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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォーム工事が終わった後に、
「思っていた色と違う。」
「もっと高級感があると思っていた。」
「完成したけどイメージと違う。」
と感じることがあります。
しかし、「イメージと違う」という理由だけで、必ずやり直してもらえるとは限りません。
施工不良なのか、それとも打ち合わせどおりに施工されているのかによって、対応は大きく変わります。
この記事では、仕上がりがイメージと違うと感じた時の確認ポイントや、やり直しが可能なケース、工事会社への伝え方について解説します。
まずは契約内容を確認しよう
最初に確認したいのが、契約書や打ち合わせ内容です。
例えば、
- クロスの品番
- 外壁の色番号
- 床材の品番
- 建具の色
- 設備機器の型番
などが、契約どおり施工されているか確認しましょう。
契約どおりであれば、「イメージと違う」と感じても、施工ミスとは言えない場合があります。
「イメージと違う」と「施工不良」は別の問題
混同されやすいのが、
- イメージと違う
- 施工不良
の違いです。例えば、
「思っていたより色が明るい。」
という場合でも、契約した色番号が正しく施工されていれば施工不良ではありません。
一方、
- 違う品番を施工した
- 指定していない色を使った
- 打ち合わせ内容と異なる施工をした
場合は、施工ミスの可能性があります。
やり直してもらえるケース
次のような場合は、工事会社へやり直しを相談できる可能性があります。
- 契約と違う商品が取り付けられた
- 指定した色と異なる塗料を使用した
- クロスや床材の品番が違う
- 打ち合わせ内容と異なる施工になっている
- 明らかな施工ミスがある
このようなケースでは、工事会社側で補修や交換を行うことがあります。
やり直しが難しいケース
一方で、次のようなケースでは、やり直しが難しいこともあります。
- サンプルより明るく感じる
- 部屋全体で印象が変わった
- 家具を置いたらイメージと違った
- 家族との感じ方が違った
色や質感は、照明や天候、部屋の広さによって印象が変わります。
施工自体に問題がなければ、無償でやり直しを求めることは難しい場合があります。
気付いたら早めに相談しよう
仕上がりに違和感があれば、できるだけ早く工事会社へ連絡しましょう。
時間が経ってしまうと、
- 使用中に付いた傷
- 後から変更した希望
と判断される可能性もあります。
引き渡し直後の方が、状況を確認しやすくなります。
写真や資料を用意すると伝わりやすい
相談する際は、
- 完成写真
- 打ち合わせ資料
- カタログ
- 色見本
- 見積書
などを用意すると、話がスムーズに進みます。
「イメージと違います。」
だけではなく、
「打ち合わせではこちらの色でした。」
と具体的に伝えることが大切です。
感情的にならず事実を伝えよう
納得できない仕上がりだと、つい感情的になってしまうこともあります。
しかし、
「契約内容と違うように感じます。」
「一度確認していただけますか。」
と冷静に相談した方が、解決しやすくなります。
まずは工事会社の説明を聞き、原因を確認しましょう。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
トラブルを防ぐために工事前にできること
イメージ違いを防ぐためには、工事前の確認が重要です。
例えば、
- 大きめの色見本で確認する
- ショールームで実物を見る
- 完成イメージを写真で共有する
- 品番を書面に残す
などを行うと、完成後の「思っていたのと違う」を減らせます。
特に外壁やクロスは、小さなサンプルと実際の仕上がりでは印象が変わることがあります。
信頼できる工事会社は完成イメージを丁寧に共有する
優良な工事会社は、工事前から完成後のイメージにズレが生じないよう工夫しています。
例えば、
- カラーシミュレーションを行う
- サンプルを複数用意する
- メリットだけでなく注意点も説明する
- 打ち合わせ内容を書面にまとめる
こうした対応をしてくれる会社なら、完成後のトラブルも少なくなります。
また、万一イメージと異なる場合でも、原因を確認し、誠実に対応してくれる会社を選ぶことが大切です。
工事後の保証について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
工事後に仕上がりがイメージと違うと感じても、
- 契約どおりの施工なのか
- 施工ミスなのか
をまず確認することが大切です。
契約内容と異なる施工であれば、補修ややり直しを依頼できる可能性があります。
一方、契約どおりに施工されている場合は、照明や空間の広さによる見え方の違いが原因になっていることもあります。
気になる点があれば、できるだけ早く工事会社へ相談し、写真や資料をもとに確認してもらいましょう。
また、完成イメージを丁寧に共有し、工事後の相談にも誠実に対応してくれる工事会社を選ぶことが、リフォームで後悔しないための重要なポイントです。
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