ペットは、疲れを癒してくれたり、笑い合い、時には喧嘩して、色々な表情で日々に潤いをあえてくれる大切な家族です。

リフォームを検討する際は、私たちと同様にペットにとっても快適な環境になるように考えてあげたいものですね。それに、ペットリフォームで、お世話が楽になれば、コミケ―ションも増えて、一石二鳥です。

今回は、小型犬や中型犬、猫と一緒に暮らしているみなさんにペットと楽しく暮らすためのリフォームの方法をご紹介いたします。ペットと生活していると色々なお悩みが出てくると思います。リフォームによって解決できることがたくさんありますので、最後までしっかりお読みになってください。

ペットリフォームを計画するにあたって、ペットを飼っていて困っていることをリストアップしていきます。リストアップすることで、頭の整理ができ、リフォーム会社に相談するときに役立ちます。また、リストアップした中には自分で解決できることもあります。その場合は、解決方法も合わせて考えていきます。まずは、ペンを持って紙に色々と悩みを書いてみましょう。

例）

●フローリングや壁紙がペットの爪跡でキズだらけになってしまう

●ペットの排泄物の臭いが気になる

●フローリングはツルツルとすべるのでペットの足腰が心配…

●ペットがお漏らしして掃除が大変

いくつか問題点を挙げてみましたが、みなさんもこんなお悩みはありませんか?それぞれの家庭によっても悩みは色々だと思います。次にこれらお悩みの解決策について考えていきましょう。

床の材質選びで問題解決？

床や壁をリフォームする際は、色目や質感も大事ですが、どういう特性をもっているかも検討しましょう。

フローリングは、ツルツルした材質なので、滑りやすくペットは歩くのも大変です。元気に走ろうとしても滑ってしまいます。また、床を爪で引っ掻く音がカチャカチャとしてうるさく感じる方もいらっしゃいます。

そうなると人間もペットもお互いストレスがたまってしまいますし、滑らないように爪をたててしまうとキズが増えてます。ではどのような床材を使用すればよいのでしょうか？

床には、弾力性のあるコルク材や滑りにくいクッションフロアを使うとよいでしょう。歩きやすくなってペットのストレスは軽減され、キズの心配も減ります。どうしてもフロア材のを使用したい場合は、傷がつきにくく歩きやすいペット用のフローリング材を選びましょう。ダイケンのワンラブフロアIIがおすすめです。そのほかにも、柔らかい木材を使用し塗装により滑らず汚れにくくなっているフローリングもあります。ペットへの負担が少なく、掃除も楽なフローリングです。

とくに小型犬は足腰が弱いで滑る床は大敵です。ヘルニアになってしまうこともありますので、ペットリフォームの際は滑らない床にすることが重要です。

また、コルク材やクッションフロアはアンモニアに強い素材です。もしペットがお漏らししても、ケアが簡単。飲み水のトレーをひっくり返しても、慌てずに済みます。

壁も材質が大事！

次に、ペットから受けるキズが意外に大きい壁について考えてみましょう。爪研ぎによるキズ、身体を擦り付けることによる汚れを解決したいところですね。

リフォームするときに、室内の壁は全面同じ材質にする方法が一般的です。
これとは別に、床から腰の高さまで板を貼って、それより上の部分にクロスを貼る方法があります。床から腰までの壁を腰壁と呼んでいます。

通常、腰壁は板や化粧シートを貼った壁材が使われますが、ペット対応のものもあります。ペットは、気に入った場所に身体をこすりつけるという習性があるので、キズに強く、抜け毛やホコリが溜まりにくい素材を選ぶとよいでしょう。

そうすれば掃除が楽になり、ニオイやアレルゲンを溜め込まずに快適な室内を保てます。

その他の壁や天井をリフォームする場合にオススメなのは、脱臭効果のある珪藻土です。

珪藻土とは……藻類の一種である珪藻の殻からできています。室内の湿気をコントロールし、脱臭効果もあります。またシックハウス防止の効果もあり健康面でもメリットがあります。

ペットの匂いを軽減できるだけでなく、料理の匂いや生活臭も抑えられますよ。

ペットが喜ぶ空間つくり

余裕があればペットが喜ぶ場所づくりを考えたいものです。家具の配置や生活の動線に影響の少ない壁には、キャットタワーやキャットウォークを設置しましょう。

設置するとどんな効果が?

キャットタワーは、猫の安らぎの場所になります。猫は高い場所が好きですから、テーブルや食器棚の上などに上りたがります。そんな所に上ってもらうより、猫専用の場所を用意したほうが人間にとっても良いのです。

またキャットタワーには運動不足やストレスを解消する効果もあります。

室内で暮す小型犬や猫のためには、ペットゲートの設置も考えたいですね。空調の効果を高めるために部屋のドアを閉めていても、専用の出入り口があればペットは自由に家中を散歩できてストレスフリー に過ごせます。

ペット用シャンプー台もあります。シャンプーだけでなくグルーミングもできた り、トイレの始末も楽になります。

まとめ

リフォームといえば床はフローリングに……そういう既成概念にとらわれずに、ペットと一緒に快適に暮らすにはどんな方法があるのか、柔軟に検討してみてください。

まずは、困っていること、不安点、理想の暮らしを書き出してみましょう。

問題あるところに解決策あり、その解決策はプロに相談することで解決します。ペットリフォームの知識と経験豊富なプロに相談しましょう。

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