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外壁塗装は何から始める?業者選び・見積り・工事の流れを建築士が解説

執筆:二級建築士 安藤 勉
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外壁塗装を考え始めたものの、

「築10年を過ぎたら塗装した方がいいの?」
「どこに相談すればいい?」
「見積りは何を比べればいい?」

など、何から始めればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装は、最初から塗料を選んだり、何社もの見積りを取ったりする必要はありません。

「そろそろ外壁塗装が必要かな」と思ったら、まずは専門家に建物の状態を見てもらうところから始めます。

そのうえで、必要な工事について説明を受け、見積り内容や依頼する会社、契約内容などを確認していきます。

私たちは20年以上、全国のリフォーム会社の調査や、お客様からのご相談を受けてきました。

その経験をもとに、この記事では、外壁塗装を検討し始めてから工事が終わるまで、どの順番で何を確認すればよいのかを分かりやすく解説します。

目次
1.外壁塗装はこの順番で進める
2.外壁塗装はいつ検討すればいい?
3.専門家に現地調査をしてもらう
4.外壁塗装はどこに頼む?
5.見積りは金額だけで比較しない
6.塗料は「何年持つか」だけで選ばない
7.訪問販売や大幅値引きはその場で決めない
8.契約前に工事内容と保証を確認する
9.工事が始まったら工程を確認する
10.工事が終わったら足場を外す前に確認する
11.外壁塗装後に気になる症状が出たら早めに相談する
12.外壁塗装の保証は「何年あるか」だけで判断しない
13.屋根も一緒に確認しておく
14.外壁塗装で後悔しないために大切なこと

外壁塗装はこの順番で進める

「そろそろ外壁塗装が必要な時期かな」と思ったら、まずは専門家に状態を見てもらうところから始めます。

① 専門家に現地調査をしてもらう
   ↓
② 必要な工事について説明を受ける
   ↓
③ 見積りと工事内容を確認する
   ↓
④ 依頼する会社を決める
   ↓
⑤ 契約内容を確認する
   ↓
⑥ 工事中の施工内容を確認する
   ↓
⑦ 完成後の仕上がりを確認する

外壁塗装では、塗料や価格に目が向きがちですが、最初に大切なのは、現在の建物の状態を専門家に確認してもらうことです。

順番に見ていきましょう。

外壁塗装はいつ検討すればいい?

外壁塗装は「築10年になったら必ず必要」というものではありません。

外壁材の種類や以前に使われた塗料、日当たりや雨風などの環境によって、劣化の進み方は変わります。

ただ、築10年前後になったり、

  • 外壁を触ると白い粉がつく
  • 色あせが目立ってきた
  • 外壁にひび割れがある
  • コーキングに割れや隙間がある
  • 塗膜が剥がれたり膨れたりしている

といった症状が気になり始めたら、一度専門家に見てもらうタイミングと考えてよいでしょう。

大切なのは、お客様自身で「塗装が必要」「まだ大丈夫」と判断することではありません。

専門家に状態を見てもらい、今すぐ塗装が必要なのか、まだしばらく様子を見てもよいのか、塗装以外の補修が必要なのかを確認することです。

「そろそろかな」と思ったら、まずは一度見てもらう。そこから外壁塗装を検討していけば十分です。

→ 外壁塗装は築10年で必要?まず確認したいこと

外壁のひび割れが気になっている方は、こちらも参考にしてください。

→ 外壁のひび割れは放置して大丈夫?

専門家に現地調査をしてもらう

「そろそろ外壁塗装が必要かな」と思ったら、塗装会社などに現地調査を依頼します。

現地調査では、単に「塗装が必要かどうか」だけを見るわけではありません。

外壁材の種類や劣化状況、ひび割れ、コーキングの状態などを確認し、今どのようなメンテナンスが必要なのかを判断してもらいます。

ここで大切なのは、最初から「塗装すること」を前提にしないことです。

たとえば、雨漏りしている場合は、原因によっては外壁を塗装しても直りません。また、外壁そのものの傷みが進んでいれば、塗装以外の補修が必要になることもあります。

現地調査では、

  • どこが傷んでいるのか
  • なぜ工事が必要なのか
  • どのような工事や補修をするのか
  • 今すぐ工事が必要なのか

などを、できれば写真を見ながら説明してもらいましょう。

「傷んでいるから塗装しましょう」だけではなく、現在の状態と必要な工事をきちんと説明してくれるか。

ここは、その後の会社選びでも大切な判断材料になります。

→ 外壁塗装の現地調査は何を見る?良い会社の見分け方

外壁塗装はどこに頼む?

外壁塗装を依頼できる会社には、主に、

  • 家を建てたハウスメーカー
  • 地域の工務店
  • 塗装専門店

などがあります。

それぞれに特徴があるため、「どこに頼めば一番よい」と一概には言えません。

家を建てたハウスメーカーは、建物の仕様を把握している安心感があります。一方で、実際の塗装工事は協力会社が行うこともあり、塗装専門店へ直接依頼する場合と比べて費用が高くなることがあります。

また、ハウスメーカー以外へ依頼する場合は、住宅の保証に影響しないか確認しておくことも大切です。

ハウスメーカーと塗装専門店の費用や保証の違いについては、こちらで詳しく解説しています。

→ ハウスメーカーの外壁塗装は高い?塗装専門店との費用・保証の違いを建築士が解説

工務店は、外壁だけでなく屋根や雨漏りなど住まい全体について相談しやすいのが特徴です。

塗装専門店は、外壁・屋根塗装を専門に扱っているため、塗料や施工方法について詳しい会社も多くあります。

ただし、「塗装専門店だから安心」「ハウスメーカーだから安心」と会社の種類だけで判断することはできません。

大切なのは、

  • 建物の状態をきちんと調べてくれるか
  • 必要な工事とその理由を説明してくれるか
  • 誰が実際に施工するのか
  • 誰が現場を管理するのか
  • 工事後の不具合にどう対応するのか

まで確認して選ぶことです。

→ 外壁塗装は塗装店と工務店どっちがいい?それぞれのメリット・デメリット

信頼できる塗装会社は「説明の中身」を見る

会社を選ぶときは、ホームページや口コミだけではなく、現地調査や見積りのときに、どのような説明をしてくれるかも見ておきましょう。

信頼できる会社は、

  • どこが傷んでいるのか
  • なぜその工事が必要なのか
  • なぜその塗料を提案するのか
  • どこまでが見積りに含まれているのか
  • 工事後にどのような保証があるのか

などを、できるだけ分かりやすく説明してくれます。

反対に、

といった話ばかりで、建物の状態や工事内容について十分な説明がない場合は注意した方がよいでしょう。

外壁塗装は、工事が終わると下地処理など見えなくなる部分もあります。

だからこそ、契約前に工事の中身をきちんと説明してくれる会社かどうかを見ることが大切です。

→ 信頼できる塗装会社の共通点|契約前に確認したいこと

見積りは金額だけで比較しない

外壁塗装では、複数の会社から見積りを取る「相見積り」をする方もいます。

相見積りを取ると、会社によって金額だけでなく、提案する塗料や補修方法、工事範囲などが違うことがあります。

ただし、相見積りは一番安い会社を探すために行うものではありません。

たとえば、「A社は100万円、B社は130万円」という場合、つい100万円の会社に目が向くかもしれません。

しかし、外壁塗装の見積りは、合計金額だけでは比較できません。

確認したいのは、

  • どこまで塗装するのか
  • どの塗料を使うのか
  • 何回塗るのか
  • どのような下地処理をするのか
  • コーキング工事は含まれているのか
  • 軒天や破風、雨樋などの付帯部分は含まれているのか
  • 足場代はいくらか
  • どのような保証があるのか

といった内容です。

同じ「外壁塗装」でも、A社は外壁だけ、B社はコーキングや付帯部分まで含んでいるということもあります。

また、同じ家を見ても、会社によって提案する塗料が違うことも珍しくありません。

そのため、相見積りをする場合も、「いくら違うか」だけではなく、「なぜ工事内容や金額が違うのか」まで説明を受けて比較することが大切です。

相見積りを取る場合も、会社を増やせば増やすほどよいわけではありません。

大切なのは、たくさんの見積りを集めることではなく、それぞれの工事内容や提案の違いを理解して比較することです。

→ 相見積りは何社がいい?

→ 外壁塗装の見積りで塗料が違うのはなぜ?比較するポイント

足場代が高いと感じたら

外壁塗装の見積りでは、足場代もまとまった金額になります。

そのため、「塗装するだけなのに、足場にこんなにかかるの?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、足場は職人が安全に作業するためだけでなく、安定した姿勢で丁寧に施工するためにも必要なものです。

また、建物の大きさや形、敷地の状況などによっても足場代は変わります。

そのため、足場代だけを見て「高い」「安い」と判断するのではなく、建物の条件や足場の範囲に対して妥当な金額なのかを確認しましょう。

→ 外壁塗装の足場代が高い気がする。適正価格はいくら?見積書の確認ポイント

予算オーバーしそうなら工事内容を整理する

見積りを取ってみると、考えていた予算を超えることがあります。

その場合、すぐに「もっと安い会社を探そう」と考えるのではなく、まずは見積りに含まれている工事内容を整理することが大切です。

たとえば、

  • 今回必ず行った方がよい工事
  • 数年後でもよい工事
  • 希望によって追加している工事

に分けて考えると、予算を調整しやすくなります。

また、外壁と屋根を同時に工事する場合は足場を共用できるため、別々に工事するより結果的に費用を抑えられることもあります。

反対に、予算を下げるために必要な下地処理や補修まで削ってしまうと、工事後の不具合につながることがあります。

大切なのは、単純に金額を下げることではなく、どの工事を優先するべきかを説明してもらうことです。

→ 外壁塗装で予算オーバーしやすい人の共通点

塗料は「何年持つか」だけで選ばない

外壁塗装では、「この塗料は20年持ちます」「30年持つ高耐久塗料です」といった説明を受けることがあります。

耐久性は塗料を選ぶうえで大切ですが、数字だけを見て塗料を決めるのはおすすめできません。

実際の耐久性は、塗料そのものの性能だけでなく、

  • 外壁材との相性
  • 下地の状態
  • 下塗り材の選び方
  • 塗料メーカーが定めた施工方法
  • 日当たりや雨風などの環境

などによっても変わります。

また、どれだけ高性能な塗料を使っても、下地処理や施工方法に問題があれば、本来の性能を発揮できないことがあります。

そのため、

「何年持つ塗料ですか?」

だけでなく、

「なぜ、この家にこの塗料を使うのですか?」

と聞いてみることをおすすめします。

その理由を、外壁の状態や材質などとあわせて説明してくれるかどうかも、会社を見る一つのポイントになります。

→ 「30年持つ塗料」と言われたけど本当?

訪問販売や大幅値引きはその場で決めない

外壁塗装では、突然訪問してきた業者から、

などと勧められることがあります。

もちろん、訪問販売だから悪い会社とは限りません。

ただし、外壁塗装はその場ですぐに契約しなければならない工事ではありません。

特に、

  • 「今すぐ工事しないと危険」と不安をあおる
  • 大幅な値引きを提示して契約を急がせる
  • 「近所で工事中だから足場代を安くできる」などと強調する
  • 十分な現地調査や説明をせず契約を勧める

といった場合は、一度冷静に考えた方がよいでしょう。

本当に必要な工事であれば、その場で決めなくても、建物の状態や工事内容について説明を受けてから判断できます。

「今日だけ」「今決めれば」と契約を急かされたときほど、いったん持ち帰って検討することをおすすめします。

→ 訪問販売の外壁塗装は危険?契約前に確認したこと

→ 点検商法とは?「屋根が浮いています」と言われた時の対処法

契約前に工事内容と保証を確認する

依頼する会社が決まったら、契約する前に、見積りで説明を受けた内容が契約書や見積書にきちんと記載されているか確認します。

特に確認しておきたいのは、

  • 塗装する範囲
  • 使用する塗料と塗装回数
  • 下地補修やコーキング工事の内容
  • 軒天・破風・雨樋など付帯部分の工事
  • 工事金額と支払い条件
  • 追加工事が発生した場合の扱い
  • 工事後の保証内容

などです。

口頭で「そこも塗っておきます」「悪いところがあれば直します」と説明を受けていても、後から認識が食い違うことがあります。

そのため、工事内容や金額に関する大切なことは、できるだけ書面で確認しておくことをおすすめします。

また、保証については「10年保証」などの年数だけではなく、何が保証され、どのような場合が保証対象外になるのかまで確認しておきましょう。

外壁塗装では、工事後に不具合が起きたとき、施工が原因なのか、経年劣化など別の原因なのかによって、保証の対象になるかが変わることがあります。

契約前に保証の範囲まで確認しておくと、工事後のトラブルを防ぎやすくなります。

→ 外壁塗装の保証は何年必要?長ければ安心なの?

工事が始まったら工程を確認する

外壁塗装が始まったら、毎日ずっと工事を見ている必要はありません。

ただし、どのような工程で工事が進んでいるのかは確認できるようにしておくことをおすすめします。

外壁塗装では、一般的に、

高圧洗浄
 ↓
下地補修・コーキング工事
 ↓
下塗り
 ↓
中塗り
 ↓
上塗り

といった流れで工事が進みます。

特に、下地補修やコーキング工事、下塗り、中塗りなどは、工事が進むと見えなくなる部分です。

そのため、施工中の写真を撮ってもらい、

  • どこを補修したのか
  • 下地処理をどのように行ったのか
  • 下塗り・中塗りをきちんと行ったのか

などを後から確認できるようにしておくと安心です。

写真を残すことは、工事店を疑うためではありません。きちんと施工したことを、お客様と工事店の双方で確認するための記録と考えるとよいでしょう。

→ 外壁塗装の写真提出は必要?工事後に確認したいポイント

追加工事が必要になったら、先に金額を確認する

工事が始まってから、足場を組んだり傷んだ部分を詳しく確認したりしたことで、見積り時には分からなかった補修が必要になることもあります。

追加工事そのものが問題なのではありません。

大切なのは、工事をする前に「なぜ必要なのか」「いくら追加になるのか」の説明を受け、納得してから進めてもらうことです。

「必要だったので直しておきました」と工事後に追加請求されると、トラブルになりやすくなります。

→ 外壁塗装で追加費用が発生する理由|契約後に費用が増えるケースとは?

工事が終わったら足場を外す前に確認する

外壁塗装が終わったら、できれば足場を外す前に仕上がりを確認しましょう。

足場を外してしまうと、2階部分や軒天、破風など、お客様からは確認しにくくなる場所があります。

確認するときは、

  • 塗り残しがないか
  • 塗料の飛散や汚れがないか
  • 色ムラなど気になるところがないか
  • コーキングの仕上がりに問題がないか
  • 雨樋や破風など、見積りに含まれていた部分が施工されているか

などを見ておきます。

ただし、お客様自身ですべての施工品質を判断する必要はありません。

気になるところがあれば、

「ここはこの仕上がりで大丈夫ですか?」

と工事店に確認し、必要であれば説明や手直しをしてもらいましょう。

また、高い場所を確認するために、**お客様自身が足場に上る必要はありません。**危険ですので、見えない場所は工事店に写真を見せてもらうなどして確認します。

できれば、気になる点を確認してから足場を撤去してもらうと、その場で対応してもらいやすくなります。

→ 外壁塗装の引渡し前チェックポイント|完成後に確認したい7つの項目

外壁塗装後に気になる症状が出たら早めに相談する

外壁塗装が終わった後に、

  • 塗膜が剥がれてきた
  • 塗膜が膨れてきた
  • コーキングが割れてきた
  • 塗った色がイメージと違う

など、気になることが出てくる場合があります。

このようなときは、自分で補修したり、そのまま様子を見続けたりせず、まずは施工した会社に相談しましょう。

特に、塗装してからそれほど年数が経っていないのに剥がれや膨れが発生した場合は、下地処理や塗料との相性、施工時の条件などが関係している可能性もあります。

ただし、症状が出たからといって、必ず施工不良とは限りません。

大切なのは、何が原因でその症状が起きているのかを確認することです。

→ 外壁塗装が剥がれた原因は?施工不良との見分け方

「思っていた色と違う」と感じた場合

外壁塗装では、色見本で選んだ色と、実際に家全体へ塗った色の印象が違って見えることがあります。

面積の大きさや光の当たり方などによって見え方が変わるためです。

ただし、単にイメージと違うのか、指定した色と違う塗料が使われたのかでは話が変わります。

気になる場合は、まず契約時の色番号などを確認し、施工会社に相談しましょう。

→ 外壁塗装後に色がイメージと違う…やり直してもらえる?原因と対処法を解説

外壁塗装の保証は「何年あるか」だけで判断しない

外壁塗装では、「5年保証」「10年保証」など、工事後の保証が付いていることがあります。

保証期間が長いと安心に感じますが、年数だけで保証の良し悪しを判断することはできません。

大切なのは、

  • どのような不具合が保証されるのか
  • どのような場合は保証対象外になるのか
  • 不具合の原因を誰が確認するのか
  • 実際に不具合が起きたとき、どのように対応してもらえるのか

まで確認することです。

たとえば、塗装後に塗膜が剥がれたとしても、施工会社が「施工不良ではなく、外壁そのものの劣化が原因」と判断すれば、保証の対象にならないこともあります。

つまり、外壁塗装の保証で難しいのは、保証書があるかどうか以上に、「その不具合が施工によるものなのか」を誰が判断するのかという点です。

契約前には「何年保証ですか?」だけでなく、「もし塗装後に剥がれや膨れが起きた場合、原因は誰が確認するのですか?」と聞いてみるのもよいでしょう。

→ 外壁塗装の保証は何年必要?長ければ安心なの?

保証全体の仕組みや、施工会社との見解が分かれた場合の考え方については、こちらで詳しく解説しています。

→ リフォーム工事の保証とは?保証期間・保証内容・確認ポイントを建築士が解説

屋根も一緒に確認しておく

外壁塗装を検討するときは、屋根の状態も一緒に確認してもらうことをおすすめします。

外壁と屋根は、どちらも紫外線や雨風の影響を受けています。また、屋根の工事にも足場が必要になることが多いため、外壁塗装と同じタイミングで状態を確認しておくと、今後のメンテナンス計画を立てやすくなります。

ただし、屋根も必ず一緒に塗装した方がよいということではありません。

屋根材の種類や劣化状態によっては、

  • まだ工事をしなくてもよい
  • 塗装でメンテナンスできる
  • 塗装しても長持ちしにくい
  • 塗装ではなく、別の工事を検討した方がよい

といった判断に分かれます。

特に屋根材の傷みが進んでいる場合などは、塗装ではなく、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる「カバー工法」や、古い屋根材を撤去して新しくする「葺き替え」を検討することもあります。

大切なのは、「外壁を塗るから屋根も塗る」と決めるのではなく、屋根の状態を確認したうえで、今どのようなメンテナンスが必要なのかを判断してもらうことです。

→ 屋根塗装と屋根カバー工法どっちがおすすめ?後悔しない選び方を解説

また、屋根材によっては塗装に向かないものもあります。

→ 塗装しても長持ちしない屋根とは?2000年前後の屋根は要注意

外壁塗装で後悔しないために大切なこと

外壁塗装では、塗料の種類や価格、保証年数など、気になることがたくさんあります。

もちろん、どれも確認しておきたいことですが、それ以上に大切なのは、建物の状態をきちんと確認し、その家に必要な工事を提案してくれる会社を選ぶことです。

同じ家を見ても、会社によって提案する工事や塗料、見積り金額が違うことがあります。

だからこそ、

  • なぜ今、塗装が必要なのか
  • なぜこの補修が必要なのか
  • なぜこの塗料を使うのか
  • どのような施工をするのか
  • 工事後に問題が起きたらどう対応するのか

について、納得できる説明をしてくれる会社かどうかを見てください。

外壁塗装は、「何を塗るか」だけでなく「誰に頼むか」も大切な工事です。

外壁塗装で失敗したくない方へ

ここまでの内容は、外壁塗装で確認したいポイントの一部です。
見積りと相場・塗料と工事・保証と工事後対応の3つに分けて、契約前に確認したいポイントをまとめています。
塗装会社を決める前に、ぜひ一度ご確認ください。

まとめ

外壁塗装は、「築10年になったから」「外壁が少し傷んできたから」と、すぐに塗装を決める必要はありません。

「そろそろ必要かな」と思ったら、まずは専門家に建物の状態を見てもらい、今どのようなメンテナンスが必要なのかを確認することから始めましょう。

そのうえで、

  • 必要な工事とその理由
  • 見積りの内容
  • 使用する塗料
  • 契約内容や保証
  • 工事中の施工内容
  • 完成後の仕上がり

を順番に確認していけば、外壁塗装での失敗を防ぎやすくなります。

そして何より大切なのは、価格や塗料の性能だけで決めるのではなく、建物の状態をきちんと確認し、必要な工事について分かりやすく説明してくれる会社を選ぶことです。

分からないことをそのままにせず、一つずつ確認しながら進めていきましょう。

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