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執筆:二級建築士 安藤勉
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洗面化粧台の交換を検討している方から、「工事は何日くらいかかりますか?」というご質問をいただくことがあります。
洗面所は毎日の身支度や手洗いなどで使う場所です。そのため、「その日のうちに使えるようになるの?」「洗面所が使えない時間はどれくらい?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。その中でも、「1日で終わると思っていた」「追加工事で予定より長くなった」というご相談があります。
今回は、洗面化粧台交換の工期の目安や、工期が長くなる理由、事前に確認しておきたいポイントについて説明します。
洗面化粧台の交換は工事内容によって変わる
洗面化粧台の交換といっても、工事内容はさまざまです。例えば、
- 洗面化粧台だけ交換する工事
- 壁紙や床を一緒に張り替える工事
- 収納を増設する工事
このように、リフォーム内容が変われば工事に必要な作業が異なります。
また、古い住宅では給排水管の状態によって追加工事が必要になり、工事期間が変わってきます。
工事内容ごとの工期の目安
洗面化粧台の交換「半日~1日程度」
同じサイズの新しい洗面化粧台へ交換するだけであれば、半日から1日程度で完了します。
給水や排水の位置が変わらない場合は、比較的短時間で工事が終わります。
壁紙や床も張り替える場合は1~2日程度
洗面化粧台を取り外すタイミングで、
- 壁紙の張り替え
- 床クッションフロアの張り替え
を一緒に行うケースも少なくありません。
床や壁は、洗面化粧台を設置したままでは、張り替えが困難です。壁紙が床材が古くなっている場合は、同時施工がおすすめです。
この場合は1~2日程度が目安です。
洗面所全体をリフォームする場合は2~3日以上かかることも
収納の新設や間取りの変更、洗濯機置き場の移設などを行う場合は、
- 大工工事
- 電気工事
- 給排水工事
なども必要になります。そのため、2~3日以上かかることがあります。
工期が長くなる理由
予定していた工期よりも、工事期間が延びるケースがあります。
下地の傷みが見つかることがある
洗面所は湿気が多い場所です。洗面化粧台を取り外すと、
- 床の腐食
- 壁の傷み
- 下地の劣化
などが見つかることがあります。その場合は補修工事が必要になります。
湿気が多い場所は、シロアリが繁殖している可能性もありますので、大がかりな補強工事が必要になります。
配管の交換が必要になることがある
築30年を超える古い住宅では、給水管、給湯管、排水管の劣化が見つかることがあります。
これから長く安心して使うために、配管の交換を提案されるケースもあります。
工事中に困りやすいこと
洗面台が使えなくなる
工事中は洗面台が使えません。そのため、歯磨き、洗顔、手洗いなどを別の場所で行う必要があります。
工事時間を事前に確認しておくと安心です。
洗面台のリフォームが1日で終わらない場合は、
洗濯機が一時的に使えないこともある
洗濯機が洗面所に設置されている場合は、工事内容によって一時的に使用できないことがあります。
洗濯の予定も考えておきましょう。
職人の出入りや作業音が発生
洗面化粧台の解体作業や、設置するときに電動工具の使用で作業音が発生します。
古くなった洗面化粧台を家の外に持ち出したり、新しい洗面台を設置するために設備の職人が出入りします。
廊下や玄関に物が多いと、作業がしにくくなりますので、リフォーム前に片付けておきましょう。
水が使えない期間
洗面化粧台を解体するときは、一時的に断水するため、キッチンやトイレでは水が使えません。
断水の時間は、数十分から数時間程度ですが、おおがかりな配管移動が必要な場合は、半日程度、水が使えない期間も発生します。
事前に、水が使えない場所、期間を確認しておくと安心です。
工期そのものより事前確認が大切
洗面化粧台交換で後悔する方の多くは、「工期」ではなく、「説明不足」に不満を感じています。例えば、
- 追加工事が必要だった
- 洗濯機が使えないことを知らなかった
- 内装工事も必要だった
というケースです。
そのため、「何日かかるのか」だけではなく、「どんな工事を行うのか」も確認することが大切です。
後悔しないために確認したい質問
- 「工事は何時間くらいですか?」
- 「洗面所が使えない時間はどれくらいですか?」
- 「洗濯機は使えますか?」
- 「追加工事が必要になる可能性はありますか?」
- 「壁紙や床も一緒に張り替えた方が良いですか?」
- 「工事前に準備することはありますか?」
こうした質問への説明が分かりやすいかどうかも、会社選びの判断材料になります。
契約前、見積り依頼の段階で、気になることは確認しておきましょう。見積りの注意点や信頼できる会社を見極めるポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
洗面化粧台交換で工期に関するトラブルが起きる原因は、工事期間そのものではなく、事前説明が不足しているケースが少なくありません。
- 工事内容を理解していなかった
- 追加費用の説明がなかった
- 生活への影響を聞いていなかった
というケースがあります。信頼できる会社は、
- 工期の目安
- 工事内容
- 追加工事の可能性
- 工事中の注意点
について丁寧に説明してくれます。
そのため、価格だけでなく、説明の分かりやすさや担当者の対応も確認することが大切です。
ここまでの内容は、会社選びで確認したいことの一部です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の
【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|工期だけでなく工事内容も確認しよう
洗面化粧台の交換は、交換だけであれば半日から1日程度で終わることが一般的です。
一方で、壁紙や床の張り替え、配管工事などを行う場合は1~3日程度かかることもあります。また、工事中は洗面台や洗濯機が一時的に使えなくなることもあります。
後悔しないためには、「何日かかるのか」だけではなく、「どんな工事を行うのか」まで確認しておくことが大切です。
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