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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームが終わった後に、
「歩くとギシギシ音がする。」
「以前は鳴らなかった場所がきしむ。」
「新しいフローリングなのに床鳴りする。」
と不安になる方は少なくありません。
リフォーム後の床鳴りは、必ずしも施工不良とは限りません。
建物の動きや木材の性質によって、一時的に発生することもあります。
一方で、施工方法に原因がある場合もあるため、音が大きい場合や長期間続く場合は注意が必要です。
この記事では、リフォーム後に床鳴りがする主な原因や、補修が必要なケース、工事会社へ相談するタイミングについて解説します。
床鳴りとは?
床鳴りとは、床の上を歩いた時に、
- ギシギシ
- ミシミシ
- キュッキュッ
などの音がする現象です。音の種類によって原因が異なることもあります。
床材だけでなく、下地や構造材が動くことで発生するケースもあります。
リフォーム後に床鳴りがする主な原因
木材の伸縮
フローリングは木質系の材料です。
木材は湿度や気温の変化によって膨張・収縮を繰り返します。
リフォーム直後は室内環境になじむまで伸縮が起こりやすく、一時的に床鳴りが発生することがあります。
特に季節の変わり目や冷暖房を使い始めた時期に起こりやすい現象です。
フローリング同士が擦れている
フローリング材は伸縮を考慮して施工されています。
しかし、わずかな動きによって床材同士が擦れると、音が発生することがあります。
このような床鳴りは、木材が落ち着くことで改善する場合もあります。
下地との間にわずかな隙間がある
フローリングと下地材が完全に密着していないと、歩くたびに動いて音が出ることがあります。
施工方法や下地の状態によって発生することがあり、症状が続く場合は点検をおすすめします。
下地の劣化が原因
重ね張りリフォームでは、古い床を残したまま施工することがあります。
この場合、既存の下地が劣化していると、新しい床材を施工しても床鳴りが改善しないことがあります。
築年数が古い住宅では珍しいことではありません。
施工方法に原因がある場合
施工時に、
- 接着剤の施工不足
- ビスや釘の固定不足
- 下地調整不足
などがあると、床鳴りの原因になることがあります。
リフォーム直後から特定の場所だけ大きな音がする場合は、施工状況を確認してもらうと安心です。
放置してもよいケース
徐々に音が減っている場合は、木材の伸縮が原因と考えられます。
時間の経過とともに改善することがあります。
早めに相談した方がよいケース
次のような症状がある場合は、施工した工事会社へ相談しましょう。
- 音が徐々に大きくなる
- 床が沈む感じがする
- 歩くと大きくたわむ
- リフォーム直後から改善しない
床鳴りだけでなく、下地に問題がある可能性も考えられます。
自分で補修しても大丈夫?
市販の床鳴り補修剤で改善する場合もありますが、原因が分からないまま補修すると、
- 音が改善しない
- 床材を傷める
- 保証の対象外になる
可能性があります。
リフォーム直後であれば、まず施工した工事会社へ相談することをおすすめします。
保証期間も確認しよう
リフォーム後間もなく床鳴りが発生した場合は、保証やアフターサービスの対象になることがあります。
相談する際は、
- いつから鳴るようになったか
- どの場所で鳴るか
- 音の種類
- 歩くと沈む感じがあるか
などを伝えると、原因を把握しやすくなります。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
信頼できる工事会社は原因を調査してから補修する
優良な工事会社は、床鳴りが発生すると、
- フローリング
- 下地材
- 根太
- 接着状況
- 建物の動き
などを確認したうえで原因を特定します。
音だけを消す応急処置ではなく、再発しにくい補修方法を提案してくれる会社なら安心です。
工事後の保証について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
リフォーム後の床鳴りは、
- 木材の伸縮
- フローリング同士の摩擦
- 下地との隙間
- 下地の劣化
- 施工方法
など、さまざまな原因で発生します。
リフォーム直後の軽い床鳴りであれば、一時的な現象として改善することもあります。
しかし、音が大きい場合や床が沈むような症状がある場合は、早めに工事会社へ点検を依頼しましょう。
また、施工後の点検や保証が充実している工事会社を選ぶことも、安心してリフォームを行うための重要なポイントです。
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