【この記事は約2分で読めます】
執筆:二級建築士安藤勉
リフォームを検討していると、「概算で150万円くらいです」「だいたい200万円前後ですね」と案内されることがあります。
予算の目安を知るには便利ですが、概算(がいさん)見積りだけで契約を判断するのはおすすめできません。今回は、概算見積りと正式見積りの違いや、確認しておきたいポイントについて整理します。
概算見積りとは?
概算見積りとは、建物の状況を詳しく確認する前に作成する、おおよその見積りです。
例えば、
- 電話相談
- メール相談
- LINE相談
- 写真だけの確認
などで提示されることがあります。
そのため、概算見積りは予算の目安として考えるのが一般的です。
概算見積りと正式見積りの違い
正式な見積りは、現地調査を行ったうえで作成されます。実際に建物を見ることで、
- 劣化状況
- 下地の状態
- 配管の状態
- 必要な工事範囲
などが分かります。
そのため、概算見積りと正式見積りで金額が変わることは珍しくありません。
工事店によって概算見積りの考え方は違う
全国の工事店を見ていると、概算見積りの出し方は会社によって異なります。
例えば、最初から余裕を見て高めに出す会社もあれば、概算では安めに出し、現地調査後に調整する会社もあります。また、標準的な価格帯で提示する会社もあります。
私たちのもとにも、「概算では安かったのに正式見積りで高くなった」という相談が寄せられることがあります。ただし、内容を確認すると、現地調査によって初めて必要な工事が見つかったケースも少なくありません。
そのため、概算見積りの金額だけで「この会社は高い」「この会社は安い」と判断することはできません。むしろ、現地調査後に、なぜ金額が変わったのかを丁寧に説明してくれるかが大切です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
概算見積りだけで契約しない方が良い理由
概算見積りは、あくまで予算の目安です。
リフォームは、現地調査をすると、写真では分からなかった劣化が見つかることがあります。そのため、概算見積りと正式見積りで金額が変わること自体は珍しいことではありません。
重要なのは、金額が変わったことではなく、なぜ変わったのかを納得できるよう説明してくれるかです。
契約前には、現地調査後の正式見積りを確認し、工事内容や金額の根拠を説明してもらいましょう。
また、極端に安い概算見積りには注意が必要です。必要な工事が含まれていなかったり、契約後に大きく増額したりするケースもあります。
見積りで確認したいポイント
見積りを見る時は、金額だけでなく、
- 工事内容
- 含まれている範囲
- 追加費用の考え方
も確認しましょう。
リフォーム会社から、適正な見積りをもらうには、事前に確認ポイントを知っておくことが大切です。
まとめ|現地調査後の説明を確認しよう
概算見積りは、予算の目安を知るためには便利です。しかし、契約の判断は現地調査後の正式見積りで行うことが大切です。
また、概算見積りの金額だけではなく、現地調査後の説明内容や見積りの根拠にも注目してみてください。
金額が変わったことだけで判断するのではなく、その理由を分かりやすく説明してくれる会社かどうかを確認することが、リフォームで失敗しないための重要なポイントです。
「見積りの見方が分からない」「会社選びで失敗したくない」
お住まいのことで、お悩みがありましたら、第三者の立場でご相談をお受けしています。
電話でも、WEBでも、お名前なしでもご相談いただけます。
※営業の電話はありません。
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。
※NHKでも紹介された冊子です
※累計100万部発行
関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。