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執筆:二級建築士 安藤勉
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フローリングを見て、
「床材の間に隙間ができている」
「リフォームしたばかりなのに隙間がある」
と気になっていませんか?
フローリングの隙間を見ると、施工不良ではないかと心配になるかもしれません。
しかし、隙間があるからといって、必ずしも施工不良とは限りません。
床材の種類によっては、湿度や温度の変化によって伸縮し、隙間ができることがあります。
一方で、施工方法や床材の固定などに問題があり、隙間が生じている可能性もあります。
この記事では、フローリングに隙間ができる原因と、補修を検討したほうがよいケースを解説します。
フローリングに隙間ができる主な原因
フローリングの隙間には、いくつかの原因があります。
湿度による床材の伸縮
木質系のフローリングは、湿度の変化によって伸び縮みします。
特に乾燥する冬は床材が縮み、隙間が目立つことがあります。
反対に、湿度が高い時期には床材が膨張して、隙間が小さくなることもあります。
このように、季節によって隙間の大きさが変わる場合は、床材の伸縮による可能性があります。
特に、天然木をそのまま加工した床材「無垢フローリング」は隙間が出やすい材料です。
経年による変化
長年使用しているフローリングでは、乾燥や湿度変化を繰り返すことで、少しずつ床材の状態が変化することがあります。
新築時やリフォーム直後には問題がなくても、年月が経ってから隙間が目立つようになる場合があります。
施工方法に問題がある
フローリングを施工するときには、床材の伸縮を考慮して施工する必要があります。
床材の種類に適した施工がされていなかったり、固定方法などに問題があったりすると、隙間が生じる可能性があります。
特に、施工直後から大きな隙間がある場合は、施工した会社に確認することをおすすめします。
フローリングの隙間は施工不良とは限らない
ここが重要なポイントです。
フローリングに隙間があるからといって、「施工不良だ」とすぐに判断することはできません。
床材の種類や施工方法、施工した時期、室内の湿度などによって、隙間が生じることがあります。
例えば、冬に隙間が目立つようになり、湿度が高くなる時期に目立たなくなるのであれば、床材の伸縮が原因の可能性があります。
一方で、季節に関係なく大きな隙間がある場合や、施工直後から隙間が目立つ場合は、別の原因も考える必要があります。
施工不良を疑ったほうがよいケース
次のような状態なら、一度施工業者に確認してもらいましょう。
リフォーム直後から大きな隙間がある
施工して間もないのに、明らかに大きな隙間がある場合です。
施工時の床材の状態や施工方法などを確認してもらいましょう。
隙間の大きさが場所によって極端に違う
同じ部屋なのに、一部だけ大きな隙間がある場合は注意が必要です。
もちろん、床材の状態や室内環境によって差が出ることもあります。
そのため、実際の状態を見てもらうことが大切です。
隙間だけでなく床材が動く
歩いたときに床材が動いたり、浮いているように感じたりする場合は、単なる隙間とは別の問題がある可能性があります。
隙間がどんどん広がっている
以前は気にならなかったのに、徐々に隙間が大きくなっている場合も確認しておきましょう。
床材だけでなく、下地などに問題がないか確認が必要になることがあります。
フローリングの隙間を放置しても大丈夫?
小さな隙間で、季節によって変化する程度なら、すぐに補修が必要とは限りません。
ただし、隙間が大きい場合は注意が必要です。
隙間にゴミやホコリが入りやすくなったり、床材の動きによって別の不具合につながったりすることがあります。
また、隙間以外にも、
- 床材の浮き
- 床の沈み
- 床鳴り
- 床材の割れ
などがある場合は、床全体の状態を確認したほうがよいでしょう。
自分で隙間を埋めてもいい?
フローリングの隙間が気になっても、すぐに市販の補修材などで埋めるのはおすすめできません。
床材は温度や湿度によって伸縮することがあります。
そのため、原因を確認せずに隙間を埋めると、床材が動いたときに補修材が割れたり、床材に負担がかかったりする可能性があります。
まずは、隙間ができた原因を確認することが先です。
特にリフォーム後であれば、自分で補修する前に施工会社へ相談しましょう。
リフォーム後なら施工会社に確認する
リフォームして間もない時期に隙間を見つけた場合は、施工会社に連絡しましょう。
その際、
- いつから隙間ができたか
- 隙間の場所
- 隙間の大きさ
- 季節によって変化するか
- 床の浮きや沈みがないか
などを伝えると、状況を確認してもらいやすくなります。
可能であれば、隙間の大きさが分かるように写真を撮っておくとよいでしょう。
定規などを一緒に写しておけば、どの程度の隙間なのかも伝わりやすくなります。
補修が必要かは原因を確認して判断
フローリングの隙間を見つけたときに大切なのは、「隙間を埋めること」ではありません。
まず、なぜ隙間ができたのかを確認することです。
床材の伸縮によるものなのか、経年による変化なのか、それとも施工方法などに問題があるのか。
原因によって適した対応が変わります。
施工不良が疑われる場合は、施工会社に状態を確認してもらいましょう。
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まとめ
フローリングに隙間があるからといって、必ずしも施工不良とは限りません。
木質系の床材は、湿度や温度の変化によって伸縮するため、季節によって隙間が目立つことがあります。
一方、
- リフォーム直後から大きな隙間がある
- 隙間が徐々に広がっている
- 一部だけ極端に隙間が大きい
- 床材が動く、浮いている
- 床の沈みなどもある
といった場合は、施工会社に確認してもらうことをおすすめします。
また、原因を確認せずに自分で隙間を埋めるのは避けましょう。
「隙間がある=施工不良」と決めつけず、床材の状態や隙間ができた時期、季節による変化などを確認することが大切です。
リフォーム後に気になる隙間を見つけた場合は、まず施工会社に相談し、原因と補修の必要性を確認しましょう。
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