ビルトインガスコンロとIHクッキングヒーターの特徴

調理設備の買い替を検討している皆さんに、ビルトインガスコンロと、IHクッキングヒーターの特徴を説明いたします。

ガスコンロの特徴

ビルトインガスコンロ

ガスはコンロを替えても、鍋を替える必要ないのが特徴です。土鍋も使うことができます。ガスは炎が見えるので、いつでも炎を見ながら火力調整が出来るので安心です。火力の強弱によって、食材の加熱状況がわかるので調理の見通しもつき大変便利です。火を使うため、少し危険なイメージがあるガスコンロですが、全てのバーナーにセンサーがついているので、揚げ油が発火する前に鍋底の温度を感知して自動消火して、火災を防ぎ、ます。消し忘れ時の自動消火や、煮こぼれや風で火が消えた場合に自動でガスを止める機能などが搭載されています。

すべてのバーナーにセンサーが搭載されている最近のガスコンロには、欲しかった機能が多く搭載されています。ベーシックな機種でも、湯沸かし機能や、炊飯機能などが搭載されていて、ミドルグレードな製品になると、10度刻みでの揚げ物の温度設定が出来たり、切り身や干物、自動的に焼き魚が出来るオートグリル、コンロにもグリルにもタイマーが設定出来るなど、料理が便利になる機能が搭載されています。さらにハイグレード機種になると、音声での案内や、液晶表示での火力表示など、機能的にはIHと変わらない機能が装備されている機種もあります。機種のグレードや、機能的にもほとんど差がないガスコンロとIH、グレードや天板色などをじっくり検討できる機種が、どちらも豊富に揃っています。

■ガスコンロのメリット

IHクッキングヒーターや従来のガスコンロに比べて良い所は、高火力バーナーを利用出来るところです。中華などはあおりながら調理が出来ます。調理器具を選ばないのもメリットです。すぐ加熱するので調理をすぐに始められます。温度センサー完備で揚げ物も安心です。

■ガスコンロのデメリット

ガスコンロのデメリットは直接火をかざすので危険なところです。しかし、IHと比べて多少危険なだけで、利用方法を間違えなければ火災になることはまずありません。また充分に換気や空調対策が取れないキッチンでは夏場の調理をするのが暑いのもデメリットの1つです。プロパンガスの場合はガス料金が高いこともあります。また、災害時に復旧が遅れる可能性があります。内装制限があるため、木などの燃えやすいインテリアが利用できません。冬場になると空気を燃焼し水蒸気を発生するため、結露になることもあります。炎をつかうので、洋服の袖のへのもらい火や、お子様のいたずらなどでの火災が心配という人もいます。

IHクッキングヒーターの特徴

IHクッキングヒーター

IHは、電磁誘導加熱といって、磁力で金属鍋の底を加熱する仕組み調理には鉄・ステンレスの鍋を使います。オールメタルといい、金属製鍋全般に対応できるものもありますので、お手持ちの鍋を引き続き使うならオールメタルの機種を検討しましょう。IHに対応していない土鍋やガラス鍋を使っての調理はできません。IHは、炎が出ないので加熱状況は天板の液晶で確認します。上から加熱状況が見られますので、楽な姿勢で調理が出来ます。電気で磁力を起こし、鍋底をジュール熱で温めての調理なので、調理中の袖のもらい火の心配がありません。IHではヒーターは調理直後は鍋から伝わった熱で鍋や天板が高温になっています。そこで、IHは「熱くない」と思ってうっかり触ってしまい火傷をしてしまうケースがあるようです。フルフラットなガラス天板は、見た目もすっきりして、調理中にもいろいろなものを置けるなど、キッチンを広々と使うことができます。お手入れもフラットな天板をサッとひと拭きで済みます。

■IHクッキングヒーターのメリット

直接火を使わないので安全。トッププレートをさっと拭けるので衛生的・拭きこぼれもなく安心です。天板がスッキリしているのが特徴でもあります。使用していない部分を調理スペースとして利用出来ます。調理本やといた卵などを近くに置きながらの調理も問題なくできます。内装制限が適用されないため、自由な内装が可能です。天婦羅火災の危険が減って、揚げ物が簡単に出来ます。新聞紙で蓋をすることが可能です。IHヒーターを利用すると電気代が安くなります。高齢者や子どもでも安心・安全。夏場の調理も暑くありません。災害時の復旧が早いのも特徴です。ガスより電気のほうが先に復旧すると言われています。プロパンガスを利用していたお宅の場合は買い替えメリットが高く保温が楽に出来ます。焦げ付きを気にせず温度を保ちやすいのもメリットです。

■IHクッキングヒーターのデメリット

「使用できる鍋に制限がある」IHクッキングヒーターは、ガスコンロと違い電磁線によって発生する熱を利用して鍋を加熱しますので、電磁線を通さない鍋を使用することはできません。「停電時に使用できない」台風や地震などの災害時に停電になってしまった場合には、IHクッキングヒーターを使用することは出来なくなります。「消費電力が大きい」節電効果が高いと言われているオール電化ですが、IHクッキングヒーター単体で考えると決して節電効果が高くありません。IHクッキングヒーターの消費電力は、最大5800wと言われており、これは家庭内にある電化製品で最大消費電力を要するドライヤーの約4倍にもなるそうです。「電磁波による健康被害」IHクッキングヒーターのデメリットを考える際に、避けられないのが電磁波の問題です。テレビや雑誌などで、電磁波が人体に悪影響を与えているという特集をよくみかけます。必ず取り上げられるのが、携帯電話や電子レンジにIHクッキングヒーターです。IHクッキングヒーターは、電化製品なので当然電磁波は少しは発生しています。しかし、IHクッキングヒーターから発生している電磁波の数値は、国際基準に定められている安全基準の数値を大幅に下回っているという事実もあります。「導入費用が高い」一般的なガスコンロが平均5万円~10万円くらいですが、IHクッキングヒーターの導入費用は平均20万円~40万円と高額になります。本体価格10万円前後というお手軽なIHクッキングヒーターも多数販売されていますが、設置するための工事費用まで考えると15万円~20万円程度になると見ておいていいでしょう。

最近のおすすめ商品

ビルトイン型(3口・2口IH)、据置型

新築でオール電化を検討している方、既にビルトインコンロを利用してい方に向いています。現在60cmのコンロを使っている場合でも、トッププレートが75cmのIHクッキングヒーター(本体幅60cm)に取り替えが可能なので、広々と調理が出来るようになります。

オールメタル対応

電気抵抗を利用して加熱するというIHの特性上、従来のIHでは利用できなかった金属(アルミ)の鍋にも対応している機種があります。 オールメタル対応の場合なら、家庭でお手持ちの鍋を使うこともできます。

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