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ハウスメーカーの長期保証とは?保証が続く条件と注意点を解説

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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新築時に、「50年保証です。」「長期保証だから安心ですよ。」と説明を受けた方も多いのではないでしょうか。

しかし、家を建てて10年点検の時期になると、「外壁塗装が必要です。」「この工事をしないと保証が継続できません。」という案内を受け、不安になる方も少なくありません。

私たちは20年以上にわたり、全国のリフォーム会社の調査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。

その中でも、

  • 長期保証を続けるには工事が必要と言われました。
  • 他社で工事すると保証がなくなると言われました。
  • 10年点検で高額な見積りを受け取りました。

といったご相談を多くいただきます。

結論からいうと、長期保証そのものが悪い制度というわけではありません。

大切なのは、保証年数だけではなく、保証が続く条件まで理解したうえで判断することです。

今回は、ハウスメーカーの長期保証で確認したいポイントについて解説します。

ハウスメーカーの長期保証とは?

新築住宅には、雨漏りなど住宅の重要な部分について、法律で定められた10年間の保証があります。

これとは別に、多くのハウスメーカーでは、

  • 20年保証
  • 30年保証
  • 50年保証
  • 永年保証

など、独自の長期保証制度を設けています。

長期間保証してもらえるため安心に感じますが、契約前には保証が続く条件も確認しておくことが大切です。

長期保証には条件があることもあります

長期保証では、

  • 定期点検を受けること
  • 必要と判断されたメンテナンス工事を行うこと

などが条件になっているケースがあります。例えば、

  • 外壁塗装
  • 屋根塗装
  • 防水工事

などのメンテナンス工事(有料)を行うことで、保証が継続される仕組みです。

保証内容は会社によって異なるため、「何年保証か」だけではなく、「どのような条件で保証が続くのか」も確認しておきましょう。

長期保証を続けるための費用にも目を向けましょう

長期保証を維持するためには、定期点検だけでなく、必要と判断されたメンテナンス工事を行うことが条件になっているケースがあります。

例えば、外壁や屋根は10〜15年ごとに塗装が必要になることが一般的です。

仮に、10年ごとに約150万円の外壁塗装を行うと、50年間で4回のメンテナンスが必要になり、合計で約600万円の費用がかかる計算になります。

このように、長期保証を検討する際は、保証年数だけではなく、将来必要になるメンテナンス費用も含めて考えることが大切です。 

さらに、ハウスメーカーは工事を協力会社へ依頼するケースも多く、中間マージンが加わるため、一般的な専門工事店より費用が高くなる場合もあります。 

もちろん、長期保証による安心というメリットもありますので、一概に高い・安いとは言えません。

しかし、保証制度を検討する際は、

  • 保証を維持するための条件
  • 将来必要になるメンテナンス費用
  • 保証によって得られる安心

をあわせて考えることが大切です。

他社で工事すると保証が継続できない場合もあります

長期保証では、「当社で必要なメンテナンス工事を行うこと」が条件となっているケースもあります。

そのため、他社へ工事を依頼すると、保証が継続できなくなる場合があります。

もちろん、これはすべてのハウスメーカーに当てはまるわけではありません。

保証書や契約内容を確認し、不明な点は事前に質問しておくと安心です。

保証を理由に比較しないのはもったいないこともあります

「他社で工事すると保証が継続できません。」

と言われると、不安になって比較することをやめてしまう方も少なくありません。

しかし、保証内容や条件を理解したうえで比較することは決して悪いことではありません。

例えば、

  • 保証が継続しなくなるデメリット
  • 他社へ依頼した場合の費用差
  • 将来のメンテナンス費用 

などを比較すると、自分に合った選択がしやすくなります。

保証という言葉だけで判断するのではなく、将来かかる費用や保証内容まで含めて比較することが大切です。 

比較したうえで、「保証を続ける安心」を選ぶのも一つの考え方ですし、「保証を継続せず、他社も含めてメンテナンス方法を検討する」という選択もあります。大切なのは、それぞれのメリット・デメリットを理解して判断することです。 

保証年数よりも「保証の条件」を確認しましょう

「50年保証」

「永年保証」

という年数だけを見ると安心に感じます。

しかし、本当に確認したいのは、

  • 保証を継続する条件
  • 必要なメンテナンス
  • 他社で工事した場合の取り扱い
  • 保証対象になる範囲

です。

保証は年数だけではなく、内容や条件まで確認したうえで、自分に合ったメンテナンス方法を選ぶことが大切です。 

長期保証について分からない点がある場合は、工事を依頼する前に保証書や契約内容を確認し、疑問点は遠慮なく質問しておきましょう。 

ハウスメーカーの長期保証だけでなく、リフォーム工事全般の保証内容や、保証対象になるケースについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

▶ 工事保証はどこまで保証される?保証内容の確認ポイント(約3分) 

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まとめ

ハウスメーカーの長期保証は、長期間の安心につながる制度ですが、保証を継続するための条件が設けられていることもあります。

定期点検や有償メンテナンスが必要になるケースや、他社で工事すると保証が継続できなくなるケースもあるため、契約内容を事前によく確認しておくことが大切です。

また、保証を維持するためには、将来にわたってメンテナンス費用がかかることもあります。

保証年数だけで判断するのではなく、「保証を続けるための条件」と「将来かかる費用」の両方を理解したうえで、自分に合ったメンテナンス方法を選ぶことが大切です。 

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