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執筆:二級建築士 安藤勉
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ハウスメーカーでリフォームの見積りを取った時、「思ったより高い」と感じたことはありませんか。
実際、同じような工事でも、ハウスメーカーと工務店で大きな価格差が出ることがあります。ただし、「ハウスメーカーは高いからダメ」という話ではありません。
大切なのは、なぜ価格差が生まれるのかを知ることです。
今回は、ハウスメーカーと工務店の見積りが違う理由について説明します。
ハウスメーカーの見積りが高くなる理由
ハウスメーカーは、一般的に営業担当、設計担当、工事管理担当など複数の部門で工事を進めます。そのため、工事費以外にも、
- 営業費
- 本部経費
- 管理費
などが含まれることがあります。その結果、工務店より見積りが高くなる場合があります。
実際に工事するのは誰なのか
意外に思われるかもしれませんが、ハウスメーカーが直接工事を行うのではなく、実際の施工は協力会社が担当するケースも少なくありません。
もちろん、これ自体が悪いわけではありません。管理体制に価値があり、安心感につながることもあります。
ただ、契約する会社と、実際に工事をする会社が違うことで、費用に差が出ることがあります。
リフォーム会社には大きく2つのタイプがある
リフォーム会社は、大きく分けると
- 工事店
- リフォーム営業会社
の2つに分けて考えることができます。
工事店とは、工務店や塗装店など、実際の工事や現場管理に深く関わる会社です。
一方、リフォーム営業会社は、お客様との契約や営業活動を行い、実際の工事は協力会社へ依頼する形態の会社です。ハウスメーカーや大手リフォーム会社の中にも、このような形態を取る会社があります。
もちろん、どちらが良い・悪いという話ではありません。
ただ、同じ工事内容でも、施工体制の違いによって価格差が生まれることがあります。そのため、見積りを比較する時は、会社名だけではなく、「実際に誰が工事するのか」を確認することも大切です。
同じ工事でも100万円以上差が出ることもある
私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査や、お客様からのご相談をお受けしてきました。
その中には、同じような工事内容にもかかわらず、100万円以上の差が出ているケースもあります。特に外壁塗装や水回りリフォームなどでは、施工体制や管理費の違いによって、数十万円から100万円以上差が出ることもあります。
もちろん、保証内容や工事内容が異なる場合もあります。しかし、詳しく確認すると、施工体制や管理費の違いが価格差につながっていたケースも少なくありません。
必ずしも工事品質の差とは限らないこともあります。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
直接施工なら安くなることもある
工事店へ直接依頼することで、リフォーム営業会社を介さない分、中間マージンを抑えられる場合があります。
その結果、同じような工事内容でも、3割以上安くなるケースもあります。
ただし、「安いから良い」とは限りません。大切なのは、適正な価格で責任ある工事が行われることです。
自社施工については、こちらで詳しく説明しています。
私たちが会社選びで確認していること
優良工事店ネットワークでは、価格だけで会社を評価していません。確認しているのは、
- 建設業許可
- 施工体制
- 見積り内容
- 保証体制
です。
大切なのは、安さではなく、適正な価格で責任ある工事ができる会社かどうかです。
また、見積りを見る時は、価格だけで判断しないことも大切です。確認したいのは、
- 工事内容
- 保証内容
- 現場管理
- アフターサービス
です。見積りの比較方法については、こちらで詳しく説明しています。
まとめ|価格差の理由を確認しよう
ハウスメーカーの見積りは、工務店や直接施工の会社より高くなることがあります。
ただし、「高いから悪い」「安いから良い」というわけではありません。
大切なのは、ハウスメーカーか工務店かではなく、「工事店」なのか、「リフォーム営業会社」なのか、という視点です。
その違いを理解したうえで比較することが大切です。価格差の理由が分かると、「高いか安いか」だけではなく、「どんな会社に依頼するのか」という視点で判断できるようになります。
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