
- 塗料を必要以上に薄める
- 契約と違う、安い塗料を使う
- 3回塗りではなく、2回塗り
金額だけで判断せず、工事内容まで確認することが大切です。
【値引き】は危険
【適正な見積り】の引き出し方
外壁塗装で、大きな値引きは注意が必要です。
値引きのセールストーク
最初に高い金額を見せて、大きく値引きしてお得に見せるケースがあります。
「本当は、200万円。でも今だけ150万円にします」
このような不自然なセールストークの場合、工事の内容も注意が必要です。特に、10万円以上の大きな値引きは要注意です。
値引きを求めるリスク
無理な値引きをお願いすることも危険です。
値引した分だけ、材料代や人件費を削られることがあるからです。その結果、手抜き工事や、品質の低下につながりやすくなります。
そのため、建築のプロは、自宅をリフォームするときに大きな値引き交渉をしません。
見積りの頼み方
大切なのは、最初から適正な見積りを出してもらうことです。そのためには「見積りの頼み方」を工夫しましょう。詳しい方法は、こちらをご覧ください。
ここを見れば安心
【見積書】チェックポイント
【塗料】の内容を確認
まずは、塗料を確認しましょう。次の2つが書かれていると安心です。
- メーカー名
- 塗料の商品名
【3回塗り】になっているか
「3回塗り」と書かれていると安心です。外壁塗装は3回塗りが基本です。
1回目:下塗り(下塗り塗料)
2回目:中塗り(仕上げ塗料)
3回目:上塗り(仕上げ塗料)
【塗る場所】は明確か
塗らない箇所の確認
「ここも塗ってくれると思っていた」
「そこは見積りに含まれていません」
このような食い違いは、よく起きます。特に多いのは、次の部分です。
- 2階バルコニーの床
- 外の門や塀
- 雨戸・戸袋
トラブルを防ぐには「塗らない箇所」を見積書に書いてもらうのがポイントです。記載された場所以外は、すべて塗るという意味になるため、食い違いが起きにくくなります。
見積りの内訳と相場
あとで追加料金を請求されないように、見積書にどこまで含まれているか確認しましょう。
| 項目 | 金額の目安 |
| 足場・ネット | 20~30万円 |
| 高圧洗浄 | 3~4万円 |
| 屋根塗装 | 20~30万円 |
| 外壁塗装 | 45~60万円 |
| 付帯部塗装(木部・鉄部など) | 10~15万円 |
| シーリング交換 | 20~30万円 |
| 傷んだ部分の補修 | 3~10万円 |
| カーポート屋根脱着 | 2~4万円 |
※ケレンは、塗装工事に含まれるのが一般的です。
※一般的な戸建て住宅の目安です。
(30坪前後・スレート屋根・サイディング外壁)
※塗料や建物の状態によって、費用は変わります。
これで判断できる
見積り【最終チェック】
次のポイントを確認しましょう。
見積りで見るべきは何か?
金額より【会社選び】
見積りには、会社の姿勢が出ます。安さだけで選ぶと、失敗しがちです。つまり、見るべきは金額ではなく、会社そのものです。外壁塗装は、会社選びで結果が決まります。
塗装会社選びの【4つのポイント】
ここまで、見積りについて説明しました。
会社選びでは、次の4つが大切です。
- 手抜き予防法
- 見積り
- 塗料と工事
- 保証
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外壁塗装の寿命は【工事】で決まる
4つをまとめて知りたい方は、こちらをご覧ください。
見分け方が分かっても、会社選びで迷うこともあると思います。そのようなときは、第三者の立場でご相談をお受けしています。
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