トイレリフォームで後悔する人の共通点

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執筆:二級建築士 安藤勉
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トイレリフォームは住宅リフォームの中でも比較的工事期間が短く、気軽にできるイメージがあります。

しかし実際には、

「思ったより使いにくい」

「追加費用が発生した」

「こんなはずじゃなかった」

という後悔の声も少なくありません。

私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査やお客様相談をお受けしてきました。その中で感じるのは、後悔する理由にはいくつか共通点があるということです。 

今回は、トイレリフォームで後悔する人に共通するポイントについてご紹介します。

後悔①ショールームと自宅は違う

ショールームで見るトイレは、とても広く快適に感じます。しかし実際のご自宅では、

  • 思ったより圧迫感がある
  • 便器が大きく感じる
  • ドアとの距離が近い
  • 手洗い器が使いにくい

といったことがあります。ショールームは広く見せる工夫がされているため、実際のトイレ空間とは条件が異なります。

特に築30年以上の住宅では、トイレの広さが畳1枚分くらいのため、最新のトイレに交換すると想像以上に窮屈に感じることがあります。

見た目だけで判断せず、自宅の寸法や動線を確認しながら計画することが大切です。

後悔②収納スペースを考えていなかった

トイレリフォームでは便器選びばかりに意識しがちです。しかし意外と多いのが収納に関する後悔です。例えば、

  • トイレットペーパーの置き場が足りない
  • 掃除用品が収納できない
  • 生理用品や消臭剤が見えてしまう
  • 予備のペーパーが置けない

などです。見積もり段階で予備のペーパー、掃除用具の置き場所を決めておきましょう。

後悔③後付けの手摺が大がかりなリフォームに

将来的に介護が必要になった場合、手摺の設置が必要です。

手摺を付ける場所に、あらかじめ下地を入れておくと、後から手すりの取付が簡単になります。しかし、下地がない場合は、壁を壊す工事や後付け用の下地を付ける必要があります。

5年後、10年後の使い方も考えながらリフォームの計画することが重要です。

後悔④掃除のしやすさを考えていなかった

トイレリフォームでは、デザインや機能に目が向きがちです。

しかし、実際に使い始めてから後悔しやすいのが掃除のしやすさです。例えば、

  • 便器の奥まで手が届かない
  • 床との隙間にホコリがたまる
  • 床や壁の汚れがキレイにならない

といったケースがあります。

便器の交換と一緒に、床や壁もお手入れしやすい素材に張り替えるとお手入れが簡単になります。

特に60代以降になると、膝や腰への負担を考えながら掃除をする機会も増えます。最近は、

  • フチなし形状
  • 汚れが付きにくい便器
  • 掃除しやすい素材

お手入れの負担を減らす商品も増えています。

後悔⑤リフォーム後の不具合対応に不満

契約前は工事内容ばかりに目が向きます。しかし本当に重要なのは工事後です。リフォーム後に、不具合が出ることがあります。

数年後に不具合が発生した場合、

  • 誰が対応するのか
  • 保証期間は何年か
  • 担当者が変わったらどうなるのか
  • 会社が廃業したらどうなるのか

これらを事前に確認しましょう。実際に「保証書はあるけれど対応してもらえない」という相談も少なくありません。

工事後まで考えて説明してくれる会社かどうかが重要なポイントになります。

→ 保証があるのに直らない?会社選びの基本【3分で読む】

後悔の原因は会社選びだった

ここまでトイレリフォームで後悔しやすいポイントをご紹介しました。

私たちがお客様から相談をお受けする中で感じるのは、後悔の原因がトイレそのものにあるケースはそれほど多くないということです。

例えば、

  • 追加費用の説明がなかった
  • 収納計画の提案がなかった
  • 掃除のしやすさまで説明がなかった
  • 保証内容を説明していなかった

こうした問題の多くは、設備ではなく会社側の説明不足や確認不足によって起こります。

信頼できる会社は、

  • 追加費用の可能性
  • 工事範囲
  • 設備のメリットとデメリット
  • 工事後の対応

まで丁寧に説明してくれます。

逆に価格やキャンペーンばかり強調する会社には注意が必要です。

トイレリフォームで後悔しないためには、トイレ選び以上に会社選びが重要です。

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まとめ|後悔の原因はトイレではなく会社選び

トイレリフォームの後悔は、設備そのものが原因とは限りません。

価格や機能だけを見るのではなく、

「どこまで説明してくれる会社か」

「将来まで考えて提案してくれる会社か」

という視点も大切です。

同じトイレでも、依頼する会社によって満足度は大きく変わります。

後悔しないためには、設備選びと同じくらい会社選びにも時間をかけましょう。

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