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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームでは、契約後に追加費用が出ないか不安に感じる方が多くいます。
「見積りより高くならないかな」
「あとから請求されたら困る」
「どこまでが契約に入っているのかな」
このような不安は、契約前に確認することで減らせる場合があります。
リフォームでは、工事を始めてから分かる傷みもあります。
そのため、追加費用が出ること自体は珍しいことではありません。
大切なのは「追加費用が出る可能性を事前に説明してもらえるか?」「お客様の同意なく工事や金額が変わらないか?」です。
この記事では、リフォームの追加費用と追加請求で後悔しないための確認ポイントを説明します。
追加費用が出ること自体は珍しくありません
リフォームでは、工事を始めてから初めて分かることがあります。
たとえば、壁を開けたら下地が傷んでいた。床下に腐食があった。配管が思ったより劣化していた。
このような場合、予定していなかった補修が必要になり、追加費用が出ることがあります。
つまり、追加費用が出ること自体がすべて悪いわけではありません。
大切なのは「その可能性を契約前に説明しているか?」「費用が変わる前に、きちんと相談してくれるか?」です。
注意したいのは説明なしの追加請求です
追加費用で注意したいのは、説明がないまま請求されることです。たとえば、
- 契約前に説明がなかった
- 金額が変わる前に相談がなかった
- 同意していない工事を進められた
- あとから当然のように請求された
このような場合は、トラブルになりやすくなります。
追加費用で大切なのは、出るか出ないかだけではありません。
出る可能性を、契約前に説明してくれるか。そして、費用が変わる前にお客様へ確認してくれるかです。
説明を聞き、納得してから進めることが、追加請求トラブルを防ぐ基本です。
追加費用が出やすいケース
追加費用が出やすいのは、工事前には見えにくい場所です。たとえば、
- 壁の中
- 床下
- 屋根の下地
- 配管まわり
- 水漏れや腐食がある部分
こうした場所は、工事を始めてから状態が分かることがあります。
また、工事の途中で、お客様が内容を変更した場合も追加費用が出ることがあります。たとえば、
- 設備を変更した
- 材料を変えた
- 工事範囲を広げた
- 仕上げを変更した
このような場合です。追加費用が出る可能性は、事前に聞いておきましょう。
契約前に確認したい3つのこと
追加費用で後悔しないために、契約前に確認したいことがあります。難しいことを聞く必要はありません。
次の3つを聞いておくだけでも、安心しやすくなります。
①追加費用が出る可能性はありますか?
まず、追加費用が出る可能性を聞いておきましょう。質問するときは、こう聞いてみてください。
- この工事で追加費用が出る可能性はありますか?
- 出るとしたら、どんな場合ですか?
- 事前に分かりにくい場所はありますか?
「絶対に出ません」と言われるより、出る可能性と理由を説明してくれる会社の方が安心できる場合があります。
②出る場合は事前に説明してもらえますか?
次に、追加費用が出る場合の説明方法を確認します。質問するときは、こう聞いてみましょう。
- 追加費用が出る場合は、事前に説明してもらえますか?
- 金額が変わる前に、見積りを出してもらえますか?
- 写真などで状況を説明してもらえますか?
口頭だけでは、あとから食い違いになることがあります。
できれば、金額や内容が分かる形で説明してもらうと安心です。
③同意なく工事を進めないか
最後に大切なのは、同意なく工事を進めないかです。質問するときは、こう聞いてみてください。
- こちらの同意なく、追加工事を進めることはありませんか?
- 追加費用が必要な場合は、確認してから進めてもらえますか?
- 追加工事の内容は、書面やメールで確認できますか?
追加費用は、一方的に決めるものではありません。
説明を聞き、納得してから判断することが大切です。
見積りに含まれない費用も確認しましょう
追加費用を防ぐには、見積りに含まれない費用も確認しておきましょう。
見積りには、すべての費用が入っているとは限りません。たとえば、
- 処分費
- 駐車場代
- 仮設工事
- 追加の補修費
- 設備変更の費用
- 工事範囲外の費用
などです。契約前に、次のように聞いてみましょう。
- この見積りに含まれない費用はありますか?
- あとから別に必要になる費用はありますか?
- 追加になりやすい工事はありますか?
見積りに含まれない費用を確認すると、あとからの不安を減らしやすくなります。
見積りの見方を詳しく知りたい方は、こちらも参考になります。
私たちが見積りで確認していること
優良工事店ネットワークでは、工事店を審査するときや、ご相談を受けたときに、見積書の内容を確認しています。
見ているのは、金額の安さだけではありません。
- 必要な工事が入っているか
- 一式の中身が分かるか
- あとから追加になりそうな部分があるか
- 追加費用の説明がされているか
- お客様に分かりやすい書き方か
こうした点を確認しています。追加費用を完全になくすことは、難しい場合もあります。
だからこそ、出る可能性を契約前に見えるようにすること。そして、お客様が納得して進められることが大切です。必要に応じて、建築士が見積り内容を確認しています。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|追加費用は説明と同意が大切です
リフォームでは、工事を始めてから分かる傷みがあり、追加費用が出ることがあります。
追加費用が出ること自体が、すべて悪いわけではありません。
大切なのは、契約前に説明があるか。費用が変わる前に相談があるか。
お客様の同意なく、工事を進めないかです。契約前には、次の3つを確認しましょう。
- 追加費用が出る可能性はありますか?
- 出る場合は事前に説明してもらえますか?
- 同意なく工事を進めませんか?
追加費用で後悔しないために、見積りと会社の説明をしっかり確認しておきましょう。契約前に聞くべき質問は、こちらでもまとめています。
追加費用で不安な方へ
リフォームの追加費用は、自分だけでは判断しにくいことがあります。
「この見積りで追加費用は出ないかな」
「この説明で契約して大丈夫かな」
「あとから請求されないか不安」
そう感じたときは、第三者の立場でご相談をお受けしています。
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