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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームを検討している方の中には、「補助金の申請は自分でするもの?」「リフォーム会社が全部やってくれるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。その中でも、
「申請期限に間に合わなかった」
「業者が申請してくれると思っていた」
「補助金が使えると思って契約した」
といったご相談は少なくありません。実は、リフォーム補助金は制度によって申請者が異なります。
今回は、補助金申請は誰が行うのか、国の補助金と自治体の補助金の違い、そして後悔しないための確認ポイントについて説明します。
リフォーム補助金は制度によって申請者が異なる
リフォーム補助金というと、多くの方は「自分で役所に申請するもの」と考えがちです。
しかし実際には、補助金制度によって申請方法が大きく異なります。特に知っておきたいのが、
- 国の補助金
- 都道府県や市区町村の補助金
の違いです。同じリフォーム補助金でも、誰が申請するのかが異なる場合があります。
そのため、工事を契約する前に確認しておくことが大切です。
国の補助金は登録事業者が申請することが多い
近年のリフォーム補助金では、国が実施する制度が注目されています。例えば、
- 子育てグリーン住宅支援事業
- 先進的窓リノベ事業
- 給湯省エネ2026事業
などです。これらの制度では、お客様自身ではなく、事前に登録した事業者が補助金申請を行う仕組みです。
登録事業者が申請を行う手順
国の補助金制度では、不正申請を防ぐために登録事業者制度を採用しています。
工事内容の確認や写真管理、必要書類の提出は、リフォームを請け負う事業者が行います。補助金を利用したい場合は、まず登録事業者かどうかを確認することが大切です。
お客様は書類提出や署名を行う
登録事業者が申請を行う場合でも、お客様が何もしなくて良いわけではありません。
本人確認書類や同意書など、提出が必要です。そのため、「全部お任せで大丈夫」と考えるのではなく、自分が準備する書類についても確認しておきましょう。
補助金は工事完了後に受け取ることが多い
補助金は契約時や工事着工時にもらえるわけではありません。多くの場合、
工事完了
↓
申請
↓
審査
↓
交付
という流れになります。そのため、一時的には補助金分も含めて資金を準備する必要がある場合があります。
自治体の補助金は本人申請が多い
市区町村や都道府県が独自に行っている補助金制度では、本人申請が必要になることがあります。
自治体によって制度が異なる
自治体の補助金は地域ごとに内容が異なります。例えば、
- 省エネ改修
- バリアフリー改修
- 耐震改修
- 空き家改修
など、対象工事もさまざまです。申請方法も自治体によって異なるため、事前確認が欠かせません。
工事前の申請が条件になることがある
自治体補助金で特に多いのが、「工事前申請」です。補助金の承認前に契約や工事を始めてしまうと、補助対象外になるケースがあります。
そのため、「契約後に申請すればいいと思っていた」という勘違いには注意が必要です。
リフォーム会社がサポートしてくれる場合もある
本人申請が必要な制度でも、必要書類の準備や申請方法についてアドバイスしてくれる会社もあります。
補助金制度に詳しい会社であれば、申請の流れについても説明してくれます。
そのため、補助金を活用したい場合は、制度に詳しい会社を選ぶことも重要です。
補助金申請でよくある勘違い
補助金に関する相談で多いのが、次のような勘違いです。
契約後でも申請できると思っていた
補助金によっては工事前申請が条件になる場合があります。
契約後では間に合わないケースがありますので気を付けましょう。
業者が自動的に申請してくれると思っていた
自治体補助金では本人申請が必要な場合、確認せずに進めると申請期限を逃してしまうこともあります。
補助金対象工事だと思っていた
同じリフォームでも、設備や工事内容によって補助対象外になることがあります。
「リフォーム内容が対象なのか?」は必ず事前に確認しておきましょう。
後悔しないために確認したい質問
- 「この補助金は誰が申請しますか?」
- 「登録事業者として申請できますか?」
- 「本人申請が必要な補助金ですか?」
- 「工事前に申請が必要ですか?」
- 「補助金の申請実績はありますか?」
- 「補助金が使えない場合はありますか?」
こうした質問に対して分かりやすく説明してくれるかどうかも、会社選びの判断材料になります。
補助金を前提に資金計画を立てる場合は、見積り内容も慎重に確認することが大切です。
見積りで確認したいポイントは、こちらで詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
「別の業者に頼んだら、補助金が利用できなかった」と相談をお受けすることがあります。問題の原因は制度そのものではないことが少なくありません。
- 補助金制度を理解していなかった
- 申請時期を確認していなかった
- 対象工事を勘違いしていた
- 会社から十分な説明を受けていなかった
というケースが多く見られます。補助金制度は毎年変更されることがあります。
そのため、最新情報を把握し、分かりやすく説明してくれる会社を選ぶことが大切です。
価格だけではなく、
- 補助金の知識
- 申請実績
- 説明の分かりやすさ
- 担当者の対応
なども確認することをおすすめします。
老後リフォームで予算オーバーを防ぐためには、会社選びも大切です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|補助金申請で後悔しないために
リフォーム補助金は制度によって申請者が異なります。国の補助金では、登録事業者が申請を行う制度が多くあります。
一方で、自治体の補助金では本人申請が必要になる場合もあります。また、補助金によっては工事前申請が条件になることもあります。そのため、
「誰が申請するのか」
「いつ申請するのか」
「自分で準備する書類は何か」
を契約前に確認することが大切です。
補助金で後悔しないためには、制度に詳しく、分かりやすく説明してくれる会社を選ぶことをおすすめします。
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