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外壁塗装の足場代が高い気がする。適正価格はいくら?見積書の確認ポイント

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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外壁塗装の見積書を見て、

「足場代だけで20万円以上するけど、高くない?」
「塗装より足場のほうが高い気がする」

と感じることはありませんか?

足場は工事が終われば撤去されるため、数十万円かかることに驚く方もいるでしょう。

しかし、足場は安全に外壁を塗装するために必要な費用です。

大切なのは、金額だけを見て高い・安いを判断しないことです。

足場の面積や単価、建物の形状などを確認すると、見積りが妥当なのか判断しやすくなります。

外壁塗装の足場代はいくらが目安?

外壁塗装の足場は、一般的に1㎡あたり700~1,000円程度が一つの目安とされています。

例えば、30坪前後の2階建て住宅なら、足場代は15~25万円程度になります。

ただし、これはあくまで目安です。

家の大きさや高さ、形状、敷地の条件などによって金額は変わります。

そのため、「20万円だから高い」と金額だけで判断することはできません。

足場代はどうやって決まる?

足場代は、単純に「家が何坪だから〇円」という計算ではありません。

足場の架設面積 × 1㎡あたりの単価

で計算されます。

足場は外壁にぴったり設置するのではなく、作業できるスペースを確保して組み立てます。

そのため、外壁面積より足場の面積のほうが大きくなります。

また、足場の組み立て・解体や運搬、飛散防止用のメッシュシートなどが含まれていることもあります。

見積書を見るときは、「足場代の総額」だけでなく、何㎡に対して、いくらの単価なのかを確認してみましょう。

足場代が高くなりやすい家とは?

同じくらいの大きさの住宅でも、足場代が違うことがあります。

例えば、

  • 3階建てなど高さがある
  • 建物の形が複雑
  • 隣家との距離が近い
  • 足場を組みにくい場所がある
  • 資材の搬入が難しい

といった場合です。

足場は、単純に面積だけでなく、現場での組みやすさや作業条件も費用に影響します。

そのため、他の家より高いからといって、すぐに「割高」と判断するのは避けましょう。

「足場代一式」だけの見積りは確認を

見積書に、

足場工事 一式 250,000円

のように、数量や単価が分からない記載しかない場合は、内訳を確認してみましょう。

例えば、

「足場は何㎡で計算していますか?」
「1㎡あたりの単価はいくらですか?」
「メッシュシートなどは含まれていますか?」

と聞いてみます。

細かい計算を自分でする必要はありません。

金額の根拠を業者に説明してもらうことが大切です。

「足場代無料」は本当にお得?

「今なら足場代無料です」という営業を受けることもあります。

無料と聞くと、とてもお得に感じますよね。

しかし、足場を組むためには、資材や職人の人件費などの費用がかかります。

そのため、足場代が無料になっていても、工事全体の金額が本当に安くなっているとは限りません。

例えば、

「足場代20万円を無料にします」

と言われても、塗装工事や諸経費の金額がその分高く設定されている可能性があります。

「無料」という言葉だけで判断せず、工事全体の総額と内容を比較することが重要です。

足場代を安くしすぎるのも注意

「足場代をできるだけ安くしたい」と考えるのは当然です。

しかし、価格だけを下げることを優先するのはおすすめできません。

外壁塗装では、足場の上で職人が作業します。

足場が適切に設置されていなければ、安全な作業ができません。

また、足場にメッシュシートを設置することで、塗料や洗浄水などの飛散を抑える役割もあります。

塗装工事に必要な足場を削ってしまうのではなく、安全に施工できる内容になっているかを確認しましょう。

屋根塗装も一緒にすると安くなる?

外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、それぞれの工事で足場を組むことになります。

一方、同じタイミングで施工すれば、足場を一度で済ませられるため、足場費用を抑えられる可能性があります。

ただし、

「足場代がもったいないから、まだ必要のない屋根塗装もする」

という考え方はおすすめしません。

屋根の状態を確認し、必要性を判断したうえで検討しましょう。

見積書で確認したい5つのポイント

足場代が高いと感じたら、次の5点を確認してみましょう。

① 足場の面積

見積りが何㎡の足場を組む計算なのか確認します。

② 1㎡あたりの単価

平米単価が分かれば、相場と比較しやすくなります。

③ 何が含まれているか

組み立て、解体、運搬、メッシュシートなど、どこまで含まれているのか確認しましょう。

④ 追加料金の条件

狭い敷地や特殊な家の形状などで、追加費用が発生する可能性があるか確認しておきます。

⑤ 「足場無料」の場合の総額

足場が無料でも、塗装工事を含めた総額が適正なのか確認しましょう。

→ 見積りの注意点と会社の見極め方【3分】 

足場代だけで業者を選ばない

複数の会社から見積りを取ると、足場代に違いがあることがあります。

例えば、

A社:18万円
B社:23万円
C社:15万円

だったとします。

一番安いC社を選びたくなるかもしれません。

しかし、足場代だけでは判断できません。

塗装工事そのものの内容にも違いがあるかもしれません。

足場代と塗装工事を含めた全体の内容を比較することが大切です。

会社選びの流れを知りたい方へ

ここまでの内容は、塗装会社選びで確認したいことの一部です。

建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。

リフォーム会社にも、塗装会社にも共通する会社選びの基本を、順番に知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ

外壁塗装の足場代は、一般的に1㎡あたり700~1,000円程度が一つの目安です。

30坪前後の住宅では、15~25万円程度になるケースもありますが、建物の高さや形状、敷地条件などによって変わります。

そのため、「足場代が20万円だから高い」と金額だけで判断することはできません。

見積書では、

  • 足場の面積
  • 1㎡あたりの単価
  • 含まれている費用
  • 追加料金の条件
  • 工事全体の総額

を確認しましょう。

また、「足場代無料」という言葉にも注意が必要です。

無料かどうかではなく、必要な足場が適切に設置され、工事全体の価格と内容に納得できるかを確認することが大切です。

外壁塗装は、足場代だけを見て業者を選ぶのではなく、塗装内容や補修、使用する塗料、保証なども含めて比較しましょう。

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