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外壁塗装は工期が長い会社ほど丁寧?施工日数だけで判断できない理由

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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外壁塗装の見積りを比較していると、

「A社は10日、B社は15日」

のように、会社によって工期が違うことがあります。

「工期が長いほうが、時間をかけて丁寧に施工してくれるのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、工期が長い会社ほど丁寧とは限りません。

反対に、工期が短いからといって、必ず手抜きというわけでもありません。

外壁塗装の工期は、建物の大きさや外壁の状態、天候、職人の人数など、さまざまな条件で変わります。

大切なのは、日数だけでなく、必要な工程がきちんと計画されているかを確認することです。

外壁塗装の工期はどれくらい?

一般的な戸建て住宅の外壁塗装では、足場の設置から解体まで含めて、10日~2週間程度が一つの目安です。

ただし、住宅の大きさや工事内容によって前後します。

例えば、外壁のひび割れやシーリングの劣化が多ければ、補修に時間がかかります。

屋根塗装も同時に行う場合は、さらに工期が長くなることがあります。

また、雨が続けば塗装できない日が増えるため、予定より工事が延びることもあります。

そのため、単純に「10日なら短い」「15日なら丁寧」と判断することはできません。

工期が長くなる主な理由

補修箇所が多い

外壁にひび割れや浮き、シーリングの劣化などがあれば、塗装前に補修が必要です。

補修を丁寧に行えば、その分だけ工期が長くなることがあります。

建物が大きい

外壁の面積が大きければ、洗浄や下塗り、中塗り、上塗りなど、それぞれの工程に時間がかかります。

塗装する場所が多い

外壁だけでなく、軒天、雨どい、破風板、雨戸なども塗装する場合は、工事日数が増えることがあります。

天候の影響

雨の日や湿度が高い日は、塗装できないことがあります。

工事を無理に進めず、乾燥に必要な時間を確保すれば、予定より工期が延びることもあります。

職人の人数

同じ工事でも、職人の人数によって作業日数は変わります。

1人で作業する会社と、3~4人で作業する会社では、同じ工程でも必要な日数が異なる場合があります。

工期が短いから手抜きとは限らない

「工期が短い会社は、工程を省いているのでは?」と心配になるかもしれません。

しかし、短い工期だけで手抜きと判断することはできません。

経験のある職人が複数人で作業すれば、適切な工程を守りながら短期間で施工できる場合があります。

例えば、職人が2人で作業する予定だったところを、3人で作業すれば、作業を分担できます。

そのため、「短い=手抜き」ではありません。

重要なのは、短い工期でも必要な工程が省略されていないかということです。

工期が長いから丁寧とも限らない

反対に、工期が長ければ安心というわけでもありません。

例えば、職人の人数が少なく、作業が進まないだけかもしれません。

また、天候や他の現場との調整によって、実際の作業日数以上に工事期間が長くなる場合もあります。

そのため、「工期が長いから丁寧な会社」と考えるのも危険です。

工期の長さではなく、なぜその日数が必要なのかを確認しましょう。

丁寧な施工かどうかは「工程」を見る

外壁塗装の品質を確認するときは、工期よりも施工内容を見ることが大切です。

特に確認したいのが次の工程です。

高圧洗浄

外壁に付着した汚れや古い塗膜などを洗い流します。

下地処理

ひび割れやシーリングの劣化など、必要な補修を行います。

下塗り

外壁と仕上げ塗料を密着させるための重要な工程です。

中塗り・上塗り

仕上げ塗料を適切な回数で塗ります。

乾燥時間

塗料ごとに必要な乾燥時間があります。

乾燥が不十分なまま次の工程に進めれば、仕上がりや耐久性に影響する可能性があります。

こうした工程が適切に計画されているかを確認するほうが、単純な工期の長さを見るよりも重要です。

見積りで工期を確認するときのポイント

見積りを取ったら、「何日かかりますか?」だけでなく、「どのような工程で進める予定ですか?」と聞いてみましょう。

例えば、

  • 足場設置
  • 高圧洗浄
  • 下地補修
  • 下塗り
  • 中塗り
  • 上塗り
  • 付帯部の塗装
  • 最終確認
  • 足場解体

など、工事の流れを説明してもらいます。

さらに、

「雨が続いた場合は工期がどうなりますか?」

と確認しておくと、予定より工事が延びたときにも安心です。

→誠実な見積りをもらう5つの伝え方【3分】 

「工期〇日保証」には注意

「必ず〇日で終わります」という説明を受けた場合は、少し注意しましょう。

外壁塗装は天候の影響を受けます。

また、工事を始めてから追加の補修が必要になることもあります。

そのため、最初から何があっても工期を変更しないという約束より、

「雨天時は延期する」「追加補修が必要なら相談する」

など、工期が変わる条件を明確にしている会社のほうが安心です。

工期より「説明が分かりやすい会社」を選ぶ

業者選びでは、「10日で終わります」「15日かけて丁寧に施工します」という言葉だけで判断するのはおすすめできません。

大切なのは、なぜその工期になるのかを説明できるかです。

建物の状態を確認したうえで、

「この補修があるため、通常より2日ほど長くなります」
「雨の場合はこの工程を延期します」

など、具体的に説明してくれる会社なら、工事の内容も確認しやすくなります。

会社選びの流れを知りたい方へ

ここまでの内容は、塗装会社選びで確認したいことの一部です。

建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。

リフォーム会社にも、塗装会社にも共通する会社選びの基本を、順番に知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ

外壁塗装は、工期が長い会社ほど丁寧とは限りません。

反対に、工期が短いからといって、必ず手抜きというわけでもありません。

工期は、

・建物の大きさ
・外壁の状態
・補修の量
・塗装する範囲
・職人の人数
・天候

などによって変わります。

そのため、業者を比較するときは、「何日かかるか」だけで判断しないことが大切です。

確認したいのは、

・必要な工程が省略されていないか
・それぞれの工程に必要な時間が確保されているか
・工期の理由をきちんと説明してくれるか

という点です。

「工期が長いから安心」ではなく、

工事内容と工期の根拠を確認して、納得できる会社を選ぶ。

これが、外壁塗装で失敗しないための大切なポイントです。

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